SDGsとは「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」のこと。人々が安定して暮らしていくために定められた、2030年までに達成すべき具体的な目標を指します。
サンキュ!読者の皆さんも、SDGsについて耳にする機会も増えてきたのではないでしょうか?
最新トレンドや社会問題について調査するサンキュ!STYLE取材班が、最新のSDGs情報をご紹介する連載「39SDGs WeeklyNews」。今回は、サンキュ!STYLE 取材班の植松愛実がお届けします。

- 万博会場にはマイボトルで!給水スポット利用200万回突破
- 今こそ触れて・使って・残したい!純国産シルクの新商品発売
- 楽しく遊びながら森を学ぶ!フォレストアドベンチャーが拡充
- 明日がちょっといいミライに!今日のワンステップ
万博会場にはマイボトルで!給水スポット利用200万回突破
2025年4月に開幕した大阪・関西万博では、SDGs達成のプラットフォームとなることが大きな目標のひとつ。そこで、万博会場内では来場者のマイボトル持参をうながすため、浄水器などを製造するOSGコーポレーションが無料給水スポットを32カ所で提供しています。
その給水スポットの利用回数が、5月30日には200万回を突破!会場内でのプラスチックごみ削減はもちろん、ボトルが空になったらいつでも無料で補給できるので熱中症対策にも役立っています。
給水スポットは、一般的な500mlのボトルでも、あるいはもっと小さなボトルやタンブラーでも利用可能とのこと。ぜひ万博会場を訪れるときはマイボトルを持って行ってくださいね!
今こそ触れて・使って・残したい!純国産シルクの新商品発売
2014年に世界文化遺産に登録された、群馬県富岡市の富岡製糸場。かつてシルクの原料である生糸の生産が盛んに行われていた場所ですが、現在も「富岡シルク」と呼ばれる純国産のシルクが作り続けられているのをご存じでしょうか。
純国産というのは、輸入した生糸を国内でシルクに仕上げるのではなく、蚕(かいこ)からすべて国内で作っているということ。その「富岡シルク」のラインナップに、2025年6月10日から新商品が登場します。
鮮やかな黄色い糸が特徴の「ぐんま黄金」というめずらしい品種の蚕を使ったシルクで、環境に配慮して染色はせず、天然のままの色とのこと。シルク本来のつややかな光沢と清涼感ある肌ざわりはもちろん、吸湿性にもすぐれていて、寝具や扇子など複数の商品が、富岡製糸場内にある富岡シルクギャラリーに並びます。
ファストファッションが当たり前になった現代だからこそ、伝統の技を使った天然のシルクに触れて、実際に使っていくことで、次の世代にも残していきたいですよね。
楽しく遊びながら森を学ぶ!フォレストアドベンチャーが拡充
「フォレストアドベンチャー」とは、森を大規模に開発することなく自然の立木をそのまま利用して作られた、フランス生まれのコンセプトに沿ったアウトドアパークで、近年日本でも広がりを見せています。
全国に45カ所(2025年5月現在)のパークを展開する株式会社フォレストアドベンチャーでは、6月から自然学習プログラムを全面的に強化。森で遊ぶことをとおして森の価値を再認識し、持続可能な森林維持活動につながることを目指しています。
木から木へ空中移動するスリル満点のアクティビティから、小さな子どもでも安全に楽しめるコースまで、各地でさまざまなプログラムが用意されていて、夏休みのおでかけにもぴったり。なお、利用できる年齢や身長などはパークやコースごとに異なるため、あらかじめ確認してから予約してください。
明日がちょっといいミライに!今日のワンステップ
SDGsと聞くと「ちょっとむずかしそう…」「自分には関係ない」と感じてしまいませんか?じつはそんなことないんです!取り組みやすいこともたくさんあります。今週、筆者がやってみたことをご紹介します。
マイボトル、何入れてる?調べてみた!
大阪・関西万博の会場でも利用が広がっている、マイボトル。筆者もここ数年はもう、外でペットボトル飲料を買うことはほとんどないくらい、マイボトル持参が当たり前の生活になってきました。
みなさんは、マイボトルにどんな飲み物を入れているでしょうか。調べてみると、やはりお茶を入れる人が多いようですが、なかにはマイボトルに水と粉を入れるだけで簡単にフレーバーティーやジュースが作れる便利な商品も売っているようです。
最近は手のひらにおさまりそうなサイズの極小ボトルも売っているため、複数のマイボトルを持ち歩いてお茶とジュースを両方楽しむ…なんて方法も。プラスチックごみを減らしながら日々の楽しみを増やせるなら、無理なく続けていけそうですよね。みなさんもぜひ、いつもと違う飲み物をマイボトルで楽しんでみてください!
執筆者・・・サンキュ!STYLE 取材班 植松愛実
気象予報士と料理人の両面で活動。サンキュ!では季節ごとの食材のおいしい食べかたや、家事に役立つ天気の豆知識を執筆中。