【働くママの壁vol.2】シングルマザーが乗り越えた「すべて1人で」の壁

2018/05/20

働くママに悩みは尽きないもの。編集部では今回、シングルマザー(シンママ)が感じている“壁”に着目。人に頼らず1人で背負いがちだった…と語るシンママのmaittocoさんはどのように乗り越えてきたのか。リアルな声をお届けします!

KABE_01:仕事で多忙を極めた結果、子どもが不安定に……

maittocoさんは、長男(10歳)、二男(7歳)の3人家族。13年に離婚し、シングルマザーに。さまざまな仕事を経験し、現在は契約社員としてフルタイムで大学の事務職に就いています。


シンママとなり、「1人で子どもの寄り添わなければ」「1人で家計を支えなければ」という2つの思いが常に交錯していました。仕事が忙しく、帰りが遅い日が続いた結果、子どもが母親の機嫌をうかがうようになり、一方で学校では乱暴な行動を取るように。「自分がきちんと寄り添えていないことで、子どもが我慢やストレスを抱えているのでは?」と自問自答。

▼こう乗り越えた!

どんなに忙しくても、目を見て話すことを心がけた

朝バタバタしないように、前より30分早く起床。子どもを笑顔で余裕を持って送り出すようにしました。また、子どもが話しかけてきたら、家事の最中でもきちんと目を見て話すように。「忙しくても気持ちはあなたに向いているよ」ということを感じてもらえるように心がけたら、学校でのトラブルがゼロに。

KABE_02:家計、育児、家事を1馬力でやらざるを得ず、心身ともに疲れが…

シンママの場合、家事や育児はもちろん、経済面も自分の肩1つにかかるので大変。息抜きするタイミングを失い、心身の調子をくずすことも。「胃カメラ検査を受け、胃薬が手放せなくなるほど自分を追い込んでしまいました」

▼こう乗り越えた!

意識的に「息を抜く」「手を抜く」ようにして完璧を求めない!

「毎日掃除できなくてもいいし、食事が作り置きでもいい。子どもたちもある程度ほうっておいたほうが自立するかも?」というぐあいに、うまく手を抜き、完璧を求めすぎないよう考え方をシフトしました。夕食を作り置きし、近くに住む実母に学童後の世話を頼んでいるほか、時には実家に子どもを預けてライブに出かけたりと、意識して息抜きをするようにし、心身をリフレッシュ!

maittocoさんの場合、人に頼ることで『すべて1人で』という気負いがなくなり、子どもにも余裕を持って向き合えるように。「すべて1人で」「なんでも完璧に」という考えにとらわれすぎず、周囲の人と相談しながら、上手に息抜きができるといいですね。

参照:『サンキュ!』6月号「働くママの「壁」乗り越え白書」より一部抜粋。掲載している情報は18年4月現在のものです。 イラスト/カツヤマケイコ 取材・文/鹿島由紀子

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