赤字家計から「貯まる家計」に変われた人たちの転機とは?
2018/09/04
「上手に貯められている人はもともと金銭感覚が優れている」と思われがちですが、実は「赤字家計」から「貯まる家計」に変わった人は意外に多いよう。主婦200人に「赤字家計から貯まる家計になった経験はあるか」と、そのきっかけを聞いてみました。
3割以上の人が、「赤字家計」から「貯まる家計」に変わった経験あり
「過去に赤字だったのに、現在貯まるようになった経験はあるか」の質問に、31.6%の人が「はい」と答えました。
貯まる家計になった「きっかけ」とは?
では、「赤字家計」から「貯まる家計」に変われたきっかけとは、なんだったのでしょう?
<出産で>
「出産を機に、夫婦別会計をやめて、きちんと家計を管理するようにしました。」
「2人目の子どもが生まれて、貯蓄ができなくなり、家計を見直したのがきっかけです。」
<仕事が・・・>
「私が仕事をやめて収入が夫だけになったのをきっかけに、家計を見直した。」
「夫の転職で約2カ月収入のない期間があり、貯蓄がなかったために両親にお金を借りて生活していたとき、貯蓄の大切さを痛感した。」
<本などの影響で>
「生活情報誌の『サンキュ!』に出て来る家計表を見て、自分はヤバイ!と気づき、貯蓄に興味を持った。」
「懸賞で当たったお金の本を読んだのをきっかけに、マイホームを目標に貯まる家計にチェンジした。」
「家計簿をつけて、収支を“見える化”したら家計の現実がわかり、意識が変わった。断捨離やミニマリストの本などから刺激を受けて、さらにやる気が上がった。」
<毎日の生活の中で>
「家計簿をつけていて、これではほんとにヤバイ!と思って家族会議をしました。」
「家族旅行に○円、家電に○円、住宅の頭金に○円など、目標金額を設定して貯蓄するようにしたら、貯まり始めた。」
小さなきっかけでも、じゅうぶん変われる!
家計に目覚めるきっかけは、出産や収入減など、人生の転機と重なることが多いですが、たまたま手にした本や、自分でつけている家計簿など、日常生活の中にもきっかけは意外にたくさんあるもの。「お菓子のちょこちょこ買いをやめた」「外食を減らした」だけでも、少しずつ貯まる家計に転じた人もいるようです。
(文・田谷峰子)
*サンキュ!モニター200人アンケート調査 2018年5月実施