【結婚式のマナー】男性ゲスト必見!ネクタイの正しい選び方、NGカラー・柄などを解説
2019/01/23
日本の結婚式での男性の装いは白やシルバーのネクタイが定番ですが、最近ではパステル調を取り入れる男性も多くなっているようです。そこで、ちょっとオシャレに差がつくネクタイの選び方、そして結婚式にNGなネクタイのことを、冠婚葬祭アドバイザーの中山みゆきさんに教えてもらいました。
結婚式のネクタイ、定番はやはり白やシルバー
日本の結婚式では、男性はブラックスーツに白いワイシャツ、白いネクタイまたはシルバーが定番。これが正礼装スタイルです。親族として出席する場合は、白かシルバーのネクタイを身につけたほうがいいでしょう。年配のかたは白のネクタイが多いですが、若い男性の間ではシルバーでも光沢のあるタイプや、シルバーと白のストライプが人気のようです。
会場の雰囲気に合わせることも大切
友人として出席する場合は、会場の雰囲気により、ネクタイを選択する自由度が増します。格式の高いホテルの宴会場などでは正礼装が無難。レストランウェディングや、一軒家を貸し切るなどのカジュアルなオリジナルウェディングなら、自分の個性を発揮できるネクタイ選びが可能です。
カラーネクタイを選ぶときのポイント
20代、30代はカラーネクタイをする人が増えてきています。結婚式のネクタイで大切なことは、フォーマルさと華やかなイメージがあること。このポイントを押さえながら、最近人気のネクタイを紹介しましょう。
【パステルカラー】
ピンクやブルーなどのネクタイは、若い男性に人気です。明るいカラーなので、結婚式にぴったりですね。
【シャンパンゴールド】
落ち着いていて、華やかさもあるシャンパンゴールドのネクタイは、ブラックスーツとも相性バッチリ。
【ドット柄、ストライプ柄】
ストライプ、チェック、ドット柄も落ち着いたカラーでしたら問題ありません。最近は光沢のあるシルバーストライプが好まれるようです。
蝶ネクタイ、アスコットタイを着用する際のマナー
日本の結婚式ではあまりなじみがありませんが、蝶ネクタイやアスコットタイもフォーマルな装いに適しています。蝶ネクタイは夕方から夜、アスコットタイは昼間に着用するものですから、結婚式の時間に合わせて選んでください。
日本の男性はまだまだ着こなせていない印象があるので、さらりと着こなすと注目度アップ間違いなしですね。
ちなみにアスコットタイは、イギリスの上流階級の紳士たちが「アスコット競馬場」に行く際に身につけていたことから、そう呼ばれるようになったものです。上品な雰囲気が漂う理由がわかりますね。
結婚式のNGネクタイはコレ!
黒ネクタイ、黒っぽいもの、派手な柄物、アニマル柄はNG。カジュアルな結婚式ならば、ニット素材はOK。柄はいろいろ好ましくないものがありますが、素材に関してはこれはダメだというものは特にないようです。
【NG例1:黒いネクタイ】
日本では黒のネクタイは通夜やお葬式に身につけるもの。どうしても不幸なイメージがありますから、結婚式ではNGです。
【NG例2:派手な柄】
新郎新婦、親戚、招待客の皆さんに不快な印象を与えるものはNG。また、新郎より目立ってはいけないというルールもありますので派手なものは避けましょう。
【NG例3:アニマル柄】
アニマル柄は、殺生をイメージさせるためNGになります。
まとめ
新郎新婦との関係、式場の雰囲気により、自由度が増すネクタイ選び。ルールをしっかりと押さえて、自分なりの個性を出すのも楽しいですね。
教えてくれたのは・・・中山みゆきさん
冠婚葬祭アドバイザー。All Aboutで冠婚葬祭サイトの運用に携わる。現在は、その知識を生かして冠婚葬祭関連のアドバイス活動を重ね、「思いやり」の心を大切にした情報を発信中。
取材・文/有馬未央(KIRA KIRA)