【連載】わたしたちも働きママン! 第6回
2018/09/14
看護師パート。夫(38 歳)、長女(10 歳)、二女(1 歳1 カ月)の4 人家族。現在は育児休業中
今回登場する読者は……大林知子さん(仮名)(福岡県 41歳)
大林さんの働きママン・ヒストリー
看護学校卒業後、大学病院などに勤務。29歳で職場結婚。30 歳で長女を出産。翌年地元に戻り、今の病院に就職。正社員から現在はパートに勤務形態を変えて働く
両立に悩むけど、やっぱり仕事が好き!
今回登場した読者・大林知子さんの 「これが知りたい」 Q&A
今回登場してくれた「働きママン」の質問に専門家が回答&アドバイス! 同じような悩みを持つかたも多いのでは?
<アドバイスは・・・ハナマルキャリア総合研究所上田晶美さん>
大学卒業後、流通会社へ就職、出産を機に退職し、94年より日本初のキャリアコンサルタントとして活動。3人の子どもを育てながら活動し、12年より、株式会社ハナマルキャリア総合研究所 代表取締役に。
Q:職歴が長いため、負担の 大きい仕事を割り振られがちです。 パートでも職場に改善を求める ことはできますか?
A 可能な範囲で断るソフトな対応で、改善の道を探ろう
パート(非正規雇用)でも、雇用主に業務内容や条件の改善を求めることは可能です。とはいえ、病院側は融通がきくからパートを雇うという事情もあり、法律を盾に要望を通すのはむずかしいのが現実でしょう。ただ、言いなりになる人という印象を持たれ便利に使われても困りますよね。そこで、負担の大きい仕事は2回に1回は断るなど、できる範囲で対応してはどうでしょう。ゼロか百かではなく、柔軟に考えると道が開けるかもしれません。
Q:正社員の誘いがありました。 子どもが寂しがっていて迷い中ですが、正社員になるおすすめのタイミングは いつですか?
A 景気の動向から考えると来年3月までがおすすめ
社会情勢から考えると年内、遅くとも19年3月までに正社員になるのがおすすめです。それ以降は景気が停滞し、正社員の募集自体がかなり少なくなりそうです。ただ、看護師の資格があれば、ほかの仕事ほど大きな影響はないかもしれませんね。あとはお子さんの様子と自分の気持ちの3つのバランスをみて、後悔のないタイミングを検討しましょう。
取材・文:神坐陽子
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『サンキュ!』の雑誌とWeb両方でお届けしている、おぐらなおみ先生の人気連載『働きママン』シリーズが単行本になりました。
今回お読みいただいた『わたしたちも働きママン!』シリーズの前日譚とも言える『おぐらなおみの働きママンビギナーズ』を中心に、描き下ろしも満載のお得な内容となっています。
価格は税込み1,166円。書店、インターネット通販での取り扱いのほか、電子書籍版も発売中です。