20年かけて資産を2倍に!貯蓄スーパー達人の資産を増やす最強ルート
2024/12/23
20年かけて資産を2倍にしました!家計管理術は自分が苦じゃない方法に&目標を最短で達成するために“助走”しておくなど、貯蓄のスーパー達人に資産を増やす最強ルートを教えてもらいました。
<教えてくれた人>
矢田真理子さん〈仮名〉(大阪府 41歳)
夫(46歳)、長女(18歳)の3人家族。フルタイムの会社員。結婚20年目。住まいは3LDKの一戸建て。家族そろって水族館が好き。ペットは亀のサスケくん(7歳)。
◎2006年のMoney Data◎
夫月収(手取り) 20万円
妻月収(手取り) 2万円
夫ボーナス(年間手取り)40万円
夫年収(手取り) 280万円
妻年収(手取り) 24万円
月貯蓄額 5万円
年貯蓄額 80万円
◎2024年のMoney Data◎
夫月収(手取り) 23万円
妻月収(手取り) 30万円
夫ボーナス(年間手取り) 24万円
妻ボーナス(年間手取り) 140万円
夫年収(手取り) 300万円
妻年収(手取り) 500万円
月貯蓄額20万円+α
年貯蓄額404万円
総資産額1509万円
- 家計管理術は自分が苦じゃない方法を見つける
- 年404万円貯まる家計になっても週1家計簿は続けて使途不明金は出さない
- 結局、いつものスーパーでいつもの食材をまとめ買いすれば食費はブレない
- やっぱり、目で見て手で動かす現金管理がムダ使いを抑えられる
家計管理術は自分が苦じゃない方法を見つける
手書き家計簿や現金管理などベーシックな家計術を長年継続。時代や流行に流されず、自分がラクに続けられてやりくりパフォーマンスが最大化する方法を貫いています。
年404万円貯まる家計になっても週1家計簿は続けて使途不明金は出さない
週末に1週間分を書くのがルーティン。「お金を貯めるには収入額より何にいくら使っているかを意識する方が大事だと思うので、今も家計簿をつけています」。
●気になったらすぐ試す!
『サンキュ!』でやりくり費を週予算で管理している人を見て、実践中!
以前は費目別でしたが、今月から週ごとに書く方法にチェンジ。「今週末までにいくら使ったかが数字でわかって、翌週の支出をコントロールしやすいです」。
●矢田さんの1カ月の家計表
<収入>
夫月収(手取り) 23万円
妻月収(手取り) 30万円
<貯蓄>
月貯蓄額 20万円+残し貯め
<支出>
住宅費 0円(ローン完済)
水道・光熱費 1万円(太陽光売電益で、年間でならすと0円になる)
通信費 1万2000円
保険料 1万9500円
子ども費 4万円(学校費2万8500円、茶道教室代4500円、小遣い7000円)
食費 6万円
日用品費 1万円
外食費 1万5000円
レジャー費 2万円
夫小遣い 2万円
妻小遣い 1万円
予備費 11万3500円(長女の定期購入代や学校行事費、外食費を奮発する月など、イレギュラーな支出のための費目)
結局、いつものスーパーでいつもの食材をまとめ買いすれば食費はブレない
「食材宅配もやってみたけど使いこなせなくて。週末に夫婦でお店に行き、自転車のかごに入る量を目安に定番食材を買えば、いつも9000円で収まります」。
●15年当時はこう!
あえて、小さい冷蔵庫で食材の買い過ぎをセーブ
賃貸時代の冷蔵庫は一人暮らし用のサイズ。食材を使い切る習慣が身につき、1週間で必要な食材の量も把握できた!
やっぱり、目で見て手で動かす現金管理がムダ使いを抑えられる
「お金が減ったという痛みを実感できるのは、やっぱり現金で支払ったとき!支出のペースをつかみやすく、使い過ぎを防げるシンプルかつ最強の手段です」。
●旅行費用、日用品のまとめ買いなど、大きな支払いはクレカでポイントGET
クレカは楽天カードのみ。「日々の予算管理が煩雑になるので普段は使わないのがマイルール。たまったポイントは外食や日用品の支払いに使います」。
食費+日用品費の月予算7万円は家族で管理。あといくら使えるかを全員で把握
「ポーチに予算額を入れて決まった場所で保管する仕組みに。夫や長女も自分で必要なお金を取り、家族みんなが自然と残金を意識するからラクなんです」。
目標を最短で達成するために“助走”しておく
家族と目標を共有したり情報を集めたり。事前準備をして走り出しておくと、資産がトップスピードで貯まり、目標も希望のタイミングでかないます!
【目標】長く安定して稼ぎたいから、正社員になる!
「パート時代には夫の収入が激減して不安だった時期も。子どもに関わる仕事がしたいという夢もあったので、せっかくなら長く働ける正社員になろう!と決めました」。
●家族に「外で働きたい」意思を早めに伝えておく
まずは長女が3歳のときに希望通りパートを開始。「その後、夢だった仕事に転職できたのも、小2の長女が『ママならできるよ』と背中を押してくれたのがきっかけでした」。
●自分がいなくても暮らしが回るように、家族と家のことを共有する
「家族も片づけや家事がしやすいように物を置く位置を工夫して、どこに何があるかを伝えること。これでわが家はうまくいきました♪」。
●片づけを最小限にするために物を増やさない
「本当に使う物は意外と少ないし、働いていると片づけに時間は使えないから、買う前によーく吟味して物が増えないようにしています」。
【目標】資産になるから土地とマイホーム購入する
結婚当初から「災害にあっても土地は残るから一戸建てがいいね」と夫婦で話して貯蓄。購入時に土地代と建物の頭金で1500万円を用意できました!
●夫婦の目標として、紙に書く
目標=心から手に入れたいものを書いて“見える化”。夫婦で目線を合わせ、意識に刻むことで、日々湧いてくる物欲にも打ち勝てます。
●お気に入りの工務店で情報を収集しておく
「いずれ家を建てたいと工務店に伝えると、土地探しから手伝ってもらえ、予算内で利便性が良く暮らしやすい場所に家を持てました」。
【目標】子どもの選択肢を広げられるよう教育費を備える
高3の長女は生き物に興味があり、大学は水産学部を目指して勉強中。「希望の大学が遠方になっても対応できるように、学費と一人暮らしの生活費に1500万円貯めました」。
●夫婦で「マイホームの次は教育費」と目標を立てる
夫婦で力を合わせ、なんと住宅ローン2350万円を5年半で完済!繰り上げ返済中も年約100万円を貯め、ローン完済後は教育費の貯蓄に全力投球!
●「進学にいくらかかるか」子どもと話す
入学金や授業料もオープンに話したことが良いお金教育に。「節約にも協力してくれて、長女の金銭感覚を養うのにも役立ちました」。
●高2の夏、大学見学を兼ねて家族旅行をする
北海道から静岡、広島、鹿児島まで大学見学会の日程に合わせて旅行を計画。「ここで学びたい!という学校が見つかり、勉強を頑張っています」。
参照:『サンキュ!』2025年1月号「無理せず誰でも資産2倍!にできる最強ルート」より。掲載している情報は2024年11月現在のものです。撮影/大森忠明 構成/出下真紀 取材・文/神坐陽子 編集/サンキュ!編集部