物を捨てるだけで、貯蓄0円から貯め体質に人生大逆転!3000万円貯めたやりくり達人の捨てたら貯まったもの&貯め体質への逆転Historyを教えてもらいました。

物欲まみれだったのに、物を減らしたことで3000万円貯めた!
<教えてくれた人>
Sさん(北海道 41歳)
サンキュ!アンバサダー。夫(37歳)、長男(9歳)、長女(7歳)の4人家族。SNSやWeb記事で、家計や投資のテクを発信する在宅ワーカー。
◎Total Money Data◎
夫月収(手取り) 35万円
妻月収(手取り) 15万円
夫年収(手取り) 650万円
妻年収(手取り) 200万円
月貯蓄額 15万円(うち投資10万円)
年貯蓄額 200万円
総資産額 3000万円
「結婚当初は、浪費癖がやめられず、服やコスメを大量に買っては未使用のまま放置している状態でした」というSさん。長男を妊娠し、「このままではベビーベッドが置けない!」と、部屋中の物を処分したのが家計改善の始まり。
「こんなに使っていない物が多いということは、その分お金を捨てたのと同じだと気づき、そこからお金遣いの意識がガラリと変化。さらに、物が少ないと在庫管理や家事がラクになることを実感し、必要以上に物を買わなくなりました」。
ムダ買いが激減したので、貯蓄が着実に殖やせるようになり、やりくりも安定。余裕が出た資金を投資に回すなどして、10年で総資産3000万円に到達!
コレを捨てたら貯まった!
必要以上にあった収納用品
収納用品が多いと、「まだ入る」と思ってムダな物をため込む原因になると気づき、空になった収納用品も大量に処分。今ある収納用品に入る分だけしか買わないようになりました。
使う目的がなく、衝動買いした物
「欲しい」という感情だけで衝動買いした物ほど、使い勝手やサイズが合わず、未使用のまま放置してしまいがち。失敗を反省し、「本当に必要?」と考えてから買うようになり、貯蓄が安定!
使いこなせないインテリア雑貨
おしゃれセンスが高くないほうなので、素敵なインテリア雑貨を飾っても、ただごちゃついた感じに。掃除の手間もかかるため、雑貨を飾ることをやめ、自分に使いこなせない物は買わないと決めました。
Sさんの貯め体質への逆転History
【14年】結婚
夫婦とも浪費体質で、貯蓄はほぼ0円。部屋中、物で埋め尽くされていた。
・長男妊娠
ベビーベッドを置くため、服や雑貨を大量に処分。ムダ買いの多さを猛省し、家計改善スイッチオン!
【15年】仕事復帰
育休明けで収入が増え、ムダ買いは減ったので、月20万円以上貯められるように。
【16年】新居購入
住まいが広くなっても、物を増やさないことを徹底。買い物も慎重になり、貯蓄ペースが加速。
【17年】長女誕生
育休中に夫の給料だけでやりくりできるようになり、貯蓄をキープ。定期的に物を減らすのが習慣化。
【20年】退職
必要以上に物を買わなくなり、家計も物量もリバウンドなし。SNSで自身のやりくり体験を発信するように。
【25年】現在
投資にも力を入れ、資産形成を強化。総資産額3000万円に到達!
在庫を使い切る快感を味わったら買い過ぎなくなった
物捨てを始めてから、調味料、乾物などのストックをゼロにするチャレンジを。「全部使い切るのに1年近くかかったけど、スッキリ!それ以降必要以上に買わないようになりました」。
一時期しか使わない物は、売るときを想定して買う
子ども服は1シーズンごとに買い替え。「いずれフリマアプリで売ることを前提に、高値がつきやすいブランド品など。
季節外の服は布製ケース1つ分と決め、“本当に着たい服”を厳選して買うように
布製ケースは、持ち運びしやすく、衣替えのときもラク。「入る分だけと決めているので、今ある服を処分してまで欲しいのか、本当に着たいのか、買う前に慎重に考えます」。
参照:『サンキュ!』2025年5・6月合併号「歴代・殿堂入りのやりくりスターに聞く!スゴイ貯めテク」より。掲載している情報は2025年3月現在のものです。撮影/天野良子、林ひろし 構成・文/宮原元美 編集/サンキュ!編集部