親子で楽しみたい!秋におすすめなアウトドア・アクティビティ7選
2018/09/25
秋はアウトドアを楽しむのに最適な季節。親子で楽しめるおすすめのアウトドアアクティビティを専門家に教えてもらいました。
子どもと一緒に楽しむならアクティブな体験がおすすめ!
アウトドアナビゲーターの渡部郁子です。夏はアウトドア、冬は温泉をテーマに、各地の魅力を取材し発信しています。秋は何をするにも気持ちのいい季節。スポーツの秋、食欲の秋、芸術の秋……。子どもと一緒に楽しむなら、アクティブな体験がおすすめです。秋に親子で楽しみたいアウトドアアクティビティをご紹介します。
秋のおすすめアクティビティ1「熱気球体験」
秋は、全国各地で熱気球大会が開催される季節。アジア最大級の熱気球の大会「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」が、毎年秋に開催され話題になります。熱気球フライトは離発着に田畑を利用することが多いため、収穫の終わった秋から冬にかけて本格シーズンを迎えます。
熱気球大会の会場では、体験イベントや子ども向けワークショップなどが行われますので、空一杯に広がる熱気球の美しい風景と体験を通じて、心に残る思い出を作ることができます。ただし、熱気球は気象条件によって飛ばないことも多いので、「見られたらラッキー」ぐらいの感覚で行くことをおすすめします。
年間を通して熱気球を体験できる場所もあります。写真は、栃木県の渡良瀬エリアで活動している「気球屋」のフリーフライト体験です。風に乗って空を移動する熱気球ライドは、他のアクティビティでは味わうことのできない貴重な体験でした。
秋のおすすめアクティビティ2「雲海ウォッチ」
秋は雲海が発生しやすい季節でもあります。雲海が発生する時間帯は早朝が多いので、少し早起きして、雲海を楽しむ旅行などをプランニングしてみるのもおすすめです。
雲海をみるためには、高いところに行く必要があります。雲海が見える宿泊施設や、展望台などの雲海スポット、ロープウェーなどを使って雲海を見るプランや、登山で雲海スポットに行くなどの方法があります。
写真は、新潟県にある「赤倉観光ホテル」の大浴場から見える雲海です。条件が揃えば、温泉に浸かりながら雲海を眺めるという特別贅沢な時間を過ごせるかもしれません。雲海も、熱気球同様、気候条件に左右されることが多いので、見られない場合も想定しておく必要があります。
秋のおすすめアクティビティ3「乗馬」
一年中体験できるアクティビティですが、乗馬も秋がおすすめです。安全のためヘルメットやブーツを着用するので、涼しい季節のほうが体験しやすいこと、そして、乗馬はインナーマッスルを鍛えるので、スポーツの秋にぴったりだからです。
動物公園などで、子どもを対象とした引馬体験を行っているスポットはたくさんあります。小学生ぐらいになると、本格的な乗馬体験が可能な施設もあります。親子で簡単な講習を受けて、近隣を散策する「外乗プラン」を体験してみると、乗馬の魅力がさらに広がります。
秋のおすすめアクティビティ4「収穫体験」
秋は収穫の季節。稲の収穫体験やきのこ狩り、梨やりんごなどの果物狩り、さつまいもほり、栗拾いなど、様々な食べ物の収穫体験が可能です。自分で収穫したものを味わうと、いつもよりも数倍おいしく感じるから不思議。その場で調理体験やBBQができる施設もあります。秋の味覚を味わうアクティビティは、子どもも大人も、間違いなく楽しめる定番です。
秋のおすすめアクティビティ5「キャンプ」
キャンプというと夏のイメージですが、親子キャンプは、比較的過ごしやすい秋のほうがおすすめです。あまり標高が高いところでは朝晩の気温差が大きくなるので、標高が低めの場所を選びましょう。
畑の収穫体験がセットになっているキャンプ場など、食とあわせて楽しむもよし、体を動かすアスレチックなどが併設された、公園キャンプ場などで運動の秋を実践するのもおすすめです。
秋のおすすめアクティビティ6「山歩き」
秋は、子どもと一緒に登れる低山の季節。頂上を目指すよりも、ロープウェーなどの乗り物を楽しんだり、紅葉を楽しんだり、どんぐりやまつぼっくりを拾ったりすることなどを目的にすると、子どもが楽しみやすいです。
子どもによると思いますが、我が家の息子は、頂上からの景色や美しい紅葉など、風景には一切興味がないようで、風景を楽しむプランは過去に何度も失敗してきました。息子の場合、モノづくりが大好きなので、山を歩きながら枝や木の実を拾って、何か作る材料を集めることを目的にすると、俄然やる気を出して歩いてくれます。
山歩きが苦手なお子さんの場合、「頂上に行く」以外の目的をつくって、子どものモチベーションをあげるきっかけをつくってあげてみてはいかがでしょう。
秋のおすすめアクティビティ7「作品づくり」
芸術の秋。どんぐりや落ち葉など、この時期ならではの素材を使って、工作体験をしたり木工作品を作ったりするアクティビティで、季節感を楽しむことができます。
端材やどんぐりなどを用意して並べると、子どもたちは自由に工作を楽しみます。可能なら、山を歩いて自分で材料を集めたり、キャンプ中に身の回りにある自然を使ってつくるなど、アクティビティを組み合わせて秋の魅力を最大限に楽しむ工夫をしてみましょう。きっと、とっておきの作品が完成するはずです。
◆監修・執筆/渡部郁子
アウトドアナビゲーター、温泉ソムリエ。JFNラジオ「JOYFUL LIFE」ほか、山と温泉と音楽をテーマに「人生を豊かにする情報」をさまざまなメディアで発信中。子どもにやさしい温泉や山、フェス情報など、子どもと一緒に楽しむアウトドアスタイルを提案している。