引っ越しの際に出るゴミの処分方法を解説|処分の理想的なスケジュールも

2019/02/14

引っ越しは不要なもの、必要なものを選別するいいチャンス。ということは、ゴミがたくさん出ることになりますね。家電や粗大ゴミは回収してもらうまでに時間がかかるので、計画的にゴミを処分したいものです。暮らしスタイリストの河野真希さんに、ゴミの処理方法や理想的なスケジュールなど教えてもらいました。

引越し時に出るゴミの処分方法は?

引っ越し時に出るゴミの処分方保は、大きくわけて2つあります。ひとつは自治体のルールに則った通常の処分方法。もうひとつ、引っ越し業者に依頼するという方法もあります。それぞれ解説します。

1:自治体に粗大ゴミとして出す

こまごまとしたゴミは、自治体の可燃ゴミ、不燃ゴミ、資源ゴミの日にこつこつと捨てましょう。

大きな家具や家電などは、粗大ゴミとして回収してもらいます。粗大ゴミの大きさの基準や処分方法、手数料などは各自治体によって異なります。自治体のサイトなどで確認しましょう。

ただし、テレビ、エアコン、洗濯機、冷蔵庫などは、家電リサイクル法に基づき、自治体でゴミとして回収することができません。処分するときは「リサイクル料金」と「収集・運搬料金」が必要になります。購入した家電量販店に問い合わせて引き取ってもらいます。また、郵便局で購入した家電リサイクル券を貼って指定引き取り場所まで持ち込むこともできます。

2:引っ越し業者に頼んで引き取ってもらう

見積もりの際に、不用品があることを伝えておきます。そうすると、ゴミの引き取り料金も合わせて見積もりを出してくれます。

不用品回収業者に頼むという手もありますが、トラブルも少なくないようです。利用する場合は、見積もりをきちんと出してもらうなど、業者をよく調べてからのほうがいいでしょう。

引っ越し時のゴミ処分、理想的なスケジュール

引っ越しが決まったらすぐに、処分に時間がかかりそうな粗大ゴミの処分方法を考えます。自治体の粗大ゴミ回収には数週間かかることもあるので、遅くとも引っ越しの2週間前には手配をしておきましょう。

1週間前には最終のゴミ収集日を確認して、その当日忘れないように捨てます。引っ越し日前の数日間は、できるだけゴミを増やさないように心がけて暮らしましょう。

引っ越し当日まで処分できなかったゴミはどうする?

お金を支払ってもよいのであれば、引っ越し業者に依頼したり、不用品回収業者を利用すると、ゴミと一緒に引っ越す必要がなくなります。ただし、少量であれば、引っ越し先まで持ち込むのもありです。

リサイクルショップは確実に引き取ってもらえるとは限りませんので、直前の利用はおすすめしません。

大家さんに頼むのは、よほど親しい関係であれば考えられるかもしれませんが……基本的にはマナー違反です。できれば、「立つ鳥跡を濁さず」の姿勢で引っ越したいものですね。

ゴミ捨て場に置き去りにするのはマナー違反

引っ越し当日、捨てきれなかったゴミをゴミ集積所に放置すること言うまでもなくマナー違反です。また、通常の回収で持って行ってもらえるものでも、一度に大量に出すと、粗大ゴミ扱いになることも。ゴミは計画的に減らしていくよう心がけましょう。

まとめ

引っ越しが決まったら、まずゴミの処分計画をしっかり立てたいものです。そうすると、無駄なお金がかからず、新居にゴミを持っていくことなく、気持ちよく新しい生活がスタートできますね。

教えてくれたのは・・・河野真希(かわのまき)さん                   暮らしスタイリスト・一人暮らしアドバイザー・料理家。料理や家事、インテリアなど、気持ちのいい暮らしをつくる、始めるためのライフスタイル提案を行う。流行や思い込みにとらわれずに、無理なく持続可能で快適な自分らしい暮らしづくりを応援。『料理教室 つづくらす食堂』主宰。


取材・文/有馬未央(KIRA KIRA)

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