【立体型マスク】無料型紙を使ってつくるときのポイントやコツを解説!

2020/04/28

新型コロナウイルス感染防止のため、必需品となったマスク。購入できた!との声も聞きますが、なかなか手に入らない状況がありますよね。そこでサンキュ!編集部も無料配布されている型紙を参考に、手づくりマスクをつくってみました。つくり方のコツや、ラクにつくるポイントをご紹介します。

無料で手に入る型紙を活用

型紙は無料でダウンロードできるものを利用しました。

今回は手芸用品などを販売している「ユザワヤ」が公開している型紙をアレンジしてつくりました。さすが手芸専門店!プリーツマスクや立体マスク、ストレッチマスクなどさまざまなマスクのつくりかた動画や型紙を公開しています。欲しかった型紙が見つかるかも!

家にプリンターがなくて、型紙を印刷できない…というお悩みの方には、ローソンのマルチコピー機で無料印刷できるマスク型紙はいかがでしょうか。

男性用、女性用、子ども用の3種類が用意されています。

出典:ローソン

ローソン店内に設置のマルチコピー機のメニュー画面から「ローソンプリント」を選択してくださいね。

出典:ローソン

今回ご紹介したほかにも、いろいろなかたや企業がつくり方や型紙を公開しています。自分に合ったつくり方を見つけられるといいですね。

材料

●表布(他の人から見える部分)
・・・ダブルガーゼ 20cm×30cm(A4サイズで余るくらい)
●裏布とフィルターポケット布(口元に来る部分)
・・・ガーゼのハンカチ(2枚合わせ) 30cm×30cm 1枚
●ゴム・・・50cm
●プラスチック針金・・・8~10cm使い捨てマスクから取り出し消毒して再利用

材料準備のポイント

裏布は、出産・育児の過程で使おうと思って買ったのに使わないで残っていたガーゼのハンカチを使用。ゴムはウィリーテープという編み物の伸び止めにつかうもので代用しました。細めのヘアゴムなどでも代用できそうですね!

また、ガーゼは買ったものをそのまま使うと縮んでしまい、マスクが小さすぎる!という事態に…。少し手間ですが水通しをしてからつくることをおすすめします。

つくり方

ユザワヤで無料公開されているつくり方を参考に、ラクをしてつくれるよう工夫しました。

ガーゼを使ってつくる場合、型紙どおりに縫い代1cmで縫うと、ガーゼの厚みでできあがりが型紙寸法よりもやや小さくなってしまいます。縫い代を0.5cmにすると、できあがり線が0.5cm外側になるので、少し大きくなり丁度良かったです!これらを考慮して、型紙をやや変更してつくってみました。

(1) 型紙を布に置いてまち針でとめ、裁ち切り線で切る。
   A表布2枚(耳側の縫い代は2cm)
   B裏布2枚(耳側の縫い代は1cm)
   Cポケット布2枚(耳側には縫い代をつけず、ハンカチの端を利用し縫う数を減らしました)

ラクポイント

ポケットに使う布はハンカチを再利用したので、端の処理が不要になりました。

また、チャコペンの跡が残ると嫌なので、しるし付けはしていません!

しるしが無いと縫いにくい人は、洗って落ちるチャコペンなどを利用してくださいね。試しに布用複写紙を使わずにルレットでなぞってみました。簡単に2枚とも跡がついたので、ルレットだけでしるしをつけるのもよいですね。

(2) A表布、B裏布、Cポケット布をそれぞれ中表に合わせて、中心部分を縫い代0.4~0.5cmでミシンをかける。

縫い代5mmで縫い合わせ、マスクっぽい形にします

(3) A・B・Cそれぞれ開いて、縫い代を左側に片倒しにする。
(4) A・B・Cそれぞれ表から押さえミシンを0.2cmの位置にかける。
(5) 3枚を重ねて、中心の縫い目を合わせて、まち針でとめる。

(6) 3枚重ねた布の上下を縫い代0.5cmでミシンで縫う。

マスクの上下を縫い代5mmで縫い終えたところ

(7) 布を表に返して、アイロンで形を整える。 

端からくるっとひっくり返します

(8) 耳側の縫い代を三つ折りして、ミシンをかけ、ゴムを通す。
   (ポケット布の端を縫い込まないように、A表布とB裏布の部分だけを三つ折りする)

(9) 上側(鼻側)に0.7cm幅でステッチをかけ、針金を通す。
※今回は使い捨てマスクのプラスチック針金を再利用しました。こちらの針金は、ラッピング用のワイヤータイなどでも代用できそうです。

使い心地をよくするポイント

ステッチは表布の面を上にしてかけた方が縫い目がきれいになりますよ。また、今回は省略しましたが、針金を通した後に、針金の端の付近にミシンをかけると針金が動きにくくなります。

(10)完成!

ポケット部分にフィルターが入れられるので、便利です!

使う布の柄や色によって雰囲気が全然違うのも手づくりのポイントですね。裏布の色が意外と表布にもすけていたので、つくる前に一度重ねて印象を見てみるといいかもしれません。

まだまだ続きそうなマスク不足。ご自宅でつくってみてはいかがでしょうか。

文/サンキュ!編集部

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