神尾楓珠さんインタビュー「理想のプロポーズは……?」
2020/07/01
毎日忙しい私たちを癒やすイケメン!ドラマ「3年A組―今から皆さんは、人質です―」や映画「HiGH&LOW THE WORST」で注目を浴びる神尾楓珠さんが登場!一度見たら忘れられない印象的な瞳、役によって変わる表情や声色……危険な魅力をひも解きました。
<プロフィール>
神尾楓珠(かみおふうじゅ)さん
1999年1月21日生まれ、21歳、東京都出身。2019年にドラマ「左ききのエレン」で連続テレビドラマ初出演。2020年は映画「裏アカ」(6月12日公開予定)、「私がモテてどうすんだ」(7月10日公開予定)、Huluオリジナルドラマ「マイルノビッチ」など話題作に続々出演。今最も注目されている若手俳優の1人。
プロポーズはシンプルに「結婚してください」って言うかな
鋭く大きな瞳に笑うとくしゃっとなる人懐こそうな笑顔。今、注目の若手俳優としてテレビドラマや映画にひっぱりだこの神尾楓珠さん。出演作の役柄は幅広く、演技の実力は年々磨かれているけれど、ご本人は「もっとうまくなりたい」と語る。
「いつも一つ一つの仕事に対して、もっといいものにしたいと思って臨んでいます。1日の終わりに『今日はイマイチだったな』と思う日をなくせるように全力で取り組みたい」。
どの作品でも堂々とした存在感を見せる神尾さんだが、子どものころはおとなしく、今俳優業で活躍していることに親戚や友人たちはびっくりしているそう。
「通知表に先生から『引っ込み思案なところがある』と書かれるくらい、あまり自分の意見が言えない子どもでした。大好きなサッカーばかりしていて、でもサッカー部をやめることになったのがきっかけで暇になってしまって。以前からスカウトされたりはしていたので、なんとなく事務所のオーディションを受けてみたんです。俳優という仕事がどんなことをするかもわからないまま、受かって。最初は訳がわからずにやっていたけど、だんだん演技の仕事にのめり込んでいきました」。
演技の面白さは「いろいろな人間になれること」と言う神尾さん。近日公開予定の映画「裏アカ」ではご本人のキャラクターからはかけ離れた、ミステリアスで冷徹な青年・原島努を演じている。SNSの裏アカがきっかけで出会った年上の女性を惑わす、裏表のある役どころだ。
「原島役はやりやすかったです。自分本位なところのある人物なので、自分の思うように演じることで、原島の冷たさが際立つと思いました。演じ終えて感じたのは、SNSの怖さ。たまに僕もエゴサをすることがあるんですけど、10個のいい意見より、1個の悪い意見が気になってしまうことがあって。でも映画の中の人物たちみたいに、これを書いた人もテレビを見ながらなにげなく裏アカに投稿しているだけなのかも……と思うと怖いですよね」。
そしてもう1作、7月10日公開予定の映画「私がモテてどうすんだ」ではさわやかなスポーツ青年・五十嵐祐輔を演じている。
「キャストが同世代が多かったからか、お互いがそれぞれのキャラクターはこうしたほうがいい、という共通認識を持って現場に臨めていました。主人公の女の子を友人4人が好きになるというお話なんですけど、友人と同じ人を好きになったら、自分だったらまずは様子をみるかも。その男友達とつきあったほうが好きな子が幸せだと思ったら身を引くし、自分とつきあったほうがいいと思ったら、頑張ります」。
冷静に自分を客観視している神尾さんは「仕事が増えてきても、てんぐになって変わってしまいたくないから、自信は持たないようにしている」そう。「両親から人としての基本はきちんとするように育てられたからかもしれません。遅刻とか寝坊に関してはすごく厳しかった。でも褒めるときは褒めてくれたし、家族旅行もよくしました。年子の兄とはめちゃくちゃケンカしましたけど。自分のほうが頭もいいしスポーツもできて、手伝いもよくするのに、なんで俺が弟なんだ!って理不尽に思っていました(笑)」。
最後に理想の結婚について聞くと、ちょっとはにかんだ笑顔を見せてくれた。「サプライズをうまくできないので、プロポーズはシンプルに『結婚してください』って言うと思います。28歳くらいまでにはしたいけど、無理かなあ。もし子どもができたら楽器を習わせたい!
サッカーはやめたらその後はあまりする機会がないけど、音楽なら大人になっても弾いたりできるんじゃないかなって」。まだまだ伸びしろのある21歳、これからの成長を楽しみに見守りたい。
Movie
「裏アカ」
近日公開予定
裏アカウントを通じて出会う男女の姿から、現代に生きる者が抱える葛藤や欲望を赤裸々に描き出す。
「私がモテてどうすんだ」
2020年7月10日公開予定
アニメ大好き!BL大好き!ヲタク道まっしぐらな花依は激ヤセして超絶美人に!突然モテまくる花依は本当の恋を見つけられるのか?
参照:『サンキュ!』2020年7月号「サンキュ!BOY FRIEND」より。掲載している情報は2020年5月現在のものです。取材・文/藤坂美樹 編集/サンキュ!編集部
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