子どもの失敗にヘコむ、怒りすぎて後悔…子育ての悩みは自己肯定感UPで解決できます!
2020/07/13
毎日の子育てのなかで、イライラや不安、悩みが募ることってありませんか?実はそれ、自己肯定感と大きな関係があるんです。自分と向き合い、自己肯定感を高めることで子育てもうまくいく!専門家がアドバイスします。
<監修・アドバイス>
工藤紀子さん
一般社団法人日本セルフエスティーム普及協会代表理事。育児をきっかけに自己肯定感を高める独自のメソッドを確立。延べ2万人以上をサポート。著書に『職場の人間関係は自己肯定感が9割』(フォレスト出版)。
子どものダメなところが目について、あれこれ口出ししちゃう
ちゃんと育てなきゃと思い、子どもがお手伝いをするときでさえ、こうしてああしてと注意してしまいます。
自分の長所をリスト化すると、子どもの長所にも目がいくように
自己肯定感が低くて自分を見る目が厳しいと、子どもにも厳しくなり干渉しすぎることも。そんなときは自分のいい面を思いつくまま書き出してみて。自己評価が上がった分だけ、子どもを見る目もやさしくなります。子どもの長所も書き出すとさらに効果的!
子どもを自分の感情で怒ってしまい、あとで後悔(涙)
家事が片づかずバタバタすると、焦って子どもに「早く!!」と怒っちゃう。いつも寝顔に謝っています。
「母の事情」を子どもに伝えるよう心がけて
「なんでそうなの、○○しなさい!」より「今、お母さん疲れちゃってるの。だから○○してね」など、母が怒る事情をまず伝えるほうが、お互い嫌な気分になりにくいはず。感情的になったときも自分の状況を理解するよう心がけると、自分を肯定するのにもプラスです。
子どもとうまくコミュニケーションが取れません
10代の娘と話すとケンカになってしまいます。最近は会話が減ってきました。
「I'm OK. You're OK.」の姿勢で話をしよう
親の自己肯定感が低めだと、自分の考えを子どもに押しつけてしまうことも。だれでも自分の意見があることを認め歩み寄る「私も正解。あなたも正解」の姿勢で会話を。親の意見を伝えるのはいいですが、まずは子どもの話に耳を傾けて。子どもの自己肯定感もアップします。
子どもが失敗すると、自分のことみたいに落ち込みます
習い事の試験に落ちたり学校での発表がうまくいかなかったりすると、自分がダメ出しされたような気分に。
「失敗はチャレンジの証し」ととらえると親も子も前向きに
子どもが成功することで自分の価値を保とうとしていませんか?まずは自分と子どもは別の存在と再確認しましょう。また、失敗にはいい面もあります。「挑戦できた証拠」などプラスの考え方をすることで自己肯定感がアップ!子どもも前向きになれます。
自己肯定感を高めると、愛情をシャンパンタワーのように家族や周囲に注げます
自己肯定感が低いと家族や仕事、社会のため……と外に意識を向けがち。でも、まずは自分の心を満たして自己肯定感を育てることが大切!シャンパンタワーのてっぺんのグラスが自分。それを満たすと家族や友達、仕事仲間へ自然と愛情が注がれてみんながハッピーになれます。
参照:『サンキュ!』2020年6月号「自己肯定感が低いせいかも?」より。掲載している情報は2020年4月現在のものです。構成・文/神坐陽子 編集/サンキュ!編集部
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