年度の変わり目、お子さんの学校や学習に関わる書類や教材について

2021/03/30

やりたくなる片づけ、毎日の片づけを楽しく続けるためにできることを発信している整理収納アドバイザーでサンキュ!STYLEライターの渡部夏代です。

新年度の準備をするときのモノの整理

学年が修了したり、卒業するタイミングでモノが大きく入れ替わります。
春休み、新年度の準備をする時は1軍・2軍・3軍に分けることをおすすめします。

卒業の場合は、今までの書類や教材はほぼほぼ使わなくなるでしょう。進級の場合は、見返すために前の学年の教科書をとっておきたいという方もいるかもしれません。
その場合は、新年度のモノ=1軍、前年度のモノ=2軍、前年度以前のモノ=3軍と考えて整理するのがおすすめです。

1軍の場所は新年度が始まる前に空っぽに!

1軍は一番使いやすい場所、新年度の教科書やノート、新学期になったらもらってくるお便りを置くところです。

新学期が始まったら、大量の教材や書類が家に入ってきます。混乱することなく受け入れるためには、予めそれらの置き場所をしっかり用意しておくことが大切です。

お子さんの机なら、一番使いやすい場所を空っぽにします。保護者が管理する書類の置き場所も空っぽにしておきます。

2軍の場所は前の年度のモノを置くところに

前の年度のモノで明らかに必要のないモノは捨てるのがおすすめです。

ただ、「前の年はどうだったっけ……?」と見返す可能性があるモノはとっておきたい場合もあります。そういう時は新年度のモノとは区別して保管すると良いです。

教科書やノートなどもそうです。前の学年の時にちょっと理解できなかったことがあった時に復習することもありますので、出せるようにしておきます。

これらの使用頻度は高くないので、置き場所は少し奥や少し下などにします。

3軍は前年度よりも前のモノ

これは使うモノではなく、成績表や特別な思いがあるなど、記録や思い出としてとっておきたいモノです。

教科書やノートなどは、ほぼ使うことはなくなるので、保管するかしないかは持ち主の価値観によるところです。全ていらないという人もいれば、がんばってとったノートだけ残しておきたいと思う人もいるでしょう。

枠を決めて「この中に入るだけ残す」という考え方もあります。いずれにしても、前々年度より前のモノは使う可能性はほとんどないので、机周りには置かないようにします。

保護者向けの書類は、少なくとも前年度に同じモノがあるのなら前々年度は処分しても良いでしょう。

頭を悩ます作品類について

作品は絵だけではなく、立体的な場合が多いので保管場所に困ることが多いです。

おすすめは、一番お気に入りを選んで家の中に飾ることです。飾らずに収納しておきたいモノは、個数や枠を設定し定量を決めます。

個数なら「ベスト3」を選んで残し、それ以外は写真に撮って処分。枠を決めるなら「この箱に入るまで」と決めて、それ以外は処分。

作品はどうしても劣化しますので、永久に保つことはほぼありません。いつかは処分するという前提でいつまでどのように保管するか決めると良いです。

毎年3個ずつでも3年経てば9個になりますので、「低学年が終わった時点で見直し」というように一定期間経過ごとに減らしていくのもひとつの方法です。

この記事を書いたのは…渡部夏代

札幌に住む整理収納アドバイザー。子どもの頃から片づけが好きでした。自分の部屋の模様替えを何度も行った子ども時代を過ごしました。大人になって家庭を持つようになってからも片づけ好きは変わらず。子育てしながら、だんだんと増えていくモノとどう向き合っていくか試行錯誤を繰り返しました。整理収納アドバイザーという資格があることを知り、「まさに自分のためにある資格だ!」と飛びついて資格を取得し、現在に至ります。

※ご紹介した内容は個人の感想です。

 
 

PICK UP ピックアップ

TOPICS 人気トピックス

RECOMMEND