プロが片付けの極意を伝授!やることに合わせ最短の置き場をつくる方法
2022/07/07
片づく家の秘密は使う場所に一極集中!ダイニングテーブルの近くには勉強や食事、仕事に使うものなどを集中させています。ランドセルや学用品だって1カ所にまとめれば散らからない◎。片づけがゼロになる工夫をご紹介します。
<教えてくれた人>
KEACONさん(佐賀県 39歳)
(43歳)、長男(9歳)、二男(6歳)の4人家族。整理収納アドバイザー1級、住宅収納スペシャリスト。Instagram「@keaconhome」で収納と動線のヒントを発信中。
◎HOUSE DATA◎
持ち家一戸建て/3LDK(121平米)/築4年
やることに合わせ最短の置き場をつくる
ダイニングテーブルは食事だけでなく、子どもたちの勉強や、仕事や作業する場所でもあります。だから、ここで使う物はすべてテーブルの近くが置き場所です。
1 勉強する
振り向けば取れる場所だと自分で戻せる。
子どもが勉強するときに使う文房具や鉛筆削りは、椅子のすぐ後ろの棚に収納。引き出しの中はセリアのキッチントレーで見やすく仕切り、必要な物を迷わず取り出せるようにしています。
2 食事する
宿題の途中で夕飯の時間になったときは、やりかけの物はキャビネットの上に一時避難。「テーブルのすぐ近くの収納に空きスペースがあるだけで、忙しいときも慌てなくてすみます」。
3 食器をしまう
毎日使う食器は食洗機から戻しやすい段に。
食洗機の真向かいに食器棚を置き、よく使う食器は食洗機とほぼ同じ高さの棚に。食洗機の前に立ったまま次々にしまえます。棚板の真ん中には食器を置かず、手を通す"通路"を確保すると出し入れもスムーズ。
4 仕事する
片手で取れるからすぐにとりかかれる。
テーブルはKEACONさんの仕事場でもあるので、必要な物は椅子に座ったまま取れる位置に。「あちこちから持ってこなくてすむから、仕事しようと思ったら即始められます」。
持っていく物をぜ~んぶ1カ所にまとめる
リビングの横にランドセル、教科書など学校で使う物を集中収納。帰ったら置いて、次の日はここから持っていけばいいだけなので出しっ放しも、探し物もなし!
1 ランドセルをしまう通りすがりに"教室風"に投げ込む
「ランドセルをそこら辺にポイ置きされないようにするには、どうしたらいいか?」と考えて思いついたのがこれ。帰宅して手を洗うまでに通る場所に、教室のランドセル置き場みたいに投げ込むスペースさえあれば、小1でもできます。
学期末に持ち帰る物置き場も!
2 プリントの保管
終わった分はファイルへ。
終わったテストやプリントはセリアのファスナーケースへ。「学校用と習い事用の2つ用意し、子どもが自分で入れています。1学期でいっぱいになるので学期末に中身を処分」。
3 明日の準備
同じ場所にあると忘れ物ゼロ。
ランドセル置き場から見える壁に時間割表を貼り、上の棚から教科書やノートを取って明日の準備。「ランドセルを中心に学校で使う物の置き場所を決めると、探し物や忘れ物もなし」。
ランドセルの下に体操着入れ。
玄関に置き場があると片づく!
外出時に使う物や玄関の掃除に使った物などは、玄関に収納。「リビングにはリビングで使う物だけを置くように。忘れ物に気づいたときも、室内まで戻らずに済んで便利です」。
参観日グッズ。
あとで片づける物(空気入れなど)。
参照:『サンキュ!』2022年7月号「片づく家のヒミツ360°図解します」より。掲載している情報は2022年5月現在のものです。撮影/林ひろし 取材・文/村越克子 編集/サンキュ!編集部