夏休みはごはん作って片づけての 無限ループ!解決法は「出す」「しまう」を徹底的にラクすること!
2022/08/21
夏休みはごはんを作って片づけての無限ループ!片づけもずぼらでOK。「出す」のと「しまう」のはずぼらにいきましょう。扉やふたなしのオープン収納にすれば、ひと手間なくなって効果ばっちりです。
<教えてくれた人>
暑いの苦手な整理収納アドバイザー3人の子のママ 飯島真紀子さん
「ずぼらな片づけ」提唱者
長野県に住む42歳。夫(43歳)、長男(16歳)、二男(13歳)、長女(10歳)の5人家族。もともと几帳面でもきれい好きでもなく、長男の幼稚園時代に住んでいたアパートは汚部屋。ワンオペ育児がきっかけで整理収納を学び、長野県内の散らかりに悩む家を約380軒片づけてきた。片づけは最小限で済ませて、その分自分の好きなことに時間とパワーを使っていこう!という「ずぼらな片づけ」の提案が地元の主婦(夫)に熱く支持されている。
◎おうち DATA◎
持ち家一戸建て/5LDK/築10年
「出す」のと「しまう」のはラクさせてもらいます
扉やふたなしのオープン収納なら、扉を開けたり、ふたを取ったりがなくてラク。1日に何回も繰り返すことだから、そのひと手間をなくす効果は大きい!
シンク下の扉をなくしたら、手を伸ばせばすぐ取れる
真紀子さんは家を建てる時、出し入れしやすさを考えてシンク下収納は扉を付けませんでした。「既製品のシステムキッチンでも、扉をドライバーで外せる物もありますよ」。
掃除と除菌用のスプレーは引っかけてるから秒で取れる。
食器棚も扉がなければ「出す」も「しまう」も秒
食器はオープン棚に収納。よく使う食器だけを棚板2段分にまとめているので、使う物がすぐ見つかります。「毎日のように使うので扉がなくてもホコリは気になりません」。
扉でふたをしない!出すのもしまうのも面倒だから。
ずぼらしたければ水きりカゴを置こう
洗った食器は自然乾燥。拭く手間も、ふきんを洗って干す手間も不要だし清潔。「夏休み中は使っては洗うの繰り返しだから、ここから食卓に出すことが多いです」。
インスタ界のトレンドは無視。
揚げ物のバットは魚焼きグリル
コンロ下の魚焼きグリルを引き出し、焼き網の上にペーパータオルを敷いて揚げた物をON。グリルにつく油はわずかなのでさっと拭くだけ。
油ベタベタの洗い物が出ない。
におう・不潔・汚れる・べたべた、夏の4大悩みは100円ショップの「アルカリ電解水」がみんな解決
アルカリ電解水は、汚れが落ちるだけではなく除菌と消臭の効果も。「洗剤は2度拭きしないとベタつくけど、これは原材料が水。だから2度拭きも要らないんですよ」。
冷蔵庫内。
床のべたつきと黒ずみ。
ガス台の吹きこぼれ。
食卓。
レンジ庫内の吹きこぼれ。
使い方
(1)汚れている所に直接吹きかける
(2)拭き取る
※pH値が高く手荒れする可能性があるので使用時には手袋を
アルカリ電解水のここがスゴイ
1 安い
メーカーによりバラつきはありますが、400mlで350~400円。100円ショップでも売ってます。
2 冷蔵庫から床まで使える
洗剤を何種類もそろえて管理する手間がなくなります。
3 原材料は水
アルカリ電解水とは、油汚れなど酸性の汚れをアルカリ性で中和して落とす仕組み。成分は電気分解した水なので環境にも〇。
4 2度拭きいらない
もともとが水なので、スプレー後に放置してても、乾けば何も残りません。
5 重曹みたくいちいち作らなくていい
液体だから、そのままスプレーして使える。重曹やセスキ炭酸ソーダのように水に溶かす手間がいりません。
※真紀子さんの私物です
パン袋とコーヒーかすで生ゴミにダメ押し消臭
コーヒーかすや茶殻には脱臭効果が。「夏はカビを防ぐために、軽く乾かしてから使うようにしています」。
「ポリプロピレン製の食パンの袋にはニオイを通さない作用があるとテレビで知り、生ゴミを捨てるときに使ってます」。
面倒すぎるリサイクルゴミの分別はおうちゴミステーションに投げ込んで一発完了
家の中でもゴミが多く出るキッチンにゴミステーションを設置。生ゴミはシンクの手前にポリ袋をつるして調理しながらポイ!リサイクルゴミもその場で即分別して袋にポイ!
リサイクルゴミ出た→定位置に投げ込む。面倒な分別はいらない
リサイクルゴミを1つの袋に一緒くたにしておくと、あとで仕分けるのが超絶面倒。ゴミが出た時に分ければ分別の手間がゼロに。「袋にポイポイ入れるだけだからストレスゼロです」。
突っ張り棒にS字フックでレジ袋を掛けて投げ込む。
スーパーなら曜日関係なく回収してくれる
「地域の回収は決まった曜日だけど、回収コーナーが常設されているスーパーはいつでも出せるから、家にゴミがたまりません。分別済みだからパッと捨てられますよ」。
調理中に出るゴミは、シンク下に掛けたレジ袋
シンクの外側に生ゴミ用のレジ袋をつるして、ゴミが出たそばからポイ。「ゴミ入れまでの距離が短いと調理が時短できるし、調理後の片付けもラクで、いいことしかない!」。
レジ袋の上で玉ねぎの皮をむけば、皮むきとゴミ捨てが同時進行。生ゴミがぬれないので、気になるニオイも防げます。
参照:『サンキュ!』2022年9月号「夏は最小限の片づけでいいんです!」より。掲載している情報は2022年7月現在のものです。取材・文/村越克子 編集/サンキュ!編集部