片づけているはずなのに、なぜか部屋がスッキリと見えない、散らかってみえてしまう…という悩みはありませんか。そういった家には、じつはある共通点があるのだとか。
整理収納アドバイザーでセミナー講師なども行っている松下香奈さんに解説してもらいました。

1.玄関に靴がたくさん出ている
玄関は最初に目に入る場所なのでいつもスッキリ片づけておこうと心掛けている所だと思います。しかし玄関のたたきにたくさんの靴がキレイに並んでいたとしてもやっぱり散らかって見えてしまいがちです。
出しっぱなしにしてしまう理由としては靴箱に入りきらないパターンが多いのではないでしょうか。靴をぎゅうぎゅうに詰め込むと靴の出し入れもしづらくなるだけでなく、空気の循環しにくくなってカビが生えやすくなります。
靴箱は8割収納を目標にして定期的にチェックし、あまり履いていない靴や気持ちが上がらない靴は手放します。
たたきに出す靴を減らすだけで玄関がスッキリと見えるし、急な来客があっても慌てずにすみます。
2.床があまり見えない
床があまり見えないと広々とした空間に感じません。家具や収納グッズが多くて、床を占領していたり、普段よく使っているバッグや衣類などが床に置いてあったりしませんか。
掃除をする際、床置きが多いとものを退かしながらになるので掃除も億劫です。また掃除ロボットにお願いしたとしても、走らせる前に床を片づけないといけないという事態に。
バッグなどの一時置きをやめ、掛ける収納にするか、その部屋に関係のないものは別の部屋に移します。
3.生活感のあるものが見えている
日常的に使うティッシュやリモコン、充電器などなど…表に出ているとすぐに手に取れて便利な反面、生活感がリアルに滲み出てしまいます。
箱ティッシュはパッケージを封印するためにティッシュケースに収納するだけでも生活感を抑えられます。リモコンはまとめてカゴに収納するか、壁掛けフックなどで掛ける収納をお勧めします。定位置が決まっていると「あれどこ行った?」と探すこともなくなります。
必需品の充電器は充電ステーションを作って1カ所にまとめましょう。コード類がごちゃごちゃ出ていると散らかってみえるので、結束バンドなどでまとめて、床を這っている場合は配線モールで隠すことで部屋がグンとすっきり見えますよ。
◆執筆/松下香奈さん
衣食住をテーマに暮らしをちょっとのことでもっとたのしくする「SSS-Style+」に所属する整理収納アドバイザーで、3 人の女の子のママ。セミナー講師なども行っている。
編集/サンキュ!編集部