整理収納のプロが教える「狭い」を生かす暮らしのコツ3選

2020/06/06

5人家族で56平方メートル(約17坪)賃貸アパートに住む、節約系整理収納アドバイザーでサンキュ!STYLEライターのNagomy(なごみー)です!

在宅時間が長くなった中、家の断捨離や模様替えをしたかたもたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。わが家も例外でなく、模様替えや収納の見直しなどをしました。部屋が片づくと、心も頭もスッキリしますよね!

冒頭で書いたとおり、わが家は現在5人家族で56平方メートル(2LDK)の賃貸アパートに住んでいます。もちろん、結婚するとき、子どもが生まれたとき、子どもが増えたとき、住宅購入を検討したタイミングはたくさんありました。

「子どもが3人もいて、狭くない?」「家、買わないの?」
なんてことをよく聞かれますが、今後も住宅を購入するつもりはありません。
約17坪のはたから見ると狭い部屋ですが、今のところ困ったことはなく、快適な住み心地です。

今回は、そんなわが家で気をつけている「狭さを感じさせないためのコツ」を3つ紹介させていただきます。

5人家族で56平方メートル賃貸アパートでもすっきり暮らすコツ3選

【快適な狭小住まいのコツ1】腰より低い高さの家具を選ぶ

狭いからといって、天井まである高さの収納家具を使ったり、壁面収納を壁にびっしり…なんてことはしていません。むしろ、腰より高い家具は可能な限り、家からなくしました。

たとえば、食器棚。
以前は、「上に食器入れがあり、真ん中が電子レンジやケトルなどを置けるスペースとなり、下段にカトラリーなどを収納できる引き出しがある」一般的な食器棚を使用していました。

ですが、ある日ふと「この食器棚がわが家の狭さを助長している気がするなぁ~」と感じ…
ネジで固定されているだけだったので、上段のみ撤去することにしました。

リビングからカウンター越しに見える家具が減り、見た目に感じる圧迫感も激減!
ちなみに、なくした上段に収納していたものは、無印良品のポリプロピレン収納ケースに移動させて、食器棚の隣に置いています。

【快適な狭小住まいのコツ2】よく使うものだけに厳選する

【コツ1】につながることでもあるのですが、腰より低い位置の収納家具を選ぶということは、その分収納スペースも限られていきます。
となると、おのずと持ち物も厳選する必要があります。

今の家に引っ越してくる前は、文字どおり「汚部屋」の住人だった私。
整理収納の「整」の字とはまさに無縁で、押し入れの中には何となく捨てがたくてとっておいたショップ袋、もう使わない書類、数年着ていない洋服、お下がりでいただいた子ども服(存在に気づいたときには着られないくらいに子どもが成長していました。泣)など、使わないもので溢れ返っていました。

自分の持ち物を把握していないということは、それだけ自己管理ができていなかった証拠だと痛感しました。
【1年以上使っていないものはこの先も使うことが極めて少ない】というわが家のルールを決め、過去1年の間に使っていないもの(思い出のものは別)は徹底的に処分しました。

「いつか使うかも」「何かに使えるかも」と大事に取っていたものほど、出番は少ないもの。
いつ来るかわからない「いつか」のためにスペースを使うよりも、「今」の暮らしを整えてすっきり快適に過ごせるほうが心も満たされると感じています。

【快適な狭小住まいのコツ3】色を厳選する

人気インスタグラマーさんやブロガーさんの記事や写真を見ていて「色味が厳選されている」と感じるのは私だけではないはず。

整理収納に目覚めるまでの私は、お店で「かわいい!」「おしゃれ!」と思ったものは部屋のテイストやほかの家具との色合いなどまったく気にせず購入していました。

結果、
あるプラカゴはピンク、
こっちのプラカゴは白、
ソファは夫好みのグレー、
テレビ台は黒、
ダイニングテーブルはガラス張り、
など部屋全体がちぐはぐな状態に。

そこから部屋のすっきりを保つ色合いや好きな色味など、雑誌やインテリア本を読み漁ってわが家好みのテイストに辿り着きました。

参考までに、わが家は「ベースカラーは白、アクセントカラーにイエロー、ナチュラルインテリア」にしています。

一気に買い替えるにはコストがかかるので、買い替えのタイミングまではリメイクシートを使って色をそろえたりしていました。

狭いことはデメリットじゃない!

整理収納に目覚めるまでは、「収納は多い方がよい!」と思っていた私ですが、今はそれほど重要ではないのかな、と感じます。
収納するものがなければ、無理に何かをしまう必要はありませんし、ものの多さが暮らしの邪魔をしてしまうこともあります。

収納が限られている分ものの厳選が必要になり、その厳選する過程で「自分にとって1番大事な、優先したいこととは何だろう」と自分と向き合うチャンスにもなります。

ぜひ、整理収納を通して自分とも向き合ってみてくださいね!

◆この記事を書いたのは・・・Nagomy
5人家族で月6万円でやりくりする節約マニア。年間100万円貯金を目指す節約系整理収納アドバイザーでもあり、貯金に繋がる整理収納術を提案しています。

※ご紹介した内容は個人の感想です。

 
 

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