【悩めるオトナ女子の保健体育】vol.6 産後太りはなぜ起こる

2017/03/31

こんにちは、アンソニー玲奈です。
主婦でもあり、ママでもあり、雑誌『サンキュ!』の専属読者モデルもしています。そして普段は、美容外科医をしております。
“出産経験”のある女性の体の変化・悩みについて美容外科医の目線で連載を掲載しています。

第6回目の今日は、「産後のダイエット」についてお話しいたします。
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授乳中、食べても食べても痩せていく!
母乳をあげていた人はそんな嬉しい経験があるのではないでしょうか。

しかし、卒乳したら…
まーったく痩せない!戻りもしない!それどころかどんどん増えていく!
同じ悩みを持った方が大勢クリニックにいらっしゃいます。

あんなに大変な思いをして出産したのに、どうして産後に体重が戻らないのか?

それはひとえに「基礎代謝」が落ちているからなんです。
妊娠中は慌ただしくしているようで、実は運動量が減っています。
当然、筋肉量が落ちますし、同時にびっくりするほど「基礎代謝」が下がります。
「基礎代謝」が下がると痩せにくい体になってしまうのは定説ですね。

授乳中に痩せた経験がある人は、「基礎代謝」が落ちている状態でもつい癖で食べ続けたり、
あるいはストレスで食べ過ぎてしまったり。

何度も言いますが、産後ダイエットの鍵は「基礎代謝」

産後太りで悩んでいたら、まずは少しでもいいので、家でできる簡単な筋力トレーニングをしましょう。
腹筋をしたり、ヨガをしたり。
私自信、産後に食事療法だけで体重を戻そうとしましたが中々うまくいかず(涙)、筋トレをしてやっと体重が戻りました。

「いまさら筋トレなんて」と思ったらアウト。筋トレを侮ってはいけません!
筋トレは究極の若返りホルモンと言われている“成長ホルモン”の分泌も増えるので、アンチエイジングにもおすすめです。

出産経験は女性の美に拍車をかける、と私は思います。
産後のダイエットは筋トレで「基礎代謝」を上げ、さらに若返りの“成長ホルモン”をたくさん分泌して、産前より綺麗になりたいですね。
筋トレは簡単なものから強度なものまで、ネットでもすぐに検索できますから、ぜひあなたにあったものを見つけてみてください。

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アンソニー玲奈:
1985年生まれ、東京出身。父はシンガポール人。夫、娘(1歳)の3人暮らし。
大学病院勤務を経て現在は湘南美容外科クリニック池袋院勤務。メディア紹介実績「マイナビニュース」、「すっぴん美人推進委員会」、「4meee!」、「NICOLY」他。
17年より雑誌『サンキュ!』専属読者モデルとしても活躍中。

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