温活するその前に!あなたの【体を温める力】体質チェック
2023/11/16
寒い季節に気になるのが「冷え」。健康と美容のために温活をしている方も多いと思います。そこで大切になるのが「自分の体で熱を作り温める力」。この力が低いと、冷え性に悩むことになります。
今回は、体を温める力の体質チェックと温める力をアップするコツについて、看護師・薬膳師としての知識を活かした記事を得意とするライターの薬膳ナースけいこさんに教えてもらいました。
あなたの「温め力」体質チェック
あなたの今の時点の「自分の体で熱を作り温める力」をチェック。以下のような傾向はありませんか?
□ 汗をかきにくい
□ 足や腰がだるい
□ 手足が冷える
□ むくみやすい
□ 排尿回数が多い
□ 下痢をしやすい
□ 舌の赤みが薄い
□ 生理周期が遅れがち
□ 生理痛があり、温めると楽になる
□ 布団の中でも手足が冷たい
2つ以上当てはまる方は、「自分の体で熱を作り温める力」が不足しています。
「温め力」を高める食生活とは
温める力を高める食生活のポイントは3つです。
1.体を温める食材をとる
ラム肉、黒砂糖、こしょう、しょうが、唐辛子、にんにく、ねぎ、にら、紅茶など
2.温めるために必要なエネルギーを補う食材をとる
うなぎ、しゃけ、さば、えび、豚肉、やまいも、かぼちゃ、しいたけ、桃など
3.冷えの原因となるむくみを和らげる食材をとる
黒豆、大豆、そら豆、あずき、とうもろこし、もやし、わかめ、のりなど
身近な食材ばかりですので、意識的に食べるようにしてみましょう。
「温め力」を高める生活習慣
温め力を高める生活習慣のポイントは3つです。
1.筋肉を動かすために運動をする
筋肉量の低下や筋肉を動かさない事からくる血行不良は冷えの原因になります。全身の筋肉を動かす大きな動きと共に、手先、足先の筋肉をギュツ、パッと動かすような小さな動きも必要です。
2.夏の過ごし方を振り返る
薬膳(中医学)には、「冬病夏治(とうびょうかじ)」という言葉があります。冬の冷え性を夏の過ごし方を工夫することで治すということです。夏の冷たい飲食物からくる冷え、体を冷やす服装、寒い空調への対策不足はありませんでしたか?夏は過ぎてしまいましたが、来年の夏は対策して冬の冷えを防ぎましょう。
3.環境を調整する
基本的なことになりますが、温かい室温に調整する。靴下、マフラー、腹巻などを活用しながら衣類で寒さを防ぐことも有効です。冬にバリエーションの多い「あったかグッズ」も活用しながら寒さから身を守りましょう。
外からの温活も大切ですが、「自分の体で熱を作り温める力」を今から高めておくことで、冬の寒さに負けない体を作りましょう。
■執筆/薬膳ナースけいこ…薬膳師/看護師/経絡ヨガ指導者/薬膳茶エバンジェリスト。知って活用、暮らしに溶け込む健康づくりをテーマに情報を発信中。Instagramは@keiko89zen。
編集/サンキュ!編集部