浅い呼吸にご用心。看護師が教えるその場でできるセルフチェック
2024/07/30
呼吸が浅くなると、疲れやすくなったり、めぐりが悪くなることで肌がくすんだり、心の不調を感じやすくなったり…心と体に負担がかかってしまうそうです。
ですが、浅い呼吸に慣れてしまうと自分で「普段の呼吸が浅くなっているかも」とは気づきませんよね。
今回は、看護師・薬膳師などの資格をもつ薬膳ナースけいこさんに、その場で簡単にできるセルフチェックを教えてもらいました。
呼吸が浅くなる原因は?
呼吸が浅くなる原因の代表的なものは
・ストレス
・集中、緊張などで体に力が入っている時間が長い
・呼吸に関連する筋肉の柔軟性の低下
・スマホやパソコンを見る際に前傾姿勢になり肺の前面を縮ませている
・マスクで口と鼻を覆う時間が増えた
などが挙げられます。
例えば、「テレワークでパソコンを使用する時間が長くなった頃から疲れやすくなった」という自覚のある方は、作業中の姿勢や作業に集中することで、気づかないうちに呼吸が浅くなっていた…といったことも考えられます。
その場でできる呼吸セルフチェック
息を吐く時間を計るセルフチェックです。
1.普段通りの呼吸をします
2.おおきく息を吸い込んで息を吐き出します
3.何秒息を吐き続けられるか計ります
息を吐けた時間が20秒以下だった方は、普段の呼吸が浅くなっている可能性があります。
セルフチェックで普段の呼吸が浅い可能性があった方は、まずは時々深呼吸をすることから始めてみませんか?
・朝起きたとき
・椅子に座ってすぐ
・椅子から立ち上がる前
・人と会話した後
など自分でタイミングを決めたり、よく視界に入る場所に「深呼吸」と書いた付箋を貼っておいたりするのも意識づけになって効果的ですよ。
今回のセルフチェックで大丈夫だったかたも、手軽で簡単にチェックできるので、定期的にチェックしてコンディションを確認するのもおススメです。
健康づくりの基本は「自分の傾向を知ること」。自分の普段のコンディションはどうかな?と関心を向けて心と体をすこやかに整えましょう。
■執筆/薬膳ナースけいこ…薬膳師/看護師/経絡ヨガ指導者/薬膳茶エバンジェリスト。知って活用、暮らしに溶け込む健康づくりをテーマに情報を発信中
編集/サンキュ!編集部
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