【連載】GUをこう着る。Vol.6 グラフィックデザイナー、田熊佑衣さん

2017/09/26

デザイナーはデスクワークが中心ですが、意外と打ち合わせや撮影にもよく出かけますし、今日のように、書店で資料を探すこともしばしば。ですから動きやすいだけでなく、いつ見られても女性らしく、しゃんとした姿勢でいられるファッションを心がけています。服選びのポイントは、「いかに少ない要素で美しく見せるか」。よけいな装飾を省きながらも、着たときに自分の体のパーツやラインが最大限きれいに見えるかどうかにこだわっています。例えば今日選んだパンツやパンプスは、はいただけで足首が細くすらっと見えますし、ニットも首や背中のラインがとてもきれいに見えます。GUの服は、ほどよく流行を取り入れながらシンプルなところが気に入っていて、ふだんからよく着ています。

 グラフィックデザインという仕事は、物事への理解を深めて、そのものの魅力を最大限
に引き出して伝える仕事だと思っています。考えてみれば、私の服選びも仕事と同じです
ね。いかに素材(自分)の魅力を生かすか、ということですから。ささいな魅力もたくさ
ん感じられるように、仕事もファッションも、できるだけ気持ちよく呼吸して、自然体で臨
みたいと思います。

「少ない要素で美しく」。 デザインの仕事も、 服選びも一緒ですね。

Profile

田熊佑衣さん:グラフィックデザイナー。デザイン事務所「PARK./SUTHERLAND INC.」に所属。『サンキュ!』特集のほか、書籍やファッション、広告などさまざまな分野のアートディレクションとデザインを手がける。ふだんの着こなしのお手本は、祖母。祖母のように、年齢が着ている服のスパイスとなるような、味わい深く美しい年の取り方をしたいと思っている

ニット、白パンツ、白2wayバッグ(バッグは一部店舗のみ販売)各¥2,149、黒パンプス¥2,689/GU☎0120・856・452

※上記商品は、掲載月時点の情報のため、現在販売していない可能性があります。ご了承ください。

撮影/押尾健太郎 スタイリスト/丸尾朋世 取材・文/編集部 デザイン/mo-green 協力/GU

※『サンキュ!』2017年4月号より

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