朝、昼、夕方と時間が経つにつれ、メイクが次第に崩れてくるものの、オフィスで1度も化粧直ししないなんてことも…。パンダ目になっていてもお構いなしになっていませんか?しかし、「大人の女性がそれでは絶対NG!」だというのはヘアメイクアップアーティスト・榊美奈子さん。パンダ目を防ぐ&即効で直す方法を教えてくれました。

監修: ヘアメイクアップアーティスト 榊美奈子
ヘアメイクアップアーティスト。1967年東京生まれ。4年半の美容室勤務の後、沢田哲哉氏に師事。30歳で独立し...
クマは気になるのに、パンダ目は直さないなんて!
目の下にできたクマは気にしますよね。じゃあなんでパンダ目は気にしないのかっていう話です。そもそも日本人は上まぶたの皮膚が厚めの方が多く、どうしてもアイメイクが目の下につきやすいんですね。
そのうえ40代になってくると、まぶたがたるんで覆い被さり、さらにつきやすいことに…。粘膜も弱くなって涙も出やすくなり、いつの間にかパンダ目になってしまうんです(涙)。
誰も見ていないとはいえ、パンダ目になると疲れて具合悪そうに見えてしまいます。それは決してプラスではないですよね!
パンダ目を防ぐ方法
絶対につかない方法というのはありませんが、パンダ目を防ぐ方法はあります!
1:ファンデーションの前に、目の周りの油分を取る
乾燥を防ぐために保湿したくなる気持ちはわかりますが、メイク前にあまり油分を足しすぎないことがパンダ目を防ぐ第一の方法です。
ウォータープルーフも水分には強いけど、油分には弱いので。まずはファンデーションを塗る前に、目の周りの粘膜部分の油分を綿棒で取ってあげましょう。
2:アイメイクに入る前に、パウダーを目の周りに
リキッドファンデーションをつけ、顔全体にパウダーをつけた後、アイメイクに入る前に、目の周りにだけもう1度軽くパウダーを。優しく押さえつけながら薄くつけましょう。
3:アイラインの“上”にアイシャドウをのせる
アイラインを引いたら、その上から濃いめのアイシャドウをのせましょう。粉でフタをすることで落ちにくくなりますよ。歳を重ねてくると、シワで引っかかってアイラインが上手く引けなくなってきますが、アイシャドウをのせることでごまかすことができます。キレイなグラデーションも出せて一石二鳥!
4:まつ毛のカールをちゃんとする
最後に、まつ毛のカールをちゃんとしましょう!カールキープのできる下地や、マスカラの上につけるコーティングなどもあるので、上手に取り入れてみてください。
これでパンダ目になるのを防ぐことができます!
パンダ目を直す方法
いくら防いでも、時間が経ってくるとパンダ目になるのは仕方がないこと。いろいろと持ち歩かなくても、綿棒とリキッドファンデーション、もしくはテクスチャーの軽いコンシーラーだけ持っていればパンダ目を即効直すことができます!
やり方は簡単。綿棒にリキッドファンデーションをつけたら、パンダ目になってしまっているところに当てて「クルクル」とまわすだけ。
リキッドファンデーションには油分が入っているので、パンダ目を直しながら、新たに化粧直しすることができるんです!強くこすりすぎないようにだけ注意してくださいね。
パンダ目は放置せず、気づいたら即効、綿棒でクルクルっと直してしまいましょう!
取材・文/岸沙織