女性の顔の「毛」問題。剃る?抜く?見落としがちな箇所は

2019/03/03

産毛、眉毛、鼻毛など、気になる“顔の毛”問題。それぞれどのように対処するのが正解なのか、正しいケア方法や見落としがちな場所について、ヘアメイクアップアーティスト・榊美奈子さんに教えていただきました!

ヘアメイクアップアーティスト。1967年東京生まれ。4年半の美容室勤務の後、沢田哲哉氏に師事。30歳で独立し...

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毛のケアで、こんな良いことが…!

毛を剃ると濃くなるのでは?と気になる方もいると思いますが、顔の毛を剃ると、肌がワントーン明るくなったり、メイクのノリも良くなります。

濃くなるというのは、女性ホルモンの減少や刃の状態の悪いカミソリの使用によるものだと思います。

人それぞれだけど、20日前後に1回くらい剃っておくのが良いですね。大事なのは、清潔な状態で剃ること。男性用のシェーバーをちょこっと借りたり、錆びた刃で剃っていると肌が黒ずんでくる場合があるので注意して!

場所別、毛の処理方法

顔のパーツ別に毛の処理について教えていただきました!処理方法のポイントをみていきましょう。

顔全体の産毛の処理方法

婦人用カミソリや、100均などで売っているT字カミソリ、フェイスシェーバーでOK。重要なのは"刃が清潔であること"なので、使い捨て覚悟でも良いと思います。使い終わったらキレイに洗って、しっかり乾燥させましょう。

剃る際には、ワセリンや乳液などを顔に塗って、滑りを良くしてあげてから。洗顔時やお風呂で剃るのは避けた方が良いですね。洗顔剤は洗浄力が強いので乾燥しますし、お風呂場は雑菌が繁殖しやすいです。お風呂上りに毛が柔らかくなったところで剃るのがベストでしょう。逆剃りはNGです。

また体調の悪いとき、生理前はなるべく避けた方が良いかも。ちょっとの刺激で吹き出物ができてしまったりするので、コンディションの良いときにしましょう。剃ったあとは、ぬるま湯で流して、丁寧に保湿をしてくださいね。

鼻毛の処理方法

鼻毛は埃やウイルスなどから身を守るために存在しているわけですから、抜いてしまうのはNGです!

気になる鼻毛は、鼻毛専用のハサミやシェーバーを使ってカットしましょう。"鼻毛が出ているよ"と他人は指摘しにくいものです。自分でしっかりケアしておきましょうね。鼻の下の毛も、抜くのではなく剃りましょう。

眉毛の処理方法

抜くと毛根が傷ついて生えなくなってしまう場合もあるので、無闇に抜くのはNG。基本的には眉用ハサミでカットします。

さらにカットした後、気になるところは抜いてもいいですが、眉用シェーバーでムダ毛を剃ればなおよいです。

いまは太眉が流行りなので、長さ自体は下手にカットしなくてもよいかも。眉のあいだは、シワを伸ばしながら剃りましょう。

また、眉頭はあまりいじらないことがポイント。眉の形の起点になっているので、いじり過ぎるとその後どうしたらよいかわからなくなりますよ。

本当に眉の形を変えたいときは、一度伸ばしてみることをオススメします。

見落としがちだけど見られている大事な所…

顔の毛の処理で意外と見落としがちなのが、あごの裏→エラの裏→襟足にかけてのライン。月1くらいで処理しておくことをオススメします!

顔の毛、とくに鼻毛をキレイに処理するのはマナーのひとつ。普段からこまめに鏡でチェックしておきたいですね!

教えてくれたのは・・・

榊美奈子さん

ヘアメイクアップアーティスト。1967年東京生まれ。4年半の美容室勤務の後、沢田哲哉に師事。30歳で独立し、現在に至る。スチールを中心に女性誌、広告で幅広く活躍。不定期でメイクレッスンも開催。

取材・文/岸沙織

 
 

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