メイク道具が汚いと5歳老け見えの原因に…! 洗い方や洗う頻度は?
2023/02/13
毎日使うメイク道具、清潔にお手入れできていますか?汚い道具を使っていると、老け見えに繋がってしまう可能性も!?道具のお手入れの大切さについて、ヘアメイクアップアーティストの榊美奈子さんが説きます!
監修: ヘアメイクアップアーティスト 榊美奈子
ヘアメイクアップアーティスト。1967年東京生まれ。4年半の美容室勤務の後、沢田哲哉氏に師事。30歳で独立し...
皮膚には微生物がいっぱい!?
皮膚には、皮脂、汗、汚れはもちろん、色んな微生物がついているもの。そんな皮膚に触れた道具をお手入れせずに放置しておくとどうなるでしょうか…。汚いお皿でご飯を食べたくないように、道具も常にキレイにしておきましょう。
化粧品で肌トラブルが起こったとき、実は道具のせいかもしれません。汚い道具でメイクをすることは、毛穴に汚れを埋めているようなものなので、老け見えに繋がる“くすみ”の原因にもなってしまいます。
今回は、それぞれの道具に応じた正しいお手入れ方法をお教えしますね。
スポンジ&パフをチェック!
スポンジやパフ、清潔にしていますか?実は、さまざまなメイク道具のなかでも、ファンデーションを塗るスポンジは一番雑菌が繁殖しやすいんです。
雑菌は皮脂が大好物。ファンデーションは水分を含んでいるため、スポンジ内で雑菌が繁殖しやすいんですね。汚いスポンジでファンデーションを塗ると、皮膚に雑菌をつけているようなものですよ。ひとつのスポンジで、半面ずつ、裏返して半面ずつ、計4回を目処に洗いましょう。
一度皮膚に触れた面は使わない方がよいですね。洗うのが面倒なら、100均の使い捨てでもOKです。コロッケのようにカピカピになっているスポンジを使っている方は、いますぐ捨てて!
また、粉を付けるパフは、1週間に1度ほど洗いましょう。粉には油分が含まれていないので、スポンジほど雑菌が繁殖することはありませんが、油断は禁物です。
スポンジ&パフの正しい洗い方
スポンジやパフを洗うときには、専用のクリーナー、もしくは顔用の石鹸などを用いましょう。無添加のものだとなおよいですね。
洗面器にぬるま湯を溜め、そのなかにスポンジを浸して水分を含ませたら、石鹸をつけて優しく揉みましょう。素材が傷むので、熱過ぎるお湯は避け、強く揉まないように注意してね。汚れが浮き出てきたら、再びぬるま湯のなかに入れて、お湯を含ませながら揉み、最後にすすぎましょう。すすいだ後、ギュッと絞らないように気をつけて。形が崩れ、繊維も壊れてしまいます。
乾かすときには、平らなところにタオルを置き、そのタオルの間に挟んで上から軽く押します。その後は、通気性のよい場所に置いたり、吊るして日陰干しをしてあげましょう。ドライヤーで乾かすのは生地が傷むのでNGですよ。
ブラシをチェック!
ブラシは汚れてくると、肌に触れたときに痛くなってきます。使ったらその都度、ティッシュの上で一方向に優しく払ってあげましょう。次に使うときにメイクのノリもよくなるし、ブラシも傷みにくくなりますよ。
ブラシの正しい洗い方
動物毛、天然毛のものは専用のクリーナーで、ナイロン毛は石鹸でもOKです。石鹸をブラシに付けたら、手の上で優しく撫でてあげましょう。その後、ぬるま湯のなかで振って洗います。洗い終わったら、タオルに挟んで上から優しく押し、毛を下にして干しましょう。生乾きだと雑菌が繁殖してしまうので、ちゃんと乾かすのが重要です!
チップをチェック!
チップはマメに洗った方がよいですね。同じアイシャドウの色を使っても、何度も同じチップを使っているとグレーっぽくなってしまいます。裏、表と面を変えて2回使ったら洗いましょう。目のまわりの皮膚はデリケートです。100均の使い捨てチップでもよいので、常に清潔なものを使用してね。
ビューラーをチェック!
意外と汚れているのがビューラーです。とくにゴムのところは汚れがちなので、使ったら毎回ティッシュで拭くようにしましょう。
リップブラシをチェック!
リップブラシも清潔にしていますか?使ったら毎回ティッシュで絞るようにしましょうね。