いまがいちばん美味しい時期!「アイス」の太りにくい食べ方ってあるの?
2020/07/05
最近では冬場のアイス消費量も増えてきましたが、やはり夏にはかないません。一般的にアイスがおいしく感じる気温は25度前後と言われており、それがまさに今(6月下旬~7月上旬)なのです。
コンビニエンスストアで購入できるアイスのクオリティーも高いですし、「どうしよう、アイスが止まらない!」という人も増えてきていることでしょう。
ただ、アイスは思っている以上に高カロリーで糖質・脂質も多く含むため、ダイエット中の人にとってはちょっとした罪悪感を生みかねない存在でもあるのが悩ましいところ。
そこで今回は、「太りにくいアイスの食べ方」についてヨガインストラクター・ビューティーフードアドバイザーの高木沙織さんに話を聞いてきました。
執筆/監修: ヨガインストラクター 高木沙織
ヨガインストラクター/ライター。骨盤ヨガや産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスを...
アイスクリーム→氷菓に
「アイス」といっても、その種類は乳固形分や乳脂肪分の成分含量によってアイスクリーム、アイスミルク、ラクトアイスに分けられます。
アイスクリームは乳固形分・乳脂肪分がもっとも多く含まれクリーミーでコクがあり、アイスミルクはそれより少ない含有量で牛乳と同じくらいの栄養を含み、味わいも重すぎません。そして、ラクトアイスは乳固形分がさらに少ないのが特徴で口あたりはさっぱり。
また、乳固形分が3%未満のものは氷菓と法律で定められており、果汁を凍らせたものやかき氷、シャーベットなどが当てはまります。
ちなみにアイスクリーム(普通脂肪)は180kcal、糖質は23.2g(炭水化物23.2g-食物繊維総量0g)で、氷菓に分類されるシャーベットは127kcal、糖質は28.7g(炭水化物28.7g-食物繊維0g)。フレーバーやトッピングによっても異なるので参考程度に覚えておくとよいでしょう。
※ 可食部100g当たり
カロリーオーバーが気になる人は氷菓、食後血糖値の上昇が気になる人は最近増えてきている糖質〇%カットのアイスを選ぶというのも、「太りにくい選び方」のひとつになるのではないでしょうか。
小分けになっているものを選ぶ
カップタイプやバータイプ、スティックタイプなどさまざま形状のアイスがありますが、まるまる1個を食べきると結構な満足感がありませんか?そして、「あー全部食べてしまった」と罪悪感が襲ってくることもあるでしょう。
このようにアイスを食べるたびに後悔してしまうという人は、ファミリーパック(箱アイス)を選んでみてはどうでしょう。ファミリーパックのアイスはサイズもやや小ぶりだし、それぞれ個別に袋に入っているし、視覚からも行動からも食べすぎることを防げるのではないでしょうか。「1個食べたから終わり」といった具合に。
ただし、あればあるだけ食べてしまう……という人には向かない方法なので、自分の食べ方のくせを思い出してみて。
食欲はないけど、アイスなら……に注意
暑い日によくやりがちなのが、「食欲はないけれど、アイスなら食べられる」と食事を抜いてアイスを食べる行為です。
アイスは糖質を多く含みますので、このようなタイミングでいきなり食べると血糖値を急上昇させ、糖を脂肪として蓄えやすい状態にしてしまいます。
夏バテをして食欲が落ちる傾向にある人は、おかゆやポタージュスープ、繊維質の少ない野菜、カフェインレスの飲みものなど消化がよく胃に優しいものを食べるようにして、なるべく食事抜き→アイスにならないようにしましょう。
ダイエット中とはいっても、種類や量、食べるタイミングに気をつければアイスが絶対にダメだということはありません。
上手に付き合っていきましょう。