そろそろ洋服やメイクも春らしいものに変えたい頃。40代が若見えする、2021年の最旬春メイクについて、ヘアメイクアップアーティストの榊美奈子さんに伺いました。
2021年の春メイクの傾向は……
本来ならワクワクするような季節だけど、今年はなかなか気持ちも上がりにくいですよね。だからこそメイクで気持ちを上げよう!というのが今年の傾向。
そのため、ポジティブマインドになるようなカラーが続々と出てきています。生命力、ナチュラル、ヘルシー、ハッピー…といったものや、がんばり過ぎない、背伸びしない、自分らしさといったテーマのものが多いですね。
ここでは、そうしたテーマを踏まえたメイクのポイントをパーツ別にお教えするので実践してみてね!
アイシャドウ

アイシャドウは、ピンク、オレンジ、ラベンダー、スモーキーパステルなどが流行り。濃く入れ過ぎたり、グラデーションにすると古っぽくなってしまうので、まぶたの真ん中が濃くなるように、そこを中心として二重幅にワイパーのような動きで入れてあげて。
その後、目尻部分の上下に透けブラウンを入れてあげることで目元が締まりますよ。
明るいカラーは入れ方によってはボンヤリしてしまうので、ブラウンのアイライナーをインラインにしっかり入れ、マスカラも1本1本上下ともに丁寧に塗りましょう。
リップ
リップは、オレンジベージュやピンクベージュなど、柔らかい色味が旬。よりヘルシーさを出すには、リップラインはボカす方が良いですね。薄めの色はオーバーリップ気味の方が可愛いです。
ただし薄い色味であるだけに、元々の口元の色がくすんでいるとキレイに発色しません。色素が濃くなっている方は、リップコンシーラーを使って色味のトーンをおさえてから塗ってあげてね。
眉
眉はストレートとアーチをミックスした、ナチュラルな太眉を目指してみて。自分の毛そのものを生かしたヘルシーな感じの方が相性が良いです。スクリューブラシできちんと梳かしてあげましょう。
眉の色が暗い方は、眉マスカラで少しトーンを明るくしてあげるのも良いですね。眉尻はスッと抜けるように、きちんと締めることを忘れずにね!
チーク

チークは、血色が感じられるコーラルなどが相性が良いですね。キレイ色をあれもこれもと付けてしまうと全体で見たときちぐはぐになってしまうので、ワントーンメイクでまとめるのもオススメです。オレンジのワントーンメイクはヘルシーさを表現しやすく、取り入れやすいと思いますよ。
ラインが大切!
明るいカラーを使うときには、ラインが重要になってきます。インラインをきちんと引いたり、マスカラをしっかり塗ったり、眉尻を締めるなど、陰の力が大切。そこを疎かにしてしまうとボケた印象になってしまいます。
榊さん直伝のポイントを意識しながら、さっそく春メイクを楽しんでくださいね。
教えてくれたのは・・・

取材・文/岸沙織