さまざまなコスメのなかから、自分に本当に合うものを選び出すのは難しいですよね。
ヘアメイクのプロの方たちは、自分用のコスメアイテムを選ぶ際、絶対やらないことがあるのでしょうか?
ヘアメイクアップアーティストの榊美奈子さんにお聞きしてみました!

監修: ヘアメイクアップアーティスト 榊美奈子
ヘアメイクアップアーティスト。1967年東京生まれ。4年半の美容室勤務の後、沢田哲哉氏に師事。30歳で独立し...
やらないこと1:「オーガ二ック」「天然」「植物由来」というワードだけで選ばない
選ぶ際の判断基準のひとつにはなるけど「オーガ二ック」、「天然」、「植物由来」というワードが記載されているからという理由だけでコスメを選ぶことはありません。
もちろん肌に優しいという部分はあると思うけど、日本の基準は欧米などに比べて曖昧。1パーセントでも成分が入っていたら「オーガ二ック」「天然」「植物由来」と謳えてしまうので、良い商品もあれば悪い商品もあるんですね。
また、たとえ100%オーガ二ックだったとしても、その植物が自分に合わずアレルギー反応を起こしてしまう場合も。オーガ二ックだから必ずしも良いというわけではありません。
やらないこと2:肌のキレイな人が使っているから…という理由で選ばない
スキンケアアイテムは相性です。肌のキレイな人が使っているアイテムが、必ずしも自分にも合うわけではありません。肌のコンディションによっても変わってきますしね。
このご時世、店頭でお試しすることが難しいので、サンプルをもらって試してみてから買うようにしています。
やらないこと3:口コミ、広告の情報を鵜呑みにしない
こちらも判断基準のひとつにはするけど、口コミ、広告の情報を鵜呑みにして選ぶことはありません。ベストコスメに選ばれたと記載されていても、実際に試してみるといまいちなケースもあるので……大人女子なら経験があるはず(笑)。それよりもやはりサンプルをもらって自分で試してみましょう。口コミよりも自分の目を信じた方が良いですよ。
やらないこと4:「イエベ」「ブルベ」「パーソナルカラー」などのワードにとらわれない
自分はイエベ/ブルベだからあの色は似合わない…なんてことはありません!決め付けで可能性を狭めてしまうのは、非常にもったいないことですよね。
やらないこと5:ブランドで選ばない
もちろんデパコスは優秀だし気分も上がります。だけど、プチプラも大好き。ブランド名で選ぶことはありません。高級化粧品を使えば、メイクが上手になるわけではありません。あくまでメイクはテクニックなので、それだったら道具の良いものを使う方が良いです。