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マスクで乾燥、消毒で手も乾燥!今年の冬はカサカサ注意報!対策は?

2020/12/03

冬は顔も体もカッサカサ。今年は特にマスク生活や手指用アルコール消毒の影響も心配です。withコロナ時代のスキンケア&ボディケアを、皮膚の専門家に聞きました。血行をよくする&入念な保湿で冬を乗り切ろう!

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<教えてくれた人>
山本綾子先生
山本ファミリア皮膚科 駒沢公園 院長。医学博士。日本皮膚科学会会員。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。アトピー性皮膚炎治療研究会所属。アトピーや湿疹改善などの皮膚の健康、そして美容に関する情報を雑誌や講演会などでも発信。

マスク生活の疲れが肌にも蓄積……。今年は耳や口まわりも念入りに保湿を

気温が下がり、空気が乾燥する冬は、しっかり保湿することが大切。今年はマスクなどの影響により、肌トラブルがさらに増加することも考えられます。
マスクをしていると呼気がこもって湿度が高くなるから、乾燥対策になると思われるかもしれません。ですが、マスクをはずしたときと湿度や温度の差が激しいことが、肌にとってダメージに。バリアー機能が低下して、肌が乾燥したり湿疹ができたりなど、トラブルにつながります。
また、マスク自体やマスクのひもが、肌にこすれることも問題。長く続くマスク生活で、大人も子どもも肌への負担が蓄積されていることも。保湿クリームなどで改善しない場合は放置せず、皮膚科医に相談してください。

1 マスクで表情筋が運動不足。ほうっておくと、くすみやシミ、肌老化を早める原因にも!

衛生マスク
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マスク生活ではカサカサ肌の心配のほか、口をあまり開かなくなるため、表情筋が運動不足に。血行不良となって、くすみやシミ、肌老化をつながることも。実際、くすみに悩んでいる人には冷え症も多いようです。顔だけでなく全身の血行をよくするようなストレッチなどで予防して。

座ったまま10秒でできる!パパッと血流体操でスキンケア

●片手を真っすぐ上に上げ、そこからあと5cm上に引っ張るような気持ちで伸ばす。もう片方の手も同様に行う。

●両足の指をギュッと丸め、パッと広げる。これを何回か繰り返す。

●片方の足はつま先を上げ、もう片方の足はかかとを上げる。左右交互に、この動作を何回か繰り返す。

汗をかくようなハードな運動を1回するより、10秒ずつでも1日に何度も繰り返すほうが血行不良には効果的!

2 お店に入るたびに消毒で手がカサカサ……。バリアー機能が低下するので正しい手洗いと保湿を

抗ウイルス用アルコールボトルスプレー
show999/gettyimages

流水での手洗いを基本としながら、手洗いでもアルコール消毒でも、そのあとには保湿を心がけましょう。肌が乾燥して荒れるとバリアー機能が低下してしまうので、ハンドクリームを持ち歩くのがおすすめです。

ハンドクリームを塗るときにマッサージをすると効果的

血行がよくなり、肌がしっとりして乾燥対策になります。このときこすってしまうと肌に負担となって逆効果。指のまたをつまむようにして、ぐりぐりと動かしてマッサージを。

3 ニキビができたからオイリー肌!?NO!実はドライ肌のSOSかも

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オイリーなのは、ドライ肌が水分を蒸発させないために必死で皮脂を出していることも。保湿がたりていない場合があります。特に今年はマスクの影響でニキビや湿疹が出て、肌自体は乾燥している症状の人も目立ちます。

4 保湿クリームの正しい塗り方をチェックしておきましょう

木製の背景に白い美容クリーム
Wako Megumi/gettyimages

保湿クリームを手に広げてこすり合わせてから体に塗る人がいますが、これではせっかくの薬効がほとんど手にいってしまいます。塗りたい箇所につけてから、広げるようにしましょう。

子どもに塗るときは、点でつけて広げよう!

5×5cm角ごとに、保湿クリームを点で置いていくイメージで。それからくるくると広げると、ムラにならずに全体に塗ることができます。

withコロナ時代、前かがみ姿勢が首のシワなどのトラブルに

リモートワークでPC作業が長くなったり、外出できない分スマホをしてしまったりと、なにかと前かがみになっていませんか?長時間首を折り曲げていると、血流やリンパの流れが阻害され、首のシワが深くなります。前かがみになるときは、体の上に真っすぐ頭を置き、そのままお辞儀するように倒し、首だけを曲げないように意識して。

参照:『サンキュ!』2020年12月号「今年の冬はかさかさ注意報」より。掲載している情報は2020年10月現在のものです。イラスト/上路ナオ子 構成・文/松崎祐子 編集/サンキュ!編集部

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