【連載】親子でエプロンの日 「衣替え」にチャレンジ!

2017/10/05

6月は衣替えのシーズン。子どもの冬服をしまって、夏服をセットするという流れを、親子で体験してみましょう。

1.冬服をすべて出します

子どもに、自分の冬服をすべて引き出しなどから取り出すように伝えます。複雑なことを頼むと混乱するので、「ぜんぶ出してね」というシンプルな言葉がベター。

2.しまってあった夏服の状態を確認!

サイズや汚れを確認します。汚れすぎていたり、サイズが合わなかったりしたら、潔く処分するか人に譲りましょう。その際、「お洋服にありがとうしようね」と、感謝の気持ちを伝えても。

3.夏服を大人が引き出しにセットします

冬服が入っていた場所に、夏服をセットしていきます。これは大人が担当。「暑い日には半そ
でを着ようね」など、気候に合わせて服を選ぶと快適なことを声かけしてもよいですね。

<3~4歳くらいからおすすめ>

冬服を出すだけだったら年少くらいからOK。ただし出した服でふざけてしまわないように、遊びではないことをしっかりお約束してからスタート。

<小学生になったら>

幼児のうちは、「使い勝手を考えて、ちょうどよいようにたたみ、取り出しやすいようにしま
う」ということがむずかしいですが、小学生になったら徐々にできるように。夏服のセッテ
ィングを頼んでみてはいかがでしょう。

【プロからのアドバイス】

自分自身の成長を、 子どもがわかるきっかけに

衣替えによって子どもは「服は季節に合わせて変える」ということを知ります。と同時に、子どもにとっては「去年よりも体が大きくなったから服が小さくなったんだ」という、自分自身の成長に目を向けるきっかけにも。どんなにお気に入りでも小さくなったらもう着られないし、夏に冬服は着られないという、生活の基本を学ぶ機会となることでしょう。

◆掃除・子育てアドバイスの専門家 藤原千秋さん
大手住宅メーカーの営業職を経て、All Aboutガイドに。主に住宅、家事まわりが専門。13歳、9歳、5歳の女の子の母

ママにとっても子育ての 楽しさが広がる時間に

衣替えは子どもにとって「日本には四季がある」ということを知るいい機会。また、大人にとって衣替えはさっさと終わらせたい義務的な作業ですが、子どもと一緒にすればわが子の成長を感じられる時間に。「服がこんなに小さくなったのは◯◯ちゃんが大きくなったからだよ」と、親子で共感し合えると、育児の楽しいイベントになるのでは。

◆幼児教育の専門家 浅野ななみさん
幼稚園教諭、聖心女子大学講師を経て、現在、乳幼児教育研究所講師。子どもの遊び、お話の創作、表現活動を指導

撮影/砂原文 スタイリスト/深川あさり 構成・文/松崎祐子

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