洗面所におすすめの洗剤6選|パーツごとの掃除方法や便利なアイテムも紹介
2022/12/08
洗面台は毎日何度も使う場所ですから、いつも綺麗にしておきたいと思いますよね。でも水回りの掃除は面倒に感じたり苦手意識があったりすることも多いもの。どんな洗剤を使ってどうやって掃除をするのが最適なのかが、よくわからないことも。この洗剤でいいのかな?と思いながら掃除をするのも、なんだか不安に感じますね。
この記事では、洗面台におすすめの洗剤6選をご紹介しています。汚れの性質に合った洗剤で、洗面台を効果的に掃除できますよ。特別な洗剤ではなく、普通にスーパーなどで買える洗剤ばかりですから安心です。また、パーツごとの掃除方法や便利なアイテムもあります。
洗面台掃除にぴったりの洗剤を使って、ピカピカな洗面台を手に入れましょう。
水拭きで落ちない洗面所の汚れって?
洗面台の汚れは、軽い汚れなら水拭きだけで落とすことができます。まずは、水に濡らしてよく絞った雑巾で拭き掃除をしましょう。それでは落ちなかった汚れにだけ、洗剤を使っていくのがおすすめです。
しっかり拭いたのに落とせず残った汚れは「黒ずみ」や「白っぽいくすみ」ではありませんか?これらの汚れは、残念ながら水拭きだけでは落ちません。また、「黒ずみ」と「白っぽいくすみ」は性質の違う汚れのため、汚れを効果的に落としてくれる洗剤の種類が異なります。それぞれの汚れと掃除方法について見ていきましょう。
【洗面台】黒ずみの場合
水拭きでは落ちない黒ずみの正体は、皮脂や化粧品などの油分に空気中のほこりなどがつき固まったものや、そこへ雑菌が繁殖したものです。これらの汚れは、お風呂で起こる黒ずみ汚れとほぼ一緒。ですから、「バスマジックリン」などの浴室用洗剤を使って掃除をするのが有効ですよ。
お風呂と洗面台は近い場所にあることも多いですから、洗剤を兼用しても置き場所に困ることがありませんよね。洗面台用にわざわざ洗剤を用意したくないという人にもおすすめですよ。
浴室用洗剤を使った掃除方法
用意するものは、「バスマジックリン」などの浴室用洗剤と掃除用のスポンジ、あれば使い古しの歯ブラシです。
まずは、全体にお湯を流しかけ、軽い汚れや髪の毛などを流しておきます。それから浴室用洗剤を吹きつけ、スポンジでこすり洗いをします。頑固な汚れは洗剤をかけて数分置いてくださいね。スポンジが届かない部分は、歯ブラシでこすりましょう。こすり洗いが終わったら、水で泡を流します。最後に水分をよく拭き取って終了です。
【洗面台】くすみの場合
洗面台の白っぽいくすみの正体は、水道水の中のカルシウムなどのミネラルが固まって、洗面台にこびりついてしまった水垢です。水垢はアルカリ性の汚れ。ですから、酸性の性質を持つクエン酸を使うのがおすすめです。汚れを中和させ、落ちやすくすることができますよ。
クエン酸は、ドラッグストアやスーパーで購入が可能ですが、100円ショップでも販売されています。気軽に購入することができますね。また、お風呂やシンクの水垢にも有効ですよ。
クエン酸を使った掃除方法
用意するものは、クエン酸、バケツや洗面器、キッチンペーパー、ラップ、スポンジです。
まずはバケツか洗面器にクエン酸小さじ1と水200mlを入れてよく混ぜ、クエン酸水を作ります。そこにキッチンペーパーを浸し、くすみ部分に貼りつけたら上からラップをかぶせます。酸性のクエン酸がアルカリ性の水垢をゆるませてくれますよ。20分から2時間程度置き、スポンジで軽くこすってから、水で流しましょう。最後に水をよく拭き取ってくださいね。
排水口のまわり
排水口のまわりは、アルカリ性の汚れと酸性の汚れが入り混じっている場所。水垢や石けんカスなどの汚れだけでなく、皮脂や化粧品など、様々な汚れがついていますから、パイプクリーナーを使ったり、重曹とクエン酸のダブル使いがおすすめですよ。
パイプクリーナーは強力な作用で、かけて流すだけで掃除が終わります。手間をかけたくない人におすすめです。使用の際には窓を開けたり換気扇を回したりなど、換気に充分注意するようにしましょう。
それほど強力な洗剤じゃなくてもいいかな?と思う人には、重曹とクエン酸を合わせて使う方法がいいですよ。掃除方法を説明していきましょう。
重曹とクエン酸を使った掃除方法
まずは排水口周りに重曹をかけます。次に同量のクエン酸を上からかけたら、その上から水を少しずつ流していくと、シュワシュワと泡が立ってきます。この泡の力で汚れを浮かせて落とします。
泡が立ってから10~20分ほどそのまま放置したら、スポンジでこすりましょう。汚れが浮いているので、軽くこするだけで楽に汚れが落とせますよ。汚れが落ちたら水を流してすすぎます。最後は水気をよく拭き取って終了です。
鏡の掃除方法
鏡がきれいだと、洗面所全体が明るくきれいな印象になります。水拭きだけでも汚れは落ちますが、拭いた跡が残ってうまく綺麗にできないこともありますよね。そんな時は、「ガラスマジックリン」などの「ガラス用洗剤スプレー」を使って掃除をしてみましょう。
使い方は簡単。汚れを落としたい所にシュシュっとスプレーをかけ、乾いた雑巾で拭くだけです。二度拭きもいらず、簡単にピカピカとした鏡に仕上がりますよ。
鏡を拭いてもイマイチ綺麗にならないと感じていたら、「ガラス用洗剤スプレー」を使ってみましょう。
洗面台を掃除するときに注意すべき点
ここからは、洗面台を掃除する時に注意すべき点を解説します。まずは「洗面台の説明書を確認しておく」、そして「乾拭きをする」、最後は「塩素系のものは単体で使う」の3点です。
掃除の前に説明書を確認するのは大切ですが、面倒に思ったり忘れてしまったりしがちですよね。掃除の最後は乾拭きで仕上げることも、わかっていても「まあいいか」とやらずに済ましてしまうこともあります。そして、塩素系の洗剤を単体で使うことは、とても重要なことです。それぞれを詳しく説明していきますよ。
洗面台の説明書を確認しておく
忘れがちなのが、洗面台の説明書の注意事項を読んでおくことです。洗面台の材質によっては、メラミンスポンジは使えなかったり、塩素系の漂白剤は禁止だったりなど、使用できないアイテムや洗剤がある場合がありますよ。また、使っている洗面台に適した掃除方法が書いてあることもあります。事前に確認しておきましょう。
説明書が見当たらない場合でも、メーカーのHPで検索できることがほとんどですから大丈夫ですよ。
最後は乾拭きする
水垢の原因は水道水の中のミネラル分であることをご説明しました。ですから、せっかく掃除をしても洗面台に水分が残っていると、それがまた水垢の原因になってしまいます。
どの掃除方法でも、洗面台の掃除の最後にはしっかりと水気を拭き取るのが大切ですよ。最後の乾拭きを忘れないようにしましょう。
塩素系のものは単体で使う
パイプクリーナーやカビ取り剤などの塩素系の洗剤は単体で使い、他の洗剤と混ざらないように気をつけることはとても重要です。酸性洗剤と塩素系洗剤が混ざると、有毒ガス発生の危険がありますよ。
ナチュラルなイメージのあるクエン酸も、酸性の性質を持っています。パイプクリーナーや塩素系漂白剤などと混ざらないよう注意して使ってください。連続で使う場合も、使用後は充分水で流し、それぞれが残っていない状態で使うようにしてくださいね。
洗面所掃除におすすめの洗剤5選
水回りの掃除は、ちょっと難しく思ったり、どんな洗剤を使うのがいいの?と迷ったりすることも多いもの。でも、実は身近なアイテムで綺麗にできるんですよ。
特別な洗剤ではないから、いつものスーパーやドラッグストアで簡単に手に入ります。もうすでに家にあるという人もいるかもしれませんね。
洗面所掃除におすすめの洗剤5選をご紹介していきます。
1:花王「バスマジックリン」
バスマジックリンは、皮脂汚れなどの油性の汚れに効果的。細かい泡が汚れを吸い込んで、洗面台の黒ずみ汚れもしっかり落としてくれますよ。
泡立ちがいいと泡を流すのが大変なことも多いですが、バスマジックリンは泡切れがいいのが特徴です。水をかければすぐに泡が消え、流すのに時間がかかりませんよ。サッと掃除をしたいときに便利ですね。
2:ジョンソン株式会社「カビキラー」
湿気が発生しややすい洗面所には、カビが生えてしまうこともありますよね。お風呂場だけでなく、洗面所のカビ汚れにも「カビキラー」が効きますよ。壁や床に発生してしまったカビにも有効です。
シュシュっとカビ部分にかけてから5分で根にまで効きますから、待ち時間が短いのもうれしいですよね。使用の際にはよく換気をし、クエン酸などの酸性洗剤と混ざらないように注意をしてください。
3:花王株式会社「ガラスマジックリン」
洗面所の鏡には「ガラスマジックリン」がおすすめです。密着してくれる泡スプレーだから洗剤がたれにくく、全体をしっかり拭くことができますよ。ほこりや手垢もきれいに落としてくれます。
また、ガラスや鏡を拭くとよくある拭きスジも残りません。だから、何度拭いても拭きスジがついてイライラするということもなし。2度拭きがいらないので、一度の拭き掃除でピカピカの鏡になりますよ。
4:ジョンソン株式会社「パイプユニッシュプロ」
「パイプユニッシュプロ」はパイプクリーナーであり、排水口や排水管の汚れに効く洗剤です。排水口まわりの石鹸カスだけでなく、排水溝の中の髪の毛やヘドロまで強力に溶かしてくれますよ。また、嫌なニオイも解消します。
「パイプユニッシュプロ」は、コンパクトサイズなのも便利。すき間にスッと入るから収納にも困りませんね。使用量が少ないので、サイズが小さくても使用回数が少ないということもありませんよ。
5:大日本除虫菊株式会社「水回り用ティンクル」
「水回り用ティンクル」は、お酢の成分を配合した水回り用洗剤です。弱酸性の性質で、アルカリ性である水垢に有効ですよ。さらにフマル酸がプラスされているので、水垢の洗浄力がアップ。しつこい水垢にも効果を発揮してくれますよ。
また、抗菌剤配合なので、排水口に吹きつければ匂い対策やぬめり落としとしても使えます。シンクや洗面台で活躍する洗剤です。
洗面所は洗剤を使い分けて賢くお掃除しよう!
洗面所は、水垢や石けんカスなどのアルカリ性の汚れと、皮脂や化粧品汚れなどの酸性の汚れが入り混じる場所。広い場所ではありませんが、汚れやパーツごとに有効な洗剤や掃除方法が異なっていましたね。
洗面所用に違う洗剤を用意したりしなくても、お風呂にある洗剤やクエン酸など、普段使っているもので対応が可能です。軽い汚れは、まず水拭きできれいに。それでも落ちない「黒ずみ」や「白っぽいくすみ」には、それぞれ洗剤を使い分け、賢くお掃除をしていきましょう。
■執筆/マミさん…以前家政婦として活動していた知識と20年超えの主婦業で培った経験を生かした、簡単な掃除や料理アイデアが人気の家事クリエイター。インスタグラムは@m.a.m.i.a
編集/サンキュ!編集部