ドリア グラタン

「グラタン」は冷凍保存が便利!弁当にも使える上手に保存するためのテクニック

2022/12/19

グラタンをたくさん作り過ぎて余ってしまったことはありませんか。実はグラタンは、冷凍保存が可能な料理です。ここでは、冷凍保存方法と解凍方法について説明します。お弁当や夕食のおかずにピッタリなグラタンを、一度にたくさん作って冷凍保存してみてはいかかがでしょうか。

グラタンは焼かずに食品用ラップに包んで冷凍するのがおすすめ

グラタンは冷凍保存することができる料理です。たくさん作ったときには、焼く前に食用品ラップに包んで冷凍保存をするのが良いでしょう。

焼く前に冷凍することで、加熱回数を減らすことができるため料理の時間短縮にもつながります。

また、解凍して温めたときにチーズがとろけて焼きたての美味しさを味わうことができますので、忙しい日の夕食に冷凍保存をしておいたグラタンを食卓に出してみてはいかがでしょうか。

グラタンをおいしく冷凍保存する方法

グラタンアップ
zepp1969/gettyimages

グラタンは、ボリュームもあるので夕食のメインにもピッタリです。しかし、グラタンに使うホワイトソースはいちから作ると手間が掛かり、マカロニも茹でる必要があるため時間を要します。そのため、ご家庭で頻繁に作るのは難しいと思う方もいるのではないでしょうか。

そんな手間の掛かるグラタンですが、実は冷凍保存が可能な料理です。ラップに包んで冷凍用保存袋に入れると冷凍庫のスペースもあまりとらないため、多めに作ってストックしたい場合も便利です。

ここでは、グラタンの冷凍保存の仕方を3つご紹介します。

【おすすめ】焼かずに食品用ラップに包んで冷凍

特におすすめしたいグラタンの冷凍保存方法は焼く前に冷凍する方法です。焼く前に冷凍することで加熱した際に、チーズがとろけて焼きたての美味しさを楽しむことができます。

また、冷凍保存前の焼き上げ時間が掛からないのも魅力の一つです。グラタンを冷凍保存しようと思っている方は、ぜひ一度焼かずに冷凍保存を試してみてください。

1:耐熱皿に食品用ラップを敷いてグラタンを入れる

まず、高温調理可能な耐熱皿に食品用ラップを縦横十字に敷きます。食用品ラップは、グラタンを入れた後、包むため長めに敷いておきましょう。

ホワイトソース、マカロニなどの材料を合わせたグラタンの具材は、よく粗熱をとってから食用品ラップを引いた耐熱皿の上に盛り付け、ピザ用チーズをトッピングします。

2:食品用ラップで包み冷凍庫へ

グラタンの具材を縦横十字に敷いたラップで包み、耐熱皿ごと冷凍庫に入れて一旦グラタンの具材を凍らせます。耐熱皿と一緒にそのまま冷凍保存しても問題ありませんが、冷凍庫の場所をとってしまうため、耐熱皿の形状にグラタンが固まったら耐熱皿から外すと良いでしょう。

ラップで包んだグラタンの具材はジッパー付き保存袋に移し、空気を抜いてから口を閉じて冷凍庫で保存をしてください。

耐熱皿の形で冷凍保存しておくと、1皿分の分量が明確であるのと同時に、解凍して温める際もお皿にピッタリとはまるため、とても便利です。

焼いた後のグラタンの冷凍保存方法

家族分まとめて大皿でグラタンを作ったときは余ってしまうことがあるかもしれません。焼いた後のグラタンでも、冷凍保存をすることが可能です。

保存方法としては、保存容器に入れて冷凍するのをおすすめします。電子レンジで温めなおすだけですぐに食べることができるため、忙しい平日の夕食の一品としてストックしてみてはいかがでしょうか。

1:グラタンの粗熱がなくなるまで冷ます

焼いたグラタンは、粗熱がとれるまでよく冷まします。

冷凍保存する際は密閉できる容器に1食分ずつグラタンを入れ冷凍保存するため、冷凍用保存用は蓋ができる容器を使用する分だけ準備しておきましょう。

2:冷凍用の密閉できる容器に移し冷凍庫へ

グラタンの粗熱がとれたら、準備しておいた冷凍用保存容器に、1食分ずつグラタンを入れて蓋をしてから冷凍庫に入れます。

電子レンジにかけることができる耐熱保存容器を使うことで、解凍する際、耐熱皿に移し替える必要がありません。そのまま食卓に出すこともできるため、洗い物も減り忙しいときにもとても便利です。

お弁当用のグラタンの冷凍方法

グラタンは小分けに冷凍保存することでお弁当のおかずにも活用することができます。

お弁当用のグラタンは、凍った状態のままオーブントースターで焼き、そのままお弁当箱に詰めることができるため便利です。作るのに手間が掛かるグラタンを、手軽にお弁当でも食べることができるので、多めに作ってお弁当用にストックしておくと良いでしょう。

1:アルミカップへグラタンを入れる

焼く前のグラタンの具材を、耐熱性の高いアルミカップに1食分ずつ入れていきます。解凍する際に、オーブントースターで加熱するため、小分けにする容器はシリコンや紙製のカップなどのオーブントースターで使用できないものは使用しないようにしましょう。

2:ジッパー付きの保存袋に入れて冷凍庫へ

グラタンを1食分ずつアルミカップに小分けにしたら、空気に触れないように1個ずつ食用品ラップで包みましょう。包んだグラタンは、さらにジッパー付きの保存袋に入れ、よく空気を抜いてから口を閉じ冷凍庫で保存します。

グラタンの解凍方法

グラタンの冷凍保存の方法を説明しましたが、焼く前、焼いた後、お弁当用と冷凍保存の仕方によって解凍する方法も少しずつ異なります。

ここでは、焼く前、焼いた後、お弁当用のグラタンの解凍方法についてそれぞれ説明しますので、ぜひ参考にしてみてください。

焼く前のグラタンの解凍方法

ここでは、焼く前に冷凍保存したグラタンの解凍方法について説明します。焼く前のグラタンは解凍して焼き上げても、チーズがとろけて冷凍保存前と同様にとても美味しいグラタンに仕上がるのが魅力です。ぜひ参考にしてみてください。

1:食品用ラップを外し耐熱皿へ移す

グラタンを包んでいた食用品ラップを外して、耐熱皿へ移します。解凍が進んでしまうと、グラタンが食用品ラップについてしまい耐熱皿に移動するのが難しくなってしまうため、なるべく早く耐熱皿に移すと良いでしょう。

2:電子レンジで温める

グラタンを耐熱皿へ移したら、オーブントースターで焼く前に電子レンジで一度温めます。

オーブントースターだけでは、冷凍していたグラタンの中心部分が中々温まらないため電子レンジで温まるまで加熱します。電子レンジで温めることで、チーズもとろけてより美味しく仕上がることでしょう。

電子レンジ(500W)の加熱目安として、1食分500gのグラタンの場合、12分程度加熱します。中心部分の温度の目安としては人肌程度に温まれば問題ありません。

但し、グラタンの厚さや、耐熱皿の重さによって加熱時間が異なってくるため、温まり具合を確認して必要であれば追加で加熱をしてください。

3:オーブントースターで表面が色づくまで焼く

焼き始める前に、オーブントースターは200℃に余熱しておきましょう。オーブントースターの加熱時間の目安は7分程度です。すでに電子レンジでも加熱済みのため焼き色をつけるだけで問題ありません。

焼いた後のグラタンの解凍方法

ここでは、焼いた後のグラタンを解凍する方法を説明します。

焼いた後のグラタンは、1食分ずつ冷凍用保存容器に入れて保存しておいたため、解凍する際も食べたい分だけ解凍ができるので便利です。ぜひ解凍方法も参考にしてみてください。

密閉できる容器から蓋をずらして電子レンジで温める

焼いた後のグラタンを解凍する場合は、冷凍用保存容器の蓋をずらし、電子レンジで加熱します。電子レンジの加熱目安は1食分250gの場合、7分程度加熱すれば十分温まるでしょう。

冷凍する前に焼き上げているため、このままでも食べることができますが、さらにオーブントースターで数分加熱することでより美味しく食べることができます。

チーズの表面がパリパリとして焼きたての食感に戻るので、ひと手間掛かりますが時間があるときにはぜひ試してみてください。

お弁当用のグラタンの解凍方法

ここでは、お弁当用のグラタンの解凍方法について説明します。

冷凍保存しておいたグラタンは、お弁当作りの強い味方です。朝は時間がないため、お弁当のおかずを作るのが難しい方も多いと思いますが、アルミカップに1食分ずつ小分け冷凍しておいたグラタンがあれば簡単にお弁当のおかずが1つでき上がります。

忙しい朝でも簡単にできますのでぜひ参考にしてみてください。

食品用ラップを外しオーブントースターで表面が色づくまで焼く

お弁当用のグラタンは焼く前のものを冷凍保存しているため、オーブントースターで焼き上げる必要があります。焼き始める前に、オーブントースターは、200℃に余熱をしておきましょう。

お弁当用のグラタンは食用品ラップを外してから、凍ったまま余熱済みのオーブントースターに入れます。耐熱性の高いアルミカップに入れて冷凍保存しているため、冷凍庫からとり出したらそのままオーブントースターに入れることができるので手間がなく便利です。

焼き上げる時間は1食分120gの場合、200℃のオーブントースターで15分程度中心が温まるまで焼きます。焼いている途中で焦げてくるようであれば、途中でグラタンの表面にアルミホイルを被せると良いでしょう。

冷凍グラタンの保存期間は?

冷凍したグラタンの保存期間は、焼く前、焼いた後ともに1カ月です。

1カ月冷凍保存が可能なので、たくさん作って余ってしまったときでも安心して冷凍保存しておくことができます。冷凍庫に常備しておくことで夕食、お弁当のおかずに大活躍することができますので常備しておくと良いでしょう。

【要注意】凍らせると食感が変わりやすい食材

白身魚キャセロール、カリフラワー、ジャガイモ
Azurita/gettyimages

冷凍保存しておくと便利なグラタンですが、冷凍保存に向かない食材があります。主にじゃがいもとゆで卵は食感が変わりやすいので、冷凍保存用でグラタンを作る際は、注意が必要です。

じゃがいもの場合、冷凍すると水分が抜けてしまい、食感がボソボソしてしまいます。グラタンの具材に入れる前に事前にマッシュ上にしておくと良いでしょう。マッシャーがないご家庭でも、フォークの背を使うことで簡単にマッシュ状にすることができますので試してみてください。

ゆで卵の場合、黄身の部分の食感はあまり変わりませんが、白身については、冷凍すると水分が抜けてパサパサとしてしまい決して美味しいとは言えません。ゆで卵を入れてグラタンを作る場合は、冷凍保存する前にとり除くか、じゃがいもと同様にあらかじめ潰すと良いでしょう。

グラタンの保存は冷凍を活用しよう

グラタンの冷凍保存の方法について説明しました。

グラタンは、作るのにとても手間の掛かる料理ですが、冷凍保存することができる料理です。特に焼く前のグラタンは、冷凍保存に適しています。

食べる直前にオーブントースターで焼き上げるため、チーズがとろけて冷凍保存したグラタンも作りたての美味しさを楽しむことができるでしょう。

小分けに1食分ずつ冷凍しておくことで、夕食のおかず、お弁当のおかずに大活躍してくれるはずです。

グラタンを作る際は、たくさん作って冷凍保存してみてはいかがでしょうか。

参考にしたサイト

 
 

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