「ベーグル」は冷凍できる!保存や解凍の方法・注意点は?アレンジレシピも紹介
2022/12/23
ベーグルは冷凍しておいてもおいしく食べられることをご存知でしょうか。冷凍保存しておけば保存期間も長くなります。この記事では、ベーグルを冷凍する手順やベーグルを冷凍する際の注意点、ベーグルの解凍方法などをご紹介します。ご興味がある方は、参考にしてみてください。
ベーグルは冷凍できる?
ベーグルは焼き上げる前にお湯で茹でるため、もっちりとした食感が特徴となっています。ベーグルを長時間常温や冷蔵で保存していると、水分が減り、乾燥することで食感が変わってしまうため、賞味期限内に食べ切れないときや、長く保存したいときは冷凍保存がおすすめです。
ただし、冷凍保存したからといって乾燥しないわけではありません。乾燥や劣化を防げるように、食品用ラップやジッパー付きの冷凍用保存袋などを活用して上手に冷凍しましょう。
ベーグルを冷凍する手順
ベーグルは上手に冷凍することで、乾燥や劣化を防ぎ、おいしい状態を保ったまま長く保存しておくことができます。冷凍しておいても、もちもちした食感は失われません。
ここでは、ベーグルのおいしさを保って冷凍保存する手順とコツを紹介していきます。
1:ベーグルを1つずつ食品用ラップに包む
ベーグルを1つずつ食品用ラップで包みます。空気とできるだけ触れないように、隙間なくぴったりと包むようにしてください。ベーグルサンドにする予定がある場合や、解凍時間を短くしたいときには、ベーグルを半分に切り、半分ずつ食品用ラップで包んで冷凍しましょう。
2:ジッパー付きの冷凍用保存袋にベーグルを入れる
食品用ラップで包んだベーグルをジッパー付きの冷凍用保存袋に重ならないように入れます。
1~2回で食べ切れる量に分けておけば、必要なときに必要な量だけ冷凍庫から出せます。冷凍・解凍・再冷凍を繰り返さずに済み、空気の出入りも避けられるため、ベーグルの劣化を防げるでしょう。
3:ジッパー付きの冷凍用保存袋の口を閉じて冷凍
ジッパー付きの冷凍用保存袋は、できるだけ空気を抜いて口を閉じましょう。品質劣化を防ぐためには、空気と遮断することが大切です。冷凍にかかる時間が短いほど品質の劣化が遅くなるため、冷蔵庫に急速冷凍機能があれば使うことをおすすめします。
冷蔵庫に急速冷凍機能がついていない場合は、金属製のバットやトレイにのせたり、ジッパー付きの冷凍用保存袋をアルミホイルで包んだりして冷凍すれば、短い時間で冷凍されるでしょう。
ベーグルを冷凍する際の注意点
ベーグルは基本的に冷凍できますが、ベーグルに果物や野菜などが混ざっていたり、間にはさまれていたりするものには、冷凍に不向きなタイプもあります。
生の果物や野菜、チーズなどは冷凍することで食感が変わる場合があります。特に生の果物や野菜は冷凍により水分が出てしまうため、冷凍は避けた方がよいでしょう。
ベーグルの解凍方法
ベーグルは自然解凍で食べられます。冷蔵庫に移して30分程度で食べられるため、解凍に要する時間をあまり考慮せずに済みます。冷たいまま食べる人にとっては自然解凍だけで問題ありませんが、温かいベーグルを食べたいという人は加熱して温めましょう。
自然解凍のあと温めるのであれば、自然解凍せずにいきなり加熱解凍してみてはいかがでしょうか。加熱解凍では、電子レンジやフライパンが使えます。ここでは、電子レンジ解凍と自然解凍、フライパン解凍についてご紹介します。
電子レンジ解凍
電子レンジを使った加熱解凍であれば、ほんの数十秒で解凍することができ、温かいベーグルに戻ります。ただし、電子レンジを使った場合は、冷めやすく、固くなりやすいため、解凍したらできるだけ早く食べましょう。
電子レンジ解凍は、もちもちした食感を楽しめるという点でおすすめです。電子レンジに入れる前に水をくぐらせるか、霧吹きでベーグル全体に水をかけて耐熱皿に置いたら、食品用ラップをふんわりかけます。
加熱時間は30~40秒程度ですが、加熱しすぎると固くなってしまうため、様子を見ながら上下ひっくりかえして、時間を調整してください。
自然解凍
ベーグルは冷凍庫から常温に移して30分程度で自然解凍できます。自然解凍した場合は、冷凍していないベーグルよりも固めの食感になります。
自然解凍のみでなく、解凍したあとにフライパンやオーブントースターを使って表面を焼くと、焼きたてベーグルのように外は香ばしく中はもちもちした食感を楽しめるのでおすすめです。
常温による自然解凍は、夏の暑い時季には解凍過程でベーグルが傷んでしまうこともあるため、冷蔵庫に移して解凍した方がよいでしょう。この場合、常温解凍よりも少し時間がかかります。
フライパン解凍
フライパンを使って温めながら解凍することもできます。フライパンを使った解凍では、外は香ばしく中はもっちりとした焼きたてのベーグルを再現できます。少し時間と手間はかかりますが、焼きたてのようなおいしいベーグルを食べられるのでおすすめです。
ベーグルはフライパンで表・裏とも5分程度ふたをして蒸し焼きにします。火を止めたあとも、ふたをしたまま5分程度置いておきましょう。
冷凍ベーグルの保存期間
ベーグルは上手に冷凍しておけば1カ月程度は保存できます。冷凍販売されているものの中には3カ月保存可能なベーグルもありますが、ご家庭の冷凍庫ではドアの開閉なども考慮し、1カ月程度を目安に消費した方がよいでしょう。
頻繁に冷凍庫のドアを開閉するご家庭やベーグルを冷凍する手順や方法によっては、目安となる1カ月よりも前に傷んでしまったり劣化が進んでしまったりする可能性もあります。食べる前にはベーグルの状態を確認し、目安となる期間よりも早めに食べ切りましょう。
冷凍ベーグルの活用レシピ
冷凍しておいたベーグルは、解凍してそのまま食べる他、サラダをはさんでサンドイッチにしたり、いろいろなペーストをはさんだりして気軽に食べられます。
料理初心者でも気軽に作れて、いつもと違う味わいのベーグルを食べられるため試してみてください。ここでは、ベーグルにはさむペーストのレシピをご紹介します。
レシピ1:パンプキンベーグル
「パンプキンベーグル」では、パンプキンペーストを半分に切ったベーグルにはさみます。パンプキンペーストは、潰したかぼちゃにクリームチーズやくるみ、レーズンなどを混ぜて作ります。
サンドイッチ用に半分にして冷凍しているベーグルがあれば、すぐに使えて便利でしょう。
レシピ2:ラムレーズンとクリームチーズのベーグル
「ラムレーズンとクリームチーズのベーグル」では、クリームチーズとラムレーズンを混ぜたペーストをベーグルにはさみ込みます。ラム酒を使用するため大人向けのレシピとなっています。
冷凍ベーグルはお好みで、自然解凍だけのもの、フライパンやオーブントースターで香ばしく焼いたものなどを使ってみましょう。
ベーグルの保存に冷凍を活用しよう
ベーグルは冷凍保存に向いていますが、解凍方法によって食感が異なります。サンドイッチにしたりペーストをはさんでみたりして、食感の違いを楽しみましょう。
冷凍しておけばベーグルの保存期間も延ばすことができ、解凍方法も難しくありません。長くおいしく楽しむために、上手なベーグルの保存方法を覚え、活用していきましょう。