リークキッシュ

「キッシュ」の冷凍方法は?上手な保存のコツや解凍の方法・注意点も紹介

2023/02/27

キッシュをどのように冷凍しておけばおいしさがキープできるのかご存知でしょうか。本記事では、キッシュをおいしく保つ冷凍方法について解説しています。上手にキッシュを冷凍しておき、いつでもおいしいキッシュを味わえるように、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

冷凍キッシュの保存期間は?

サクサクのパイ生地にさまざまな具材をのせて焼き上げたキッシュは、市販品ならピース単位で購入できますが、手作りの場合はホールでたくさんできてしまいます。

キッシュは冷蔵しておいても2~3日程度しか日持ちしませんが、冷凍しておけば2週間程度の保存が可能です。

多少味や風味が落ちてしまうことを気にしなければ1カ月程度保存しておくことも可能です。キッシュが余っているときは、冷凍で保存してみましょう。

キッシュをおいしく冷凍保存する方法

フランスのキッシュ・ロレーヌ・マクロの一部。水平な
ALLEKO/gettyimages

キッシュが余ったときや作りおきとして活用したい場合は、冷凍保存がおすすめです。できるだけおいしさを逃がさないように保存するためには、冷凍庫に入れる前に一工夫が必要です。

ここではキッシュをおいしく冷凍保存しておくための手順を見ていきましょう。

1:カットして一切れずつに分ける

キッシュはホールのまま冷凍するのではなく、1回分ずつに切り分けて保存します。ホールのまま冷凍してしまうと、食べたいときに必要な量だけ取り出すことができません。

また、ホールのまま冷凍するよりもピースの状態で冷凍した方が冷凍や解凍に必要な時間も少なくて済みます。

2:食品用ラップで1個ずつ包む

1回分ずつにカットしたキッシュは食品用ラップを使って包んでください。キッシュと食品用ラップの間に空気が入り込まないようにぴったりと包むことで、キッシュの劣化を防げます。

キッシュは空気と触れることで風味が逃げてしまい、冷凍したときにニオイ移りや冷凍焼けが起きることもあります。できるだけ空気に触れないよう、食品用ラップでしっかりと包んでください。

3:ジッパー付き保存袋に入れて冷凍する

食品用ラップで包んだキッシュをジッパー付き保存袋に入れて冷凍します。ジッパー付き保存袋に入れることで、さらに空気から遮断することができ、風味の劣化や冷凍焼けなどの防止につながります。

ジッパー付き保存袋には複数ピース一緒に入れても構いませんが、キッシュ同士が重ならないよう平らに入れてください。

ジッパー付き保存袋を金属トレイやバットにのせて冷凍庫に入れれば、急速冷凍になり、より劣化を防ぎやすくなります。冷蔵庫に急速冷凍機能が付いている場合は活用してみましょう。

キッシュの解凍方法

ベーコンとチーズのキッシュ ロレーヌを伝統的なフランスのパイ。
iko636/gettyimages

冷凍しておいたキッシュを解凍する際は、単に自然解凍や加熱解凍をするだけでなく、複数の工程を経ることで、作り立ての状態を再現できます。

ここでは、冷凍保存しておいたキッシュを解凍する手順について見ていきましょう。

1:冷蔵庫や常温で自然解凍させる

冷凍しておいたキッシュは、冷蔵庫や常温環境に移して自然解凍しましょう。どうしても自然解凍する時間がないという場合は、電子レンジの解凍モードで解凍することも可能です。

自然解凍にかかる時間は、冷凍しているキッシュの具材や厚さなどによって異なるため、食べる日の前日・前夜あたりには冷蔵庫や常温環境に移しておきましょう。

気温が高い時季は、常温による自然解凍ではキッシュが傷んでしまう可能性もあるため、冷蔵による自然解凍の方がおすすめです。

2:柔らかくなったキッシュをアルミホイルに包む

自然解凍してキッシュが柔らかくなったらアルミホイルで包んでください。パイ生地の部分だけでなく、アルミホイルでキッシュ全体を包むことがポイントです。アルミホイルで包んでおけば、この後行う加熱処理で熱が伝わりやすくなります。

3:トースターで焼く

アルミホイルで包んだキッシュをオーブントースターに入れて8~10分程度焼きましょう。キッシュ全体が焼けたところで、アルミホイルを開けて2分ほど焼き、上面に焼き色をつけます。

焼き時間は目安です。使用するオーブントースターによってもっと短い時間で焼きあがる場合や、逆に時間がもっと必要な場合もあります。状態を見ながら調整してください。

水分が多いキッシュの具材は組み合わせに注意する

ベーコンとチーズのネギタルト木製テーブル
Lena_Zajchikova/gettyimages

キッシュの中には冷凍に適さない具材を使ったものもあるため注意が必要です。ほうれん草やトマトのような水分が多い具材は冷凍に適していません。水分が多い具材を使ったキッシュを冷凍してしまうと、解凍時に具材の水分が出てパイ生地のサクサク感を損なってしまいます。

具材にジャガイモを使うときも注意しましょう。カットしたジャガイモを使うと冷凍で「ス」が入ってしまい、食感を大きく損なってしまいます。マッシュしたジャガイモを具材に使ったキッシュであれば問題ありません。

  • 水分が多い具材は注意する
  • ジャガイモを使った場合は「ス」が入り食感が変わる

キッシュの保存は冷凍を活用しよう

ケーキのようにホールの状態で作ることが多いキッシュですが、おいしさをキープできる冷凍方法を覚えておけば、いつでも冷凍から取り出して食べられるため便利です。

冷凍保存でおいしいキッシュをいつでも食べられるようにしておくために、冷凍に適していない具材を使わずに調理し、しっかりと空気から遮断して冷凍しておいてください。上手に冷凍保存したキッシュを活用して、おいしい食事を楽しみましょう。

 
 

PICK UP ピックアップ

TOPICS 人気トピックス

RECOMMEND