手作り洗剤で蛇口の水垢をキレイに落とす!片栗粉入りクエン酸ジェルを使った簡単お掃除術
2023/10/27
蛇口の水垢にはクエン酸が効きますが、実際に使ってみると思ったより汚れが落ちていないことありませんか?水に溶かしたクエン酸水では、密着度合いが弱く効果が効きにくいことも。しかし片栗粉をプラスしたクエン酸ジェルを使うことで、しっかり落とせるそうなんです。
「汚れ落とし研究家」として、掃除や洗濯、洗剤選びに役立つ動画を毎日投稿している茂木和哉@motegikazuyaさんに、蛇口の水垢をクエン酸ジェルを使って簡単に落とすお掃除術を教えていただきました。
教えてくれた人: 汚れ落とし研究家 茂木和哉
独学で洗剤作りや掃除法を学び、自身の名前を冠した洗剤「茂木和哉」が大ヒット。汚れ落とし歴28年の経験を活かし...
クエン酸ジェルを作るのに必要なアイテムと掃除アイテムを一気に紹介!
クエン酸ジェルを作るのに用意するものは、下記の8つです。
・クエン酸:3g
・片栗粉:10g
・台所洗剤(中性か弱酸性のもの):2g
・水:105g
・キッチンスケール
・小鍋
・小皿
・スプーン
掃除する際に用意するものは下記の5つです。
・厚手のゴム手袋
・歯ブラシ
・ペーパー
・ティッシュ
・マイクロファイバークロス
クエン酸ジェルを作るのに必要な台所洗剤は、必ず中性か弱酸性を選んで下さい。酸性のクエン酸と弱アルカリ性の台所洗剤を混ぜてしまうと、中和作用を起こして効果が減少してしまいます。
1.クエン酸ジェルの作り方
クエン酸3gをキッチンスケールで測り、小鍋に移します。片栗粉10gもキッチンスケールで測り、小皿ごと横に移しておきましょう。
クエン酸のみが入った小鍋に水105gを入れて、常温のままスプーンでしっかり混ぜます。そのまま温めて片栗粉を入れてしまうと、ダマになってしまうため注意しましょう。
水にクエン酸がしっかり溶けたら、小皿に入った片栗粉を小鍋に入れて常温のまましっかり混ぜます。
小鍋に火をつけ、更に混ぜるととろみがつきます。ある程度とろみがついたら火を止めましょう。
火を止めたら、台所洗剤2gを入れて混ぜたら完成です。
2.手袋を装着し、クエン酸ジェルを蛇口に塗りつけていく
動画上ではクエン酸ジェルが少し冷めている状態のため、薄手のゴム手袋を装着しています。しかし、作りたてホヤホヤの状態だと非常に熱くなっているため、厚手のゴム手袋がおすすめです。熱い状態で使用した方がクエン酸がよく効くため、作った後すぐに取りかかるのがベストだそうです。
3.歯ブラシを使ってこすり洗いをする
汚れがひどい場合は、蛇口にクエン酸ジェルをつけたまま30分放置します。あまり放置せずに落としたい場合は、歯ブラシを使ってこすり洗いをしましょう。隙間掃除もしっかり出来ます。
4.クエン酸ジェルをペーパーで拭き取る
とろみのあるクエン酸ジェルは、そのまま洗い流すと排水溝に詰まる可能性があります。ペーパーである程度取った後、更にティッシュを使って拭き取りましょう。拭き取る以外に、排水溝にネットを装着してから水で洗い流す方法でもいいそうです。
5.水でしっかり流して完了!
水で蛇口をしっかり流します。水で流した後、マイクロファイバークロスで拭き上げて完了です。
手作りのクエン酸ジェルで掃除をした後は、上記の写真のようなピカピカの状態に!ジェルなのでしっかりと貼り付き、水垢に対してクエン酸の酸がしっかり働いて非常に効果的です。手順を覚えておくと非常に役立つお掃除術なので、ぜひ試してみてください。
<教えてくれた人>
YouTubeで34万人を超えるチャンネル登録者数がいる「茂木流掃除講座【茂木和哉】(@motegikazuya)」。洗剤販売会社や洗剤メーカー勤務を経て独立、自分の名前をつけた洗剤「茂木和哉」シリーズを展開。「茂木流掃除術」を動画で発信中。
※動画制作者の許可を得て執筆しています。
※塩素系と酸性の洗剤を混ぜると塩素ガスが発生し死亡事故に繋がる可能性があります。絶対に酸性の洗剤と混ぜないでください。実際の掃除の際には、お使いの洗剤・設備・機材の取扱い説明書などをご覧になったうえで実施してください。洗剤使用時には換気をしてゴム手袋をつけましょう。