涼しい朝のうちにサクッと！朝の行動とセットにすれば無理なく続く「朝掃除」ルーティーン

少し体を動かすだけでジワっと汗ばむ夏。体力を消耗しやすく、家事のモチベーションも上がりにくいですよね。

さらに、お子さんがいるご家庭は、夏休みに入ると家族が家にいる時間が増え、家のあちこちが汚れて掃除の負担がアップ。まさにダブルパンチ状態です。

そこでおすすめなのが、朝の涼しいうちに気になる箇所の掃除を済ませてしまうこと。ふだんの朝の行動とセットにすれば、無理なく続けられますよ。

10年以上にわたって2人娘の完全ワンオペ育児を経験し、ひとりでも無理なくこなせる家事の工夫を磨いてきたKota（コタ）が、朝掃除のルーティーンと、「ついで掃除」がしやすくなるアイテムをご紹介します。

トイレに行く+トイレ掃除

まず、トイレに行くタイミングで済ませておきたいのがトイレ掃除。使う道具は、100円ショップで手に入るクエン酸スプレーと、ウエス（古布）だけでOKです。

尿石や水垢、アンモニア臭など、トイレの主な汚れはアルカリ性。反対の性質を持つ酸性のクエン酸は、こうしたアルカリ性の汚れを中和して落とす効果があります。

天然由来の成分のため、小さい子どもがいる家庭でも安心して使えるのもポイント。（※ただし、塩素系の洗剤と混ぜると有毒ガスが発生する危険があるため、絶対に避けてください。）

ウエスにクエン酸スプレーを吹きかけたら、汚れが少ない順に上から下、奥から手前に。壁からスタートし、トイレのフタ→便座の表→便器の外側→床→便座裏と、ウエスの面を変えながら拭いていきます。毎日掃除をしていればひどい汚れはたまらないので、3分もあれば余裕。

掃除道具は、朝のぼんやりした頭でも迷わず手に取れる配置が◎。我が家では、取り出しやすい手洗い器下にまとめて収納しています。

身支度+洗面台掃除

スキンケア＆メイクで洗面台を使ったら、その流れで洗面台掃除を。

掃除のハードルをぐっと下げるには、ここでもサッと手に取りやすいところに道具を用意しておくのが効果的です。たとえば、スポンジと吸盤がセットになった、マーナの「洗面スポンジ POCO吸盤付き」（418円）は、好きな場所につけられて使い勝手抜群。

我が家では、このスポンジと洗面台に常備している泡ハンドソープで洗面ボウルを洗っています。特別な洗剤を準備する手間がなく、洗面台にあるものだけでできるのでとっても気軽。ハンドソープに含まれている界面活性剤には、汚れを浮かせて落とす働きがあるため、軽い汚れなら十分きれいになりますよ。

最後に、洗顔に使ったタオルで鏡や洗面ボウルまわりの水はねを拭きあげたら完了！必要な時間はたった3分ほどです。

ゴミ出し+玄関掃除

玄関は毎日使う場所なのに、通り過ぎるだけということもあって、つい掃除を後回しにしがちではありませんか。

そんな玄関掃除は、曜日が決まっているゴミ出しとセットにすると習慣化しやすくなります。玄関の主な汚れは外から持ち込まれるホコリや砂。これらをほうきで掃き出すだけでかなりさっぱりします。時間は2分もあれば十分。

出しっぱなしでも気にならないデザインのほうきなら、玄関を通るたびに目に入るので、より忘れにくいはず。置いておくスペースがなかったり、目につく場所に置きたくない場合は、スリムタイプを選べば玄関収納を圧迫しません。

我が家は、無印良品の「ヘッドが付け替えられる ほうき」（690円）を、ちりとり（390円）とともに愛用中。ほうきを浮かせた状態でちりとりにセットできる仕組みで、省スペースなのはもちろん、毛先が傷まず長持ちします。

涼しい朝の「ついで掃除」で、暑い夏も心地よいお家時間を

暑さで家事のモチベーションが下がる夏。料理や洗濯と違って、マストではない掃除は特に億劫ですよね。でも、いつもの行動とセットにすれば、わざわざ掃除のためだけにあちこち移動しなくても、自然とはかどりますよ。

涼しい朝のうちに掃除を済ませれば、体力がキープできるだけでなく、1日を気持ちよく過ごせて良いことずくめ。ぜひ、ご自身の朝のルーティーンに組み込めそうなものから取り入れてみてくださいね。

■執筆／Kota
元クルーズ船乗組員。狭い船室で、4カ月の乗船勤務をスーツケースひとつでこなした経験から、厳選したモノで心地よく暮らすヒントを発信。10年以上の完全ワンオペ育児で身につけた、ムリなく続けられる家事アイデアの紹介も得意としている。

編集／サンキュ！編集部