常温で放置はNG!じつは傷みやすい「麦茶」の粗熱を取りかたは?

2024/08/22

暑い季節にピッタリな麦茶。特に、やかんで煮出した麦茶は香ばしくて最高ですよね。でも、ちょっと待って!粗熱を取るために、麦茶をそのまま放置していませんか?

今回は、家を整えるためのヒントを発信する整理収納アドバイザーのせのお愛さんに、適切に麦茶の粗熱を取る方法を教えてもらいました。

自分も家族も機嫌よく過ごせる、家を整えるためのヒントを発信する整理収納アドバイザー。クリンネスト1級の資格も...

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麦茶は傷みやすい!その原因は?

食べ物と違って、「お茶が腐る」という意識はあまり無いかもしれませんが、麦茶はとても傷みやすいのです。

麦茶の原料である大麦には、デンプン質が多く含まれています。麦茶が傷みやすいのは、このデンプン質が雑菌のエサになるためです。また、抗菌作用のあるカテキンが含まれておらず、他のお茶より菌が増えやすいことも、原因の一つ。

特に、気温が高い時期は注意が必要です。多くの菌にとって、30℃〜40℃は増殖しやすい快適な温度。粗熱を取ろうと放置すると、この温度帯をゆっくり通過するため、結果的に雑菌の増殖に繋がってしまうのです。

対策1.なるべく早く冷やす

菌を増やさないためには、菌にとって快適な温度を早く通過させることが重要です。一番手っ取り早いのは、やかんごと急冷する方法。

ボウルに氷水を入れて、やかんをドボン。これで一気に粗熱が取れますよ。冷めたらすぐに、冷蔵庫に入れてくださいね。

私は氷水とボウルを準備するのが面倒なので、保冷剤を使っています。やかんが手で触れる程度の熱さになったら、アウトドア用の大きな保冷剤の上にドンと置いて冷まします。

滑らないように保冷剤の上下には布巾を敷いていますが、手拭いなどで保冷剤をグルっと包んでもいいかもしれませんね。粗熱が取れたら冷蔵庫へ入れましょう。

対策2.麦茶パックを入れっぱなしにしない

煮出したあとの麦茶パック、入れっぱなしにしていませんか?せっかく急冷しても、菌のエサとなるパックを入れたままでは意味が無いですよね。好みの濃さになったら、パックはすぐに取り出しましょう。

これは水出しでつくる場合も同じです。

また、麦茶はつぎ足さず、必ず清潔な容器に移し替えて、3日程度で飲みきってくださいね。

おいしく安全に麦茶を楽しもう!

ミネラルたっぷり、カフェインレスで赤ちゃんからお年寄りまで安心して飲める麦茶。
ですが、常温で放置は絶対にNG!正しい保存方法を知って、安全においしく楽しみましょう。

■執筆/せのお愛…自分も家族も機嫌よく過ごせる、家を整えるためのヒントを発信する整理収納アドバイザー。クリンネスト1級の資格も保有している。
編集/サンキュ!編集部

※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

 
 

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