片づけ下手な人は、実は完璧主義だった!?

2018/05/12

「なんでこうなるの!?」ていうくらい、家がいつの間にか散らかっちゃう人たち。悩める皆さんから写真を送ってもらい、リアルなお部屋の様子を分析した結果――「実は、やるなら完璧に片づけたい完璧主義な方が意外と多いんです!」と収納カウンセラーの中山真由美先生。根が真面目で頑張り屋さんだからこそ散らかるという、その実情に迫ります!

収納グッズを買ってから片づけようと思ってる!

「きちんと収納するには、まず新しい棚が必要と考えて買い物へ。でもいいものがなくて手ぶらで帰り、今も中途半端な状態で片づけ待機中なんです」(S・Tさん)。まさに典型的な例。「後回しにするほど物も増えます!」と中山先生はズバリ。「片づけはたとえプロでも一度では完成しないもの。30%の仕上がりでもいいと割り切って、とにかく“今”着手することが大切。徐々に理想の収納に使づければOKと考えて」(中山先生)

あとでたたもうとした洗濯物が“オブジェ”に!

「忙しい日は前の晩に部屋干しして、ついうっかりそのままに……」(まこさん)。子どものお世話やご飯作りでバタバタだと、つい半端な状態で放置してしまう方が多いようです。そこで中山先生は「洗濯物はラクな場所で決まった時間にたたむクセをつけること」を提案してくれました。「洗濯ものは取り込んだあとつい放置しがち。家事は中断せず一気に片づけたほうがラクなので、時間を決めて『たたんで、しまう』までを習慣化してしまいましょう」。テレビの前など、自分が気楽にできる場所を見つけるのもポイントだそう。

「いつか生えるかも」と枯れた植木鉢を手放せない!

「去年の夏にベランダで育てたプチトマト。春にまた芽が出たらいいな~と実を1つ残したけど冬に枯れ、寒くて片づけられないまま季節が巡ってしまいました」(べにばなさん)。命あるものを大事にする心は大切…。でも、枯れている、明らかに。「もったいないかも、と思っても、今使わないものは、そのアイテムが今の暮らしに合っていない証拠。枯れた植木鉢なども、無意味に放置しておくよりは、『ありがとう』を伝えて潔く買い替えるほうが、部屋も気持ちもスッキリしますよ」(中山先生)。

片づけが苦手、と思っているあなたも、実は「ちゃんとしたい」という思いが強すぎて、ついつい後回しになっている「隠れ完璧主義」なタイプなのかも!? 大切なのは「今」手を付けること。中山先生のアドバイスを参考に、ぜひ気になっている部屋のポイントに今すぐ向き合って、気持ちごとスッキリさせちゃいましょう!

参照:『サンキュ!』5月号「いつまでたっても人を呼べない家の共通点」より一部抜粋
掲載している情報は18年4月現在のものです

監修/中山真由美先生(収納カウンセラー) 撮影/サンキュ!モニターのみなさま 取材/神坐陽子 

記事を書いたのは・・・

竹下インコ(サンキュ!編集部員)

狸似の愛猫と暮らす、動物好きの編集部員。朝起きてすぐの掃除が日課。得意ジャンルは、やりくり、収納&インテリア、家事、心に刺さる情緒系読み物


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