クローゼットを効率的にすっきりさせるためには、「手をつける順番」が重要だそう。捨てられない人が洋服から手をつけてしまうと悩む時間が長くなり、片づく前に挫折してしまいがちだとか。
挫折しないために最初に捨てるべきものについて、整理収納アドバイザーのシンプリストうたさんに教えてもらいました。

洋服以外の使っていないものから捨てよう!
クローゼット収納というと、「洋服収納」のイメージがありますが、洋服以外にもいろいろなカテゴリのものを収納していませんか?
「洋服はなかなか捨てられない」というタイプであれば、あえて洋服を避けて整理を進めた方がスピーディーに進めることができるでしょう。
たとえば、空箱、プール用品、趣味のもの、季節の飾り物、季節家電、おもちゃなど。まずはどんなものがクローゼットにあるか観察することから始めましょう。
スペースが空いたら洋服整理もゆとりが生まれる
洋服収納以外のスペースが空けば、無理やり減らそうとしなくてもゆとりをもって洋服を収納することができます。家族構成や住む環境によっては、必ずしも洋服を減らしたからといって快適になるわけではありません。すっきりさせたいがあまり、無理をしてしまっては逆効果となる場合も。
だからこそ、「クローゼットの全体量」で調整してみるのがポイント。こだわりの少ないものを手放し、こだわりあるもののスペースを増やせば稼働率もアップし、スペースを有効活用できるようになるでしょう。
「オープンボックス」で管理するのがラク!
洋服以外のものは、同じサイズの「オープンボックス」でカテゴリ別に管理するのがおすすめです。統一感を持たせることで中が多少ごちゃついてもすっきりした印象になります。
また、ボックスごとの見直しであれば、すき間時間で完結するので挫折しにくいんです。上段に設置しても取り出しやすいよう、できれば軽くて取っ手がついているものを選びましょう。
洋服整理は後回しで大丈夫!
クローゼット整理が思うように進まないのは、「洋服を捨てること」に執着している可能性も考えられます。いずれ洋服も見直す必要はあるかもしれませんが、まずは、こだわりが少なくて判断しやすいカテゴリから手をつけるとよいでしょう。
クローゼットを整える方法は、ひととおりではありません。見直すカテゴリを変えてみるだけで、「サクサク捨てられた!」ということもあるので、今まで洋服整理で何度も挫折していた人は、あえて洋服は後回しにして進めてみてはいかがでしょうか。
■執筆/シンプリストうたさん…ズボラでも小さな子どもがいても、スッキリ暮らすためのストレスフリーな方法を提案する整理収納アドバイザー。68平米のマンションで家族4人暮らし。
編集/サンキュ!編集部