クローゼットをすっきりさせるために、真っ先に「衣類の整理」が思い浮かびますが、衣類が多すぎるとモチベーションも上がらず、スピーディに判断できないとすぐに挫折してしまうとか。衣類の見直しよりも簡単かつ効率的にすっきりさせる方法があるそう。
整理収納アドバイザーのシンプリストうたさんに教えてもらいました。

「寝具」を最初に見直して!
クローゼット整理は、最初に「寝具」から見直すことをおすすめします。かさばりがちな寝具は、1枚減るだけでもすっきり感を実感できるので、短時間でも効果を感じやすいんです。
そして、無理して捨てなくても、「収納方法」や「持ち方」を変えるだけでも段違いにすっきりさせることができます。
季節外の寝具収納には「抱き枕カバー」が使える!
意外とかさばりがちな、季節外の「掛け布団カバー」や「敷きパッド」。1〜2人分ならまだしも、家族分や来客用ともなれば、それなりに場所をとってしまいます。
そこで、おすすめなのが「抱き枕カバー」を使うこと。中身が入っていない「カバーのみ」を用意します。
その「抱き枕カバー」に、カバーや敷きパッドをたたんで詰めていくだけ。見た目は抱き枕がベッドの上にあるだけなので、違和感は一切ないですし、出しっぱなしにしていてもごちゃつきません。
抱き枕として使うには重いですが、足を乗せてむくみとりに使ったり、壁側に置いて壁へのクッションとして使うこともできます。その分クローゼットのスペースも空くので、ゆとりあるクローゼットを作ることができますよ。
「オールシーズン対応」にすることで収納スペースも節約できる
もうひとつおすすめする方法は、寝具を「オールシーズン使えるもの」にする方法です。たとえば、掛け布団。筆者宅では、「エアグース」という素材が使われている保温性と調湿性に優れた掛け布団をオールシーズン使っています。
冬は毛布カバーをしてあたたかさを調整。夏でもエアコンや扇風機をつけていると冷えることがあるので、意外と寝冷え対策にもなって快適なんです。
初期費用はかかりますが、収納スペースを節約できる上、寝具の入れ替えの手間を軽減できるので、満足度は高いでしょう。
寝具の見直しでクローゼットのすっきりが叶う!
季節外の寝具は、必ずしもクローゼットにしまう必要はありません。掛け布団や敷布団がソファーやクッションになるようなアイテムもあるので、必要に応じて取り入れてみてはいかがでしょうか。
かさばる寝具を見直して、クローゼットの自由度を上げていきましょう。
■執筆/シンプリストうたさん…ズボラでも小さな子どもがいても、スッキリ暮らすためのストレスフリーな方法を提案する整理収納アドバイザー。68平米のマンションで家族4人暮らし。
編集/サンキュ!編集部