【実録】物を減らし続けた汚部屋住人の末路
2024/07/16
元々捨てること、片づけることが大の苦手という人が物を減らし続けるとどんな変化があるのでしょうか。
元汚部屋住人で、整理収納アドバイザーのシンプリストうたさんは、25歳くらいから物を減らし続け、今に至るのだそう。そんなシンプリストうたさんに、あれから約10年経って今どう変わったかを教えてもらいました。
1.汚部屋を脱出できた
初期段階はとにかく物の量が多いので、最初はたくさん手放しました。1年も経てば、「汚部屋を脱出できた」と実感できるまでに。
ミニマリストやシンプリストにまでなれなくても、本気になれば平均的な物量に減らすことはそう難しくはありません。
2.適量が分かるようになった
物を減らせば減らすほどに快適になっていった暮らし。
平均的な持ち物の量から、「それはさすがにやりすぎじゃない?」というゾーンに入っていきます。
テレビもソファもベッドも全捨て、洋服もベーシックな服を2〜3パターンで着回すといったように。
洋服はたしかに選ぶ手間が省け、「ラクをする」という意味では成功だったかもしれませんが、楽しみを通り越して洋服やクローゼットに対して興味すら持てなくなっていました。
その経験を通して、自分にとっての「適量」が分かるように。「適量」はやはり、自分でないと分からない部分が多いので、実践を積み重ねていくしかないです。
3.増えても管理できるようになった
管理できるキャパはある程度は決まっているものの、1度持ち物をリセットして仕組みを整えたことにより、管理できる量は増えました。
洋服が数箇所で管理していた物を1箇所にまとめるだけでも効果はありますよ。
その結果、「持たない暮らし」から「持ちすぎない暮らし」へと目標もシフトしていきました。
4.物欲をコントロールできるようになった
「物を減らしたら物欲がなくなった」
とよく聞きますが、私の場合ではそうでもありませんでした。元々物欲が強すぎたのもありますが、飽き性かつ好奇心旺盛なため、新しい物を知りたい欲が出てきます。
ただし、以前のように思いのまま買うのはやめました。
「余白や管理手間を犠牲にしてまで持つべきなのか?」とワンクッション挟むことにより、「欲しくてもあえて持たない」という選択もとれるようになりました。
【まとめ】物を減らし続けた汚部屋住人の末路
物を減らし続けた汚部屋住人の末路は、
1.汚部屋を脱出できた
2.適量が分かるようになった
3.増えても管理できるようになった
4.物欲をコントロールできるようになった
でした。
物を減らし続けることで、「自分軸」や「気づき」が生まれます。
不安や迷いがある人も、行動していくうちに分かることもありますよ。
全てが全て減らすのが良いとも限りませんが、失敗も含めて学びがあるので、自分らしい暮らしを追求したい方は、減らすことを第一歩として踏み出すとプラスに働くでしょう。
■執筆/シンプリストうた…ズボラでも小さな子どもがいても、スッキリ暮らすためのストレスフリーな方法を提案する整理収納アドバイザー。家族4人のリアルな暮らしぶりを紹介するインスタグラムが人気。
編集/サンキュ!編集部
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。