一時的にはすっきりしても、数カ月後にはまた元通りのごちゃついた部屋になっていた経験はありませんか?部屋が散らかる要因は「ものが多すぎるから」に尽きます。そのため、片づけが苦手な人こそものを増やさないことが1番効果的なのです。
今回は、整理収納アドバイザーのシンプリストうたさんが、二度とおうちのリバウンドをしないために、ものを増やさないための具体的な対策3つをご紹介します。
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対策1.基本は「買い替え」だけ
考えてみたら当たり前の話ですが、買い替えたものに関しては入れ替えの作業だけになるので、ものの数は増えることなく現状維持のままです。
その当たり前の原理を衣類や日用品のストック全般に当てはめてみることに。すると、今まで「感覚」で判断してきたことが「数」に代わり分かりやすい指標となり、「1着捨てたから1着買う」、「1個なくなったから1個買う」などとシンプルな思考になりました。
基本は買い替えスタイルで、新規で買うときにはいつも以上に慎重になることで急激なものの増加を防ぐことができます。
対策2.買い足したい場合には代わりに何かを手放す
とはいえ、暮らしていると買い足した方が快適になるものもあります。買い足す場合にはより慎重に検討し、代わりに何かを手放すクセをつけています。
例えば、我が家では「こたつと座椅子ソファーを置きたい」という家族の要望に応え、代わりにダイニングテーブル一式とソファーを手放しました。
空間は限りがあるからこそ、優先度をつけて低くなったものに関しては潔く手放します。おかげで座椅子ソファーは2セット置くことができ、家族全員がくつろげる空間となりました。
対策3.「引っ越しするつもり整理」が効果的
コツコツ見直すことが1番だいじなことですが、コツコツやっていると大きな変化はないため、大きなムダに気づきにくい面もあります。
そんなときに試してほしいのが「引っ越しするつもり整理」。筆者は転勤族なので、引っ越しの可能性がありますが、転勤にならなかった年でも意識しています。
おかげでふだんの整理では手放せなかった「1人掛けソファー」や「すのこ」などの大物も手放すことができ家の中の不用品を一掃できました。
ものの出入りを意識すれば増えにくい!
いつの間にかおうちがリバウンドしてしまうのは、無意識のうちにものが増えることを許しているからです。「ちょっとくらい」の積み重ねがいつの間にか手に負えない状況になりかねません。ふだんからものの出入りを意識して、増やさないための行動をとっていきましょう。
■執筆/シンプリストうた…ズボラでも小さな子どもがいても、スッキリ暮らすためのストレスフリーな方法を提案する整理収納アドバイザー。家族4人のリアルな暮らしぶりを紹介するインスタグラムが人気。
編集/サンキュ!編集部