【ネクタイの正しい洗濯・洗い方】洗濯機・手洗い、アイロンがけのコツ解説

2019/02/06

夫が仕事に行くときに身につけているネクタイ。一見きれいなように見えるけど、食事のときに汁がはねたり、汗がしみこんでいたり、実は汚れがたまっているかも。クリーニング代節約のためにも、自宅でお手入れできたらうれしいですよね。
そこで、家事アドバイザーの藤原千秋さんに、ネクタイの洗濯&お手入れ方法を教えていただきました。

洗えるかどうか確認しよう

「洗濯機マーク」や「手洗いマーク」が書かれているものなら、家庭で水洗いOKです。「水洗い不可」や「ドライマーク」がついていても、綿素材やポリエステル素材のネクタイなら、おしゃれ着用洗剤で洗えることもあります。
ただし、シルク素材のもの、繊細な刺繍や柄が入ったもの、特別お気に入りのものなどは、クリーニングに依頼したほうがよいでしょう。

あらかじめ色落ちをチェック

薄めた洗剤液をつけた白い布で、ネクタイの裏側など目立たない部分をやさしくこすり、布に色が移らないかどうか確認を! 色が移ってしまった場合は、色落ちしやすいものなので、自宅での洗濯は諦めましょう。

洗濯機でネクタイを洗う

洗えることが確認できたら、次の手順でネクタイを洗濯してみましょう。今回は洗濯機と手洗い、2つの方法をご紹介します。

<用意するもの>
■ おしゃれ着用中性洗剤
■ 洗濯ネット
■ ハンガー

1.洗濯ネットに入れる

型くずれを防ぐために、小さめの洗濯ネットに入れます。

2.「手洗いコース」で洗う

なるべくダメージを与えないために、洗濯機の「手洗いコース」や「ドライコース」で洗い、脱水は短めに設定を。

3.日陰に干す

ハンガーにかけたら、風通しがよく、直射日光が当たらない場所で干します。

ネクタイを手洗いする

<用意するもの>
■ おしゃれ着用中性洗剤
■ 洗濯桶や洗面器
■ ハンガー

1. こすらずに振り洗いする

洗剤液を溶かした洗剤液に浸し、やさしく振り洗いします。こすったりひっぱたりすると、傷める原因になるので注意。

2.バスタオルの上で水気を取る

水を2回替えてすすいだら、バスタオルの中にネクタイを挟み、上からやさしく押して水気を取ります。ある程度水気が取れたら、ハンガーにかけて陰干しを。

ネクタイはアイロンがけが肝心!

せっかく洗ったネクタイも、シワが目立っては台無し。続いては仕上げのアイロンがけについてレクチャーします!

1. 中温でスチームをあてる

気になるシワを手でのばし、あて布をします。直接プレスするとネクタイがぺたんこになってしまうので、アイロンを1cmほど浮かせた状態でスチームをあてるようにしましょう。

2. 手でやさしくシワをのばす

スチームをよくあてたら、一度あて布を取り、手でシワをのばします。

3. アイロンの熱で乾燥させる

シワがのびたらスチームを切り、当て布をしてアイロンの熱で水分を蒸発させるように、浮かしがけをします。

4. さい箸2本を入れて仕上げる

さい箸を折り目部分に差し込み、あて布をしながら再びスチームで浮かしがけします。全体にあてたらあて布をはずし、ネクタイの形を整っているか確認を。

ふっくらとした印象に仕上がります!

汚れにくくするためのワンポイント

ネクタイを洗濯した後は、撥水スプレーを吹きつけておくのもおすすめ。このひと手間で、お気に入りのネクタイを日々の汚れから守ってくれます。撥水スプレーは用途別にさまざまなものがあるので、ネクタイに合ったものを選んで使いましょう。

まとめ

胸元にあるネクタイは人の目に留まりやすいので、いつでも清潔にしておきたいもの。でも着用する夫本人は、意外と汚れに気づいていない可能性も。ぜひ一度、家にあるネクタイをチェックして、汚れているものはさっそくお手入れしてくださいね!

教えてくれたのは・・・藤原千秋さん
家事・掃除・住宅アドバイザー。大手住宅メーカー営業職を経て、2001年よりAll About「住まいを考える」ガイド。家事にまつわる記事のライター・アドバイザー・コラムニストとして、雑誌をはじめ数多くの媒体で活躍中。著・監修書に『この一冊ですべてがわかる!家事のきほん新事典』他。

取材・文/有馬未央(KIRA KIRA)

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