ジュースの染み抜きは簡単!果汁別に洗剤を変えるとするっとシミが落ちる!
2019/01/14
子どもがジュースを飲んでいるとき、いきなりバシャッ!とこぼすこと、ありますよね。シミがついた服を「あとで洗濯すればいっか」と甘くみるのはNG!
早めにきちんと染み抜きをしないと、繊維の奥まで汚れが入り込み厄介なことになります。
今回はジュースのシミの落とし方について、家事アドバイザーの藤原千秋さんに教えていただきました。
ジュースのシミの種類とは?
ジュースのシミはたいていのものが「水性」で、染み抜きはそれほど難しくありません。ただし、果汁の種類によっては色素が落ちにくいものもあるので、漂白が必要になることもあります。
染み抜きの前に、洗濯表示を確認
染み抜きをする前に、その衣類が水洗いできるかどうかを確認。水洗いできない素材の場合、無理に染み抜きをしようとすると衣類にダメージを与えかねません。
お気に入りの服やデリケート素材の服にシミがついた場合は、クリーニングなどプロの手を借りましょう。
ジュースの染み抜きをしてみよう
水洗いできることが確認できたら、さっそく染み抜きを始めます。この方法は、オレンジジュースやりんごジュースなど、比較的色が目立ちにくいシミを落とすのに有効。色素が強いぶどうジュースなどは、この後にご紹介する別の方法がおすすめです。
<用意するもの>
■ 台所用洗剤
■ 布
■ 歯ブラシ
1. すぐに水洗いする
ジュースがついた直後なら、まずはその部分を水洗いしましょう。これだけで、シミが残らずきれいに落ちる場合も。
2.シミをたたいて落とす
シミがついた部分を裏返し、下にあて布を敷きます。水でぬらした布で、シミ部分を裏側からたたき、あて布にシミを移しましょう。
3.台所用洗剤をつける
1で落ちない場合は、台所用洗剤をつけた歯ブラシでたたき、下に敷いたあて布にシミを移します。
4.ぬるま湯ですすぐ
シミが落ちたら、水洗いをして洗剤をすすぎましょう。
5.シミが落ちたら全体を洗う
シミが十分に落ちたら、洗濯表示に従って衣類全体を洗いましょう。なるべく早めに洗濯したほうが、汚れが残らず元のきれいな状態に戻ります。
ぶどうジュースのシミはどうする?
色素が濃いぶどうジュースは、衣類につくとなかなか落ちない厄介な存在。水洗いだけでは落ちない可能性があるので、次の手順で染み抜きをします。
<用意するもの>
■ 酸素系漂白剤
■ 布
■ 重曹
1. 漂白剤と重曹をシミになじませる
あて布をし、漂白剤と重曹を1:1 で混ぜ合わせ、シミ部分に塗ってなじませます。
2. 洗濯機で洗濯する
しばらく置き、シミが薄くなったら洗濯機で洗濯します。
まとめ
小さな子どもに「ジュースをこぼさないで」と言ってもなかなか難しいもの。今回ご紹介した染み抜き方法を覚えておけば、子どもにジュースをこぼされたときでも、必要以上に怒ったり慌てることもなくなりますよ。ぜひお役立てください!
教えてくれたのは・・・藤原千秋さん
家事・掃除・住宅アドバイザー。大手住宅メーカー営業職を経て、2001年よりAll About「住まいを考える」ガイド。家事にまつわる記事のライター・アドバイザー・コラムニストとして、雑誌をはじめ数多くの媒体で活躍中。著・監修書に『この一冊ですべてがわかる!家事のきほん新事典』他。
取材・文/有馬未央(KIRA KIRA)