食欲の秋をさらに美味しくするおすすめ調理家電5選
2018/10/14
秋は食欲の秋、そして年末にかけてイベントも増える季節。夫婦、家族、仲間と、おいしい料理で楽しい時間を過ごしたいものです。しかし、料理担当だけキッチンにこもってしまうのは、ちょっとつまんないですよね。
そこで今回は、ほったらかしできたり、みんなが参加しやすかったりする調理家電を、家電コーディネーターの戸井田園子さんに教えてもらいました。使って便利、食べておいしい、SNS映えする調理家電が揃っています。
- 時短ならぬ「時産」家電!ホットクック(シャープ)
- 汎用性の高さが魅力「IHデイリーホットプレート」(パナソニック)
- 肉を回転させながら焼く「ロティサリーグリル&スモーク」(パナソニック
- あのメニューが手軽に!「ラクレットフォンデュメーカーメルト」(レコルト)
時短ならぬ「時産」家電!ホットクック(シャープ)
シャープの「ホットクック」はIoTとAI搭載の最先端調理家電。材料を入れスイッチを押すだけで、料理が出来上がるのが最大の特徴です。
決して調理時間が短い訳ではないけれど、放っておけるのが最大のメリットで、まさに自分の時間が産まれる「時産家電」!
料理初心者でも失敗なし!子どものお手伝いにもおすすめ
ホットクックが得意とするのは、食材に含まれる水分を活かした「無水調理」。栄養価の高い料理が手軽にできるのが魅力です。蓋の裏にある翼が自動で回転する「まぜ技ユニット」があるので、トロみのある料理もほったらかしで大丈夫。
いくつかのメニューは予約調理も可能で、朝材料をセットして帰宅する頃に料理が出来上がるという便利な使い方も。調理方法がシンプルなので、初心者でも失敗がないのもポイントです!これなら、夫や子どもに「お料理手伝って」と頼んでも大丈夫でしょう。
AIがメニュー提案、献立も悩まず決まる
発売以来改良を重ねてきたホットクック。2018年7月発売の最新モデルでは、手動調理がより進化しました。まぜる/まぜない、火加減などが設定でき、普通の鍋感覚で使えるようになっています。
また、無線LANでクラウドに接続するとネットにつながり、人工知能が会話形式でメニュー提案してくれるという未来感のある機能も!液晶バネルに表示される、家族構成や出身地などの質問に答えていくと、おすすめ料理を提案してくれたり、調理履歴から好みを学習したりいろいろ提案してくれるのもユニーク。使い手のプロフィールや好みを反映して、献立のアドバイスをしてくれるのが、今までにないところです。
スマホと連携させれば、外からレシピ検索ができたり、買い物リストが作れたり、予約調理の時間変更ができるなど、グンと便利になりました。
汎用性の高さが魅力「IHデイリーホットプレート」(パナソニック)
今年いちばんの注目調理家電とも言えるのが、機能性とデザイン性を両立させたパナソニックのホットプレート「IHデイリーホットプレート」。ホットプレートとしてだけでなく、2口コンロとしても使える汎用性の高さが魅力です。
左右で異なる温度設定が可能!
左右の温度が別々に設定できるので、使い方も自由自在。例えば、片方でアスパラ・片方で卵、片方で焼肉・片方で保温、といったように左右で異なる温度での調理も可能です。
IH対応のフライパンと鍋を左右別々に使えば、料理のバリエーションがさらに広がります!餃子とスープ、パエリアとアヒージョなど2つの料理が同時に作れるので、忙しいママも大助かりです。
薄型設計のデザインは「出しっぱなし」でも問題ナシ
薄型設計と白を基調にしたスタイリッシュなデザインも特徴のひとつで、卓上に置いていても圧迫感がありません。また、テーブル中央に出したままにしても、プレートを外してしまえば一段高い台が置いてあるだけなので、そこにお惣菜を並べることも可能。これなら、食卓の邪魔になりません。夕飯やホームパーティーなど、ホットプレートを頻繁に使うファミリー層におすすめです。
肉を回転させながら焼く「ロティサリーグリル&スモーク」(パナソニック
パナソニックの「ロティサリーグリル&スモーク」は、“肉を回転させながら焼く”という業界初の機能が目玉の新提案家電。
黒くて丸みのある本体デザインが、いかにも「肉を回している」いうイメージを演出。調理中は肉が回転する様子も見られるので、気分が盛り上がること間違いなし!調理過程だけでここまで楽しませてくれる仕組みは、今までになかったもの。
かたまり肉も「ほったらかし」でプロ並みの味に
もちろん料理の仕上がりも美味しく、機能面もバッチリ。「遠近赤外線ダブル加熱」、「360°低速回転機構」、「温度制御」という3つのテクノロジーで、外側はこんがりカリッと、中はジューシーに、じっくり焼き上げることが可能です。
肉の塊を回転させて360°全方位から加熱して徐々に焼き上げるので、焼きムラの無いプロ並みの仕上がりを実現。火加減が難しいかたまり肉も、ボタンひとつで「ほっらかし」できちゃいます!
オーブン・グリル・トースト・燻製ができる、1台4役
さらに、燻製が手軽に作れる機能も搭載。いつもの食材がワンランクアップしたおつまみに大変身するので、家飲みも楽しくなるでしょう。1度に4枚のトーストが可能で、冷凍パンモードも搭載。オーブンでは直径25cmのビザも余裕で入るので、日常使いができる汎用性の高さも十分です。オーブントースターの買い替えを検討している人にもオススメな調理家電です。
あのメニューが手軽に!「ラクレットフォンデュメーカーメルト」(レコルト)
アニメ「アルプスの少女ハイジ」に登場することでも知られる、スイスの家庭料理「ラクレット」。とろーりとしたチーズがいやがおうにも食欲をそそるあのメニューを、手軽に自宅で楽しめるのが、レコルトから発売された「ラクレットフォンデュメーカーメルト」です。
上段で食材を焼き、下段でチーズを溶かす
上下に分かれた特徴的なデザインは、上段で肉や野菜を焼き、それが焼けるあいだに下段でチーズをほどよく溶かすという仕組み。小さいながら温度調節機能もあり、食材はしっかり焼けます。プレートは凹凸があるグリル用とフラットなフォンデュ用の両面仕様。付属のココットを使って、フォンデュやバーニャガウダをテーブルで楽しめるのも魅力です。
アイデア満載なレシピ集も付属しているので、さまざまなメニューが楽しめます。チーズをブレンドして、新たな味を発見するのも一興でしょう。
コンパクトでお手入れも簡単
プレートは簡単に取り外せるのでお手入れも簡単。本体サイズもコンパクトで、他のお料理が並んでいても、邪魔にならずに使えるでしょう。
可愛らしい色合いと目新しさで、まさにSNS映えする新しい調理家電。ワインとチーズで、夫婦ふたりでの家飲みにもおすすめです!
野菜がメインディッシュに!「ベジタブルスパイラルスライサー」(クイジナート)
クイジナートの「ベジタブルスパイラルスライサー」は、その名のとおり野菜をいろいろな形に切ることができるスライサー。
切り方は薄切り、細切り、らせん切り、スパゲッティ切り、リボン切りなど全8種類を用意。いつもと同じ野菜も切り方を変えるだけで、華やかなサラダに仕上があります。
野菜を麺状に切る“スパゲッティ切り”なら、パスタ感覚で野菜をメインディッシュとして楽しむことも可能。見た目の良さと健康を両立した、女性に喜ばれるアイデア家電と言えるでしょう。また、野菜ぎらいの子どもでも、見た目のおもしろさにつられてつい手がでるかも!
【おまけ】お手軽燻製器「フードスモーカー」(グリーンハウス)
調理家電とまではいきませんが、食卓にあるとちょっとうれしいアイテムも紹介。グリーンハウスの「フードスモーカー」は、スモークチップの臭いを食材につけることで、3〜10分程度で簡易冷燻が作れるお手軽燻製器。本格的な燻製ではありませんが、いろいろな食材を簡単に燻製“風”にできるので、家飲み派の人にはうれしいかも。
乾電池式かつコンパクトなので、食卓やアウトドアでも使えるのも魅力。容器に煙が充満すれば、気分も盛り上げるでしょう。
食欲の秋をさらに美味しく楽しむための調理家電を5商品+αご紹介しました。それぞれに、ならではの魅力・楽しみ方が用意されているので、気になる商品はぜひ店頭などで実物を確認して、購入を検討してみてくださいね。
◆監修・執筆/戸井田 園子
性能・コスト・デザインなどを総合的に判断し、製品選びに役立つ情報を発信する家電コーディネーター。総合情報サイトAll Aboutの家電ガイドを始め、雑誌、テレビ、ラジオなど数多くのメディアで活躍中。