意外とサボっても大丈夫!?レンジフードの掃除、理想の頻度はどれくらい?
2023/05/19
日々の家事で気になるけど、正解がよくわからないことってありますよね?そんな疑問について、アクティア株式会社が提供する家事代行サービス「カジタク」に所属する「美部屋(掃除・片付け)コンサルタント」の山口奈穗子さんに、「キッチンのレンジフード掃除」の頻度を教えてもらいました。
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レンジフード掃除は意外とサボっても大丈夫!?
トイレ掃除のサボっていい限界、シンク掃除のサボっていい限界など…カジタクの山口さんに教えてもらう「家事の限界シリーズ」。過去の記事では、ズボラーな主婦たちをドキッとさせたり、ホッとさせたりしてきました。
今回のテーマである「レンジフード」も、ついサボりがちになる掃除スポットだけに、ドキドキしている方も多いでしょう。「もう数年間、状態を見てすらいない…」という人も少なくないのでは?早速、理想の掃除頻度を教えてもらいましょう!
「レンジフードを利用する頻度にもよりますが、揚げ物料理をほとんどしないご家庭であれば、2~3年に1回でOKです。揚げ物料理をよくされる場合は、1年に1回程度の掃除をしましょう」
なんと、利用状況によっては2~3年に1回の掃除でOKという、過去に例がない大甘な判定が出ました!レンジフードは年末の大掃除のときだけ掃除する人が多いと思いますが、それは正解ということ。
なお、ここで言うレンジフードとは、円筒状のファンが回転する“シロッコファンタイプ”のもの。プロペラファンを回す換気扇ではありませんので、ご注意を。
ちなみに山口さんいわく、プロペラファンに関してもシロッコファン同様に、揚げ物をする回数や外付けフィルターの有無でかなり変わるものの、理想は1年に1回程度の掃除でOKとのこと。
レンジフードの掃除をサボり続けるとどうなる?
最短でも1年に1回掃除すればいいレンジフード。しかし『1年や2~3年なんて甘い。我が家はもう5年くらい放置しているし、揚げものも大好きな家庭なの』という人もいるかもしれません。
そんな人に危機意識を持っていただくためにも、レンジフード掃除をサボり続けると起きる、怖い話を山口さんに教えてもらいましょう。
「レンジフードの掃除を怠ると、料理中に吸い上げられた油やホコリがレンジフードのフィルターに吸着し、フィルターが目に見えるほど黄ばんだり、ギトギトした汚れがついてしまいます。さらに、この汚れを放置しておくとさまざまな問題が起きるのです。たとえば、フィルターに吸着した油汚れが垂れ落ちて、料理に混入してしまう可能性があります。衛生的にもよくありませんし、せっかくの料理が台無しになってしまいます。」
フィルターの汚れが、料理に混入!実際に起きたら、これはかなりショッキングですね。百歩譲って混入する瞬間を確認できれば作り直せますが、見ていないところで混入したら…考えるだけでもゾッとしてしまいます。
「また、キッチン全体がベタベタになります。フィルターが汚れたままだと換気を正常に行うことができず、汚れた空気を外に排出することができなくなります。その空気がキッチン内に充満してしまい、壁や床がベタつくことにつながるのです。さらには、換気力も低下するので電気代も少々高くなる可能性があります。」
レンジフードの汚れは、家全体の汚れにもつながる可能性が!しかも電気代まで高くなってしまうかも、とのこと。
「まずは汚れ対策をしましょう。100円ショップでも売っているフィルターの上から被せる“外付けフィルター”はオススメ。フィルター自体の汚れが軽減されますし、簡単に交換もできるので常にキレイな状態を保てますよ。
また、汚れてきた外付けのフィルターを交換するタイミングで、本体のフィルターも軽く拭き掃除すれば、さらに汚れが溜まりにくくなります。合わせて、フード部分や外側のパネル部分も拭くことで、ホコリが落ちることも少なくなりますよ」
日頃から簡単な汚れ対策をしておくだけで、掃除するときの手間がグッと減るそうです。
レンジフードの掃除は最短でも1年に1回でOK。面倒くさがらずに行うだけで、快適な生活が送れるならやらない手はありませんよ!