ブロッコリー

じつはおすすめできない!?ブロッコリーのNGな食べ方

2024/10/17

ビタミンやタンパク質、カルシウムなどが含まれる栄養豊富なブロッコリーは、ふだんの食卓で取り入れている人も多いのではないでしょうか。ただ食べ方によっては、栄養を逃してしまう複数の「落とし穴」が…。

今回は、野菜ソムリエ・食育インストラクター・気象予報士として活躍する植松愛実さんに、ブロッコリーの「もったいない」NGな食べ方と、おすすめの調理法を教えてもらいます。

サンキュ!STYLE 取材班メンバー。気象予報士として講演・執筆を行うかたわら、野菜たっぷりの作り置き料理を...

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「水で冷やす」はNG!

ブロッコリー

ゆでたりレンジ加熱したりしたブロッコリーを冷やそうとして、水に浸したり流水に当てたりする人がいますが、これはNG。ブロッコリーの貴重な栄養が、どんどん流れ出て行ってしまいます。

加熱後のブロッコリーは、ザルに上げてしばらく放置することで冷やしましょう。余熱でさらに火がとおるので、少し早めに加熱を切り上げてザルに移すのがおすすめ。早めにザルに移すことができなかったときや、冷却時間を短くしたいときは、ブロッコリーの上に氷をいくつか置いておくと、比較的短時間で冷めます。

NGとまでは言わないけど…できれば「ゆでないで」

ブロッコリー

ブロッコリーはゆでて塩やマヨネーズをつけるだけで食べることができ、食卓のボリュームも出るので、ゆでて食べているという人も多いかもしれません。しかし、ブロッコリーの栄養素は水にとけ出しやすいものが多いのが特徴。

そのため調理時にゆでてしまうと、かなりの部分の栄養素が逃げていってしまいます。もちろん、冷やすときに前述のように水にさらさずザルにあげておくことで、ある程度残せる栄養素もあるのですが、できればゆでる以外の方法で加熱するのがおすすめです。

野菜ソムリエおすすめの食べ方は?

ブロッコリー

ブロッコリーをゆでないほうがいい…ということは、どのように食べるのがよいのでしょうか。

ひとつの方法としては、レンジ加熱があります。洗って食べやすい大きさに切ったブロッコリーを耐熱容器に入れ、水を少しふりかけてからレンジにかけると、簡単に加熱ができます。1/2株だと2~3分でやわらかくなることが多いです(ご自宅の電子レンジの特徴にあわせて加熱してください)。

一方、野菜ソムリエである筆者がもっともおすすめするのは、フライパンでグリルする方法です。小房にわけたブロッコリーを片面ずつ焼き色がつくくらいまで焼くと、ちょうど食べごろ。ほかの野菜や、ソーセージなどをいっしょに焼いてもいいですね。

そのほか、フライパンで蒸し焼きにするのもおすすめ。フライパンには油をひかずに、食べやすく切ったブロッコリーを並べて、レンジ加熱のときと同じように水を少し振りかけてから、ふたをして中火で3~4分蒸すとやわらかくなります。ゆでた場合と仕上がりが近くなるので、いろんな料理に使いやすいですね。

優秀すぎるブロッコリーをあますところなくいただこう!

ブロッコリーには、ビタミンCや葉酸など女性にうれしい栄養素のほか、タンパク質やカリウム、食物繊維など多岐にわたる栄養素が豊富に含まれています。しかし、この記事で解説してきたように、食べ方によっては栄養を損なってしまうことも…。ぜひ今回ご紹介したポイントをおさえて、ブロッコリーをおいしく、そして栄養を逃さず食べてくださいね!

■執筆/植松愛実さん
気象予報士と出張料理人の両面で活動中。気象・防災に関するヒントのほか、野菜ソムリエ・食育インストラクターとしておいしい食材のおいしい食べ方を発信中。
編集/サンキュ!編集部

 
 

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