ビタミンやミネラルが豊富なブロッコリー

ブロッコリーは冷蔵より冷凍すべき!解凍時の「残念…」を防ぐ”ひと手間”を野菜ソムリエが解説

2024/09/22

食卓に彩りもボリュームも出るブロッコリーですが、ちゃんと冷蔵していたのに数日で先端が黄色っぽく変色してしまった…という経験をしたことがある人も多いのでは。ブロッコリーはやわらかな「つぼみ」の部分を食べる野菜なので非常に繊細で、冷蔵より冷凍がおすすめな野菜の代表格です。

しかし、繊細であるがゆえに、冷凍ブロッコリーを解凍したときに残念な姿になってしまうことも…。今回は、野菜ソムリエ・食育インストラクター・気象予報士として活躍する植松愛実さんに、「残念」を回避するための「ひと手間」を教えてもらいます。

サンキュ!STYLE 取材班メンバー。気象予報士として講演・執筆を行うかたわら、野菜たっぷりの作り置き料理を...

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【生で冷凍のコツ1】ラップで小分け

ブロッコリー

たいていの野菜、冷凍するとき、洗って食べやすい大きさに切って、ジッパーつきポリ袋などの保存袋に入れて冷凍庫にしまいます。ブロッコリーもおおむねこの手順でよいのですが、異なるのはデリケートな「つぼみ」部分の保護です。

食べやすい大きさに切ったあと、ラップでできれば1個ずつ、時間のない場合は3個くらいずつ、包んでから保存袋に入れましょう。こうすることで、食べる際に繊細な先端部分がボロボロ…という状況を避けることができます。

【生で冷凍のコツ2】調理時は凍ったまま&極力さわらない!

ブロッコリー料理

冷凍野菜はたいていの場合、凍ったままでも解凍してからでも調理に使えますが、ブロッコリーの場合は解凍してしまうと先端からボロボロとくずれてしまうことがあります。せっかく工夫して冷凍したのに調理時に台なしにしてしまうともったいないので、凍ったまま鍋やフライパンに投入しましょう。

そして、火をとおす間も、できるかぎり菜箸などの調理器具でさわらないようにしましょう。フライパンで調理する場合は、グリルするように片面ずつ焼き目をつけていくイメージで、菜箸でひっくり返す回数は最小限にしてください。

「冷凍前に加熱」という選択肢も

ブロッコリー

ここまで、買ってきたブロッコリーを生のまま冷凍し解凍調理する際の「ひと手間」をお伝えしてきましたが、もし買ってきた当日にさらなる「ひと手間」をかける時間があるなら、冷凍前に加熱しておくのがおすすめです。

その場合は、洗って食べやすい大きさに切ったブロッコリーを、いつも自身がやる方法でやわらかくなるまで加熱します。鍋でゆでてもフライパンで蒸しても、あるいは電子レンジで加熱してもOKです。

そのあとは、水気を切って粗熱を取ったら、そのまま保存袋に入れて冷凍します。この場合はラップでつつむ必要はありませんが、袋に入れたらできるだけ空気を抜いて冷凍しましょう。

■執筆/植松愛実さん
気象予報士と出張料理人の両面で活動中。気象・防災に関するヒントのほか、野菜ソムリエ・食育インストラクターとしておいしい食材のおいしい食べ方を発信中。
編集/サンキュ!編集部

 
 

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