暑さはメリットにもなる!夏のあいだにやっておきたい家事4選
2024/08/23
大掃除というと年末というイメージがあります。しかし、掃除は年末だけではなく、季節ごとに適した掃除があるのです。
たとえば夏のメリットは気温が高いことです。気温が高いということは、水を使った掃除などはやりやすいし、油汚れも落ちやすいのです。また、洗濯物なども乾きやすいので、夏のうちに効率よく洗濯をしておきましょう。
そこで、今回はハウスクリーニングのスタッフとして働く掃除のプロ、土井恵子さんに、夏にこそやっておきたい家事や掃除を教えてもらいました。
1.網戸など水を使った掃除は夏のうちに!
寒くなるとどうしてもおっくうになってしまう水を使った掃除。夏ならば苦になるどころか、気持ちよかったりしますね。その代表が、網戸やサッシの掃除です。
また、お風呂場なども夏場は気温が高いので、水で掃除しても大丈夫です。せっかくなので、天井から壁などしっかり、洗いましょう。まずは、換気扇をまわし、掃除は上から下へ進めていきましょう。ヘアキャッチャーも取り外して掃除をしましょう。
また、水を使った掃除ということでは、床の拭き掃除なども夏のうちにやっておくと、年末の大掃除なども楽になります。床だけではなく、壁やドアなども拭き掃除をしておきましょう。
2.レンジフードの油汚れは夏のうちに落としておきましょう
気温が高い夏は油汚れを落とすのには最適な季節です。キッチンなどの油汚れはもちろんですが、換気扇もぜひ掃除をしておきましょう。
ほとんどの換気扇にはフードがついています。取り外しができるので、外して中性洗剤を入れた水につけておくと汚れが落ちやすくなります。その後、古い歯ブラシなどでこすって掃除をします。
フードを外すとシロッコファンが見えます。これも外し、中性洗剤などを入れたぬるま湯に漬け置きをしておくと自然に汚れが落ちます。その後、古い歯ブラシなどで汚れを落としていきましょう。
夏だとついつい素手で掃除をしがちですが、ゴム手袋をするのを忘れずに。
また、シロッコファンの取り外す方法は説明書に載っています。取り外しに不安があるというかたはプロにまかせてもいいかもしれません。
3.エアコンの掃除もこまめにしておきましょう
エアコンの掃除は、夏が終わってからと思っている人も多いと思います。大がかりな掃除や業者に頼むのはそれでいいかもしれませんが、フィルターなど自分でできる掃除はこまめにしたほうがいいでしょう。
フィルターは掃除をすることで、エアコンの効きがよくなったりしますし、電気料金の節約にもつながります。1~2週間に1回の頻度でやっておけば、さほど汚れがつかず、1回あたりの掃除は楽になります。
浴室やトイレなどもそうですが、まとめて掃除するのではなく、こまめに掃除をするほうが、1回の掃除時間など短くなり、効率的です。
4.大物の洗濯をすべてすませる
夏は気温が高く洗濯物がすぐに乾きます。そこでまとめて大物の洗濯物をすべて洗っておくことがおすすめです。シーツ、ベッドカバー、毛布といった寝具関係。カーテンやラグなども夏のうちに洗っておくといいでしょう。冬ならなかなか乾きにくいものでも夏ならすぐに乾きます。
夏は洗濯物がすぐに乾くので、晴れた日なら午前と午後に1回ずつ洗濯できます。夏のうちに多くの洗濯物を片づけておきましょう。
まとめ
夏は気温が高いのですが、家事にとってこの気温が高いというのは、メリットも多いのです。今回紹介した以外でもいろいろありますので、夏のうちに終わらせてください。
逆に気温の高さでおっくうになる家事もあります。たとえば、火を使った料理ですね。そういう場合は、電子レンジなどを駆使し、火を使わない工夫をしましょう。また、換気しながらの掃除も夏は暑くて、動くのもおっくうになりますね。そこで、早朝の涼しいうちに掃除をするようにしてみてもいいかもしれません。
大掃除は、年に1回ではなく、季節ごとに分散して行うほうがメリットも多いので、夏向きの掃除は夏のうちにすませておきましょう。
◆教えてくれたのは・・・土井恵子さん
アパートやマンションの原状回復工事、在宅ハウスクリーニングを請け負う会社に長年勤務したのち独立。現在はフリーでハウスクリーニングの業務に携わっている。
◆文/増田剛己
WEBや雑誌などで散歩関係の記事を書いているフリーライター。主な著書に『歩考力』(ナショナル出版)、『思考・発想にパソコンを使うな』(幻冬舎新書)などがある。