歩くことは健康維持のためには必要だけど夏は暑すぎて散歩どころじゃないんだけど、どうすればいい?「散歩ガイド」が教える真夏の外出のコツ

歩くことは健康維持のためには必要だけど夏は暑すぎて散歩どころじゃないんだけど、どうすればいい?「散歩ガイド」が教える真夏の外出のコツ

2024/07/26

昔に比べて夏は暑くなりましたね。2024年から環境省は暑さ指数が33度以上になる場合は「熱中症警戒アラート」を発令するようになりました。不要不急の外出は控え、エアコンの効いた室内で過ごすことが推奨されています。

しかし、人間に歩くことは必要です。歩かなければどうなるかといえば、筋力や骨密度が低下し、高齢者などは転倒しやすくなります。また、精神的にも気分が落ち込んだりしてしまうので、なんとか工夫して、歩きたいものです。

そこで、今回は総合情報サイトのAll Abouで散歩ガイドをやっている私、増田剛己が夏の散歩および外出する際のポイントについてアドバイスをしていきたいと思います。

WEBや雑誌などで散歩関係の記事を書いているフリーライター。主な著書に『歩考力』(ナショナル出版)、『思考・...

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早朝や夕暮れの散歩を!

歩くことは健康維持のためには必要だけど夏は暑すぎて散歩どころじゃないんだけど、どうすればいい?「散歩ガイド」が教える真夏の外出のコツ

やはり夏のあいだは昼間暑いので、早朝や夕暮れといった時間帯を選んで散歩するのがいいでしょう。とくに早朝はおすすめです。また、昼間でも地下街などは直射日光も当たらず、冷房なども効いているので、お散歩におすすめですね。とくに東京駅や新宿駅などの地下街はかなり広いので、十分に散歩できますよ。

疲れたらカフェなどで休憩しながら歩くのもいいですね。ただし、夜間の散歩は推奨しません。暗いので、視界が悪く、ついついつまずいたりしがちです。安全面からも明るいうちの散歩がおすすめです。

日傘、飲料水などは必須です

日傘、飲料水などは必須です

熱中症警戒アラートが出ていなくても30度を超えているときは外に出ないほうがいいでしょう。また、28度や29度でもちょっときついなと思うときは散歩はやめておきましょう。

気温が低くても湿度が80%を超えていると散歩には適しません。気温だけではなく、湿度にも気を配りましょう。最近は今いる場所の湿度がスマホなどでも調べられるので活用してください。

出かける場合は、必ず日傘をさして、飲料水を持ち歩きましょう。僕は晴雨兼用の折り畳み傘を持ってでかけます。日傘にもなりますし、雨のときも活躍してくれます。

また、なるべく日陰を歩き、こまめの水分補給と休憩をとりましょう。少しでも体がだるいなと思ったら、散歩を中止するなり、しっかり休憩をとりましょう。

水分補給は、コンビニを見つけてから飲み物を購入しようと思わず、自宅から水筒などで持参しましょう。空のペットボトルは、雑菌などが繁殖しやすいのでおすすめできません。

自宅やその周辺を散歩コースにする

歩くことは健康維持のためには必要だけど夏は暑すぎて散歩どころじゃないんだけど、どうすればいい?「散歩ガイド」が教える真夏の外出のコツ

「不要不急の外出を控える」というのは、コロナ禍のときにすでに経験をしました。そのときに実践していたのが、自宅内をうまく散歩するという方法でした。

家の中に散歩コースをつくって歩くのです。窓から見える景色を見たり、廊下を行ったり来たりしながら歩いていると、万歩計ではけっこう歩数がいきますよ。また、マンション住まいの方は階段を上り下りするだけでもけっこう歩けます。

自宅の周辺の日陰を歩き、自宅内に戻って、自宅内を歩き、また外に出るといった自分なりのコースをつくってみるのもいいですね。

また、近所にジムがあるという人はウォーキングマシンで歩くのもいいですね。とくかく工夫次第で自分の環境に合ったウォーキングコースをつくってみましょう。

クールリングを首に装着して歩く

歩くことは健康維持のためには必要だけど夏は暑すぎて散歩どころじゃないんだけど、どうすればいい?「散歩ガイド」が教える真夏の外出のコツ

現在は首に巻いて体を冷やす商品が色々と出ています。首かけ型のいい点は両手が自由に使えるところです。散歩の際は必ず両手をあけておいてください。転倒などした際も両手が使えれば被害が少なくなります。

僕は冷蔵庫で冷やして首に巻く簡易なものを使っています。30分~1時間位しか持ちませんが、そんなに長時間散歩するのもよくないので、冷えなくなったら帰宅するようにしています。

まとめ:夏の散歩は無理しないこと!

今回紹介した夏の散歩方法ですが、いろいろ組み合わせて、自分に合った方法の散歩をしてみましょう。とにかく夏の散歩は無理しないこと。少しでもしんどいと思ったら中止してください。また水分補給などは喉がかわいてから飲むのではなく、こまめに少しずつ吸水してください。しっかり歩いて健康的な生活維持していきましょう。


■監修・文/増田剛己
WEBや雑誌などで散歩関係の記事を書いているフリーライター。主な著書に『歩考力』(ナショナル出版)、『思考・発想にパソコンを使うな』(幻冬舎新書)などがある。

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