スポンジはどれくらいの頻度で変えるのがベスト?3つのおすすめ商品もご紹介
2022/06/07
日々の家事で気になるものの、正解がよくわからないことについて、家事代行サービスを展開するカジタクに所属する山口奈穂子さんに教えてもらいました。
今回のテーマは「キッチンのスポンジを取り替えるタイミング」についてです。
※本記事は、過去に掲載した以下記事を統合したうえで一部編集を加えたものです
■食器スポンジのおすすめは?デキる主婦がリピ買いする3つのスポンジを徹底レポ(2020/12/28掲載)
■スポンジはどれくらいの頻度で変えるのがベスト?(2019/04/05掲載)
スポンジの交換、理想は2~3週間に1回の頻度
毎日使うスポンジ。みなさまはどれくらいまで使っているでしょうか?とくに利用期間は意識せず、ボロボロになるまで使っている人も多いでしょう。しかし、それは使いすぎの可能性が……。
「利用状況や商品の種類にもよりますが、一般的なスポンジであれば2~3週間に1度は取り替えるのをおすすめします。⻑く使っても1カ月に1度は取り替えると考えてください。ネットつきのスポンジであれば、内側のウレタン部分が縮んできたタイミングが替えどきになります」(カジタク山口さん、以下「」内同)
理想の頻度とは言え、2~3週間はけっこう短い感じがしますよね……でも、これにはちゃんと理由があるんです。
「2~3週間経つと購入当初の硬さを失って泡立ちが悪くなったり、端から崩れてしまったり洗浄力が落ちたりしてきます。また、スポンジの内部は汚れやバイ菌が入り込みやすいので衛生的な面でも使い過ぎは避けたいです」
確かにスポンジでもっとも重要なのは“洗浄力”ですから、それが落ちてきたら無理に使い続けるのは避けたいところですよね。そのうえ、汚れやバイ菌も増えるとなったら……使い続ける理由はありません!
スポンジのおすすめ活用法は交換前にちょっと再利用
とは言え、せっかく買ったスポンジ、少しでも長く利用したいという人も少なくないはず。そんなときは、捨てる前にちょっとした再利用をしちゃいましょう。
「食器洗い用のスポンジであれば、劣化したあとほかの用途に使うのもアリです。たとえばシンク掃除用にしたり、洗面台などちょっとした水回りに再利用したりするのもよいでしょう」
食事に直接触れる食器類でなければ、ある程度の劣化もそれほど気にせず使えますね。これであれば、1つのスポンジを2~3週間以上活用することができそうです。
ちなみに、梅雨の時期などはスポンジの衛生面が気になるという人も多いでしょう。そこで山口さんに、スポンジのケア方法についても聞いてみました。
「スポンジを洗うときは、食器洗い洗剤でクシュクシュと握って洗浄したあと、しっかり乾燥させることで衛生的に使えます。また、さきほどもお伝えしたとおりスポンジは内部に汚れやバイ菌が入り込みやすいので、ときどきキッチン用の漂白剤で消毒もしたほうがいいですね」
適切なケアと定期的なスポンジ交換でキッチンを清潔に保てば、毎日の食事も安心していただけますね!
食器スポンジでおすすめな3商品を徹底解説
食器スポンジにはさまざまな素材や形状のものがあり、価格もそれぞれ。良い製品がたくさん販売されていますが、「これ!」というものが見つからず、「スポンジジプシー」をしているという人も少なくないのではないでしょうか。
サンキュ!STYLEライターの福田由季子さんは、数年前まではそのときどきでいろいろなものを購入していましたが、今は今回ご紹介する3つのスポンジで落ち着いているそうです。今回は、その3つのおすすめの食器スポンジをご紹介します。
おすすめ商品1:ダスキン台所用スポンジ
最初にご紹介するのは、ダスキンが発売している食器スポンジです。このあとでご紹介する2つを見つけるまでの数年間、福田由季子さんは、これだけをリピートして使い続けていたとのことです。
ダスキン台所用スポンジは3層構造になっており、表が目の粗いスポンジ面で、裏が硬めの研磨剤入りスポンジ面。一般的な食器は表のスポンジ面で洗い、茶渋やコゲつきなどは裏の研磨剤入りスポンジ面で洗っています。
ダスキン台所用スポンジのメリット
サイズが大きくしっかりしている
ダスキン台所用スポンジには、サイズが大きく形がしっかりしているという特長があります。大きいお皿や広い面が洗いやすく、深めのコップの底までスポンジが届くのできれいに洗えます。
茶渋や焦げつきが取れる
裏の研磨剤入りの面は、マグカップについた茶渋や鍋の焦げつき取りにとても便利です。とくに茶渋は簡単に取れるので、強くこする必要もありません。ただし、研磨剤入りのため、食器の材質によっては傷つくこともありますので注意してくださいね。
ダスキン台所用スポンジのデメリット
サイズが大きく硬めなので下ろしたては使いづらい
ダスキン台所用スポンジは、サイズが大きく硬めです。これはメリットでもある一方で、女性の手には大きく、とくに使い始めのころは硬く柔軟性に欠けるというデメリットがあります。ただし、数日使うとやわらかく、使いやすくなります。
おすすめ商品2:亀の子スポンジ
亀の子たわしで知られる亀の子の食器スポンジがあるのをご存知ですか?近年人気が高まっており、リピーターの多いスポンジ。2層構造のものもありますが、福田由季子さんが使っているのは目が粗いウレタン製の1層構造の食器スポンジです。
亀の子スポンジのメリット
泡立ちがよく、扱いやすい
亀の子スポンジは、目が粗くて泡立ちの良いスポンジ。洗剤をつけてキュッキュッとするとよく泡立ちます。研磨面のない1層構造で、やわらかくて手によく馴染むため、こまかい場所なども扱いやすいという特長があります。
抗菌効果が高い
亀の子スポンジには、銀イオンの抗菌剤が練りこまれています。抗菌効果が高く、また目が粗く水切れが良いため、衛生的で安心して使えるというメリットがあります。
亀の子スポンジのデメリット
泡もちは若干劣る
亀の子スポンジを使っていて気になるのは、水切れが良い分、泡の持ちがよくないという点。泡立ちは良いのですが、ほかの食器スポンジと比較すると泡が消えやすい印象があります。ただし、それでもやはり使い勝手が良いためリピートして使っています。
おすすめ商品3:サンサンスポンジ
福田由季子さんが今最も気に入っているのは、このサンサンスポンジ。通販サイトで大人気の食器スポンジで、SNSにもよく登場するのでご存知の人も多いでしょう。カラーはグリーン、ピンク、レッドなど数種類ありますが、ブラックを好んで使っているそうです。
サンサンスポンジのメリット
洗いやすい
サンサンスポンジは、亀の子スポンジと同じ1層構造です。研磨面がないためやわらかく扱いやすいですが、亀の子スポンジよりも弾力がある印象。目が粗く泡立ちも良いため、洗いやすい食器スポンジです。
耐久性が高い
サンサンスポンジを使ってみて驚いたのは、劣化しにくく長持ちするという点。先にご紹介した2つのスポンジも耐久性の高い良質なものですが、サンサンスポンジはその上をいく耐久性の高さだと感じています。
この写真は、それぞれ1カ月間使った食器スポンジです。
ダスキン台所用スポンジと亀の子スポンジは1カ月程度使って交換していますが、サンサンスポンジは1カ月間使ってもきれいなまま。耐久性が高くなかなか劣化しないうえに、長く使っても臭いなども気にならないため、交換するタイミングがよくわからないという声もよく聞かれます。
薄くてかさばらない
サンサンスポンジはこのように圧縮状態でパッケージされており、薄くてかさばらないというメリットがあります。ほかの食器スポンジと比較すると、その薄さは一目瞭然。一般的な食器スポンジはストックするとかさばりますが、サンサンスポンジは場所を取らないので本当に助かっています。
サンサンスポンジのデメリット
サンサンスポンジを使っていて1点だけ気になっているのが、茶渋を取りきれないときがあること。茶渋が簡単に取れるダスキンの台所用スポンジと比較すると不便に感じます。ただしそれを加味してもなお、福田由季子さんが現在総合的に最も気に入っているのは、サンサンスポンジです。
今回はおすすめスポンジを3点ご紹介しました!3つの中から1つに決めていない理由は、どれも気に入っていて1つにしぼれないから。どれもぜひ試してほしい商品です!ぜひチェックしてみてください。
◆記事を書いたのは・・・福田由季子
IT系・金融系の会社を経営。2児の母。銀座コーチングスクール認定コーチ。アスリートフードマイスター。日本園芸協会認定ガーデンコーディネーター&ハーブコーディネーター。キッズアスリートのスポーツメンタルコーチとしても活動しています。
※商品情報は記事執筆時点(2020年12月)のものです。店舗によっては取り扱いがない場合があります。